前書き(注意書き)
・フリット君が生まれた時から女の子です
・カップリングはウルフ・エニアクル×フリット・アスノ(♀)になります
・前に書いた「Weiβ flamme」の続きで二話目です
・オリキャラが出てきます
・生理ネタあり
・捏造多め
以上の項目に吐き気や頭痛などの症状が出た方はこのページから脱出しましょう。
大丈夫だった方はビームラリアットの攻撃を受け止める準備をしてから続きへどうぞお進みください。
地球連邦軍は火星圏国家からのテロ行為に対して警戒は怠っていないが、約三年間彼らからの襲撃は沈黙を守っている。
しかし、抗争が全く無いわけでもなく、小規模ながらの戦いもあれば、ヴェイガンなど別の宙域のことだと言わんばかりに変わりなく紛争が起こっている為に連邦軍は抑止力、それ以上になければならないものであった。
ヴェイガン達の宇宙要塞アンバットを撃墜したことで、フリットは連邦軍から重任扱いされているが、それがために軍から離れられなくなった。
もともとは技術士になるつもりであったが、幾つもの糸が絡みに絡み合ってパイロットとしても軍に付くことになれば軍属ではなく軍人扱いとなる。
一週間高等学校に通っては、一週間軍人となるを繰り返している生活が続いている。軍の仕事の状況によっては高校に通う日数も変更はするが、だいたい一週間を区切りにしていることが多い。
今日も一週間の学園生活を終えて総司令部ビッグリング基地に赴いている。
高等学校も何故そのような待遇を許しているのかというと、学園の理事長は元連邦軍人であり、退役後に親が管理していた学園を引き継ぐことになったそうだ。
ガンダムは軍極秘とされているため、連邦軍から総司令部の格納庫を使用するように指示されていた。
ガンダムの姿はヴェイガンにも知られているし、宇宙を飛んでいる報道陣や海賊、更には一般人に何度かカメラで撮られている。
しかし、ガンダムと同じ性能のモビルスーツを他に作られてはこちらが不利になるために守秘義務を持たせて連邦軍が預かっているという具合だ。
ガンダムの姿は知っているが、どんな性能で機能を持っているのか知らない連邦軍人も多いだろう。
フリットはガンダムのコクピットの高さまである階段を組み立てた通路に座り込み、ハロを通してAGEシステムの調整をしていた。
今は工具を使ったりしていないので作業着ではなく学園の指定制服を着たまま作業している。しかし、コンクリートのように冷たい通路の上で正座をしたくないのは分かるが短いスカートで胡座をかいているのは目のやり場に困るというもの。
周囲の整備士達がそんな状況でいるのを見かねてなのか、救いの声がフリットの背後から掛けられる。
「フリット、お兄さんとしては下着が見えてないか心配です」
「!!?」
フリットが作業を一段落したタイミングを見計らっての注意は効果抜群で、フリットは慌ててスカートを押さえることと正座を同時にやってのける。
罰の悪そうな顔を赤く染めてフリットが振り返り見上げる先にいたのはラーガンだ。
「お前んとこの制服短すぎなんだよ」
「それは僕も思います」
いつもはスパッツも着用しているのだが、学生寮に忘れてきたことを失念していた。
「ま、ところでさ、ウルフ隊長には会ったか?」
「………」
むすっとして黙り込んだフリットにラーガンは苦笑する。
「俺と顔会わしそうになると逃げられるってぼやいてたぞ」
「知りません」
フリットもあの放送を見てからエミリーやディケに言われたように連絡を入れるべきなのかもしれないと考えていた。
しかし、エミリーの母親が大事にしているラジオを修理しにアモンド家を訪ねに行ったその日、おばさんには「フリットが有名人から求婚されるなんて考えたこともなかったわ。でも、あの人見る目あるのね」と言われ、夕食を共にしていたおじさんには「フリットがもうお嫁に行くなんて僕は悲しいよ」と話が飛躍しすぎていてエミリーと一緒に絶句したのは言うまでもないことだろう。
学園では上級生に睨まれて肩身の狭い思いもした。昔から同級生達からのやっかみなどはあったが、それに対して行動したことはなく、言うだけ言って相手はそれで修まるから放っておけば大事になったりもしなかった。喧嘩なんてのもエミリーと口をきかなくなるとかそんな些細なものしかしたことがない。
そんな人生だった為、修まりを見せない上級生達の視線に圧力をずっと感じていてフリットの疲労は蓄積されていった。
これら全ての元兇がウルフのことなのだから、そう簡単に顔を会わしたくはない…というのは、フリットが自分に言い聞かせている理由だ。
奥底の本心では、顔を合わせれば挨拶は出来ても、話しかけられたら絶対に意識せざるを得なくなり、いつも通りのフリット・アスノでいられる自信が無くなるからだ。
そんな思いを抱いていてフリットはウルフを避けている。
「ウルフのこと嫌ってるわけじゃないよな」
「まぁ…嫌いということはないですけど」
たまに苦手だと思うことはあるが、嫌悪を抱くような相手ではない。パイロットとしては尊敬もしている。
「あの人の肩を持つわけじゃないが、フリットは難しく考えすぎなんじゃないか?」
ラーガンはフリットと視線の位置を近づけるためにしゃがみ込んでそう言った。
人とよりも機械と向き合っていることの多いフリットは普通の人より感情が淡泊になりがちである。こう組み合わせれば正解というプログラムを理解しすぎているが故に自分にも周囲にも正しさを求めすぎでもある。
バルガスも自分以上に頑固者だと評価しているのだから、ラーガンの見解はそれほど外れてもいないだろう。
「ラーガン?」
難しく考えている自覚のないフリットはどういう意味なのかと、目の前の兄貴分の名を呼んで問いかける。
「お前はまだ思った通りに行動していい歳なんだ。結論から決めつけてしまっては後戻り出来なくなるぞ」
遠回しな言葉だが、ウルフに対しての自分がすべきことの後押しであることは明白だ。
そう受け取ってしまえるのだから、フリットは奥底の本心に否応なく気付くことになってしまう。
「要領の良い奴なんて滅多にいない。俺だってそうしたいと思ったことをこの歳でやっと実現出来るようになったんだから、先を越されちゃ兄貴としてのメンツに関わる」
年上としての助言をし、ラーガンは立ち上がるついでにハロを拾い上げる。
ラーガンの言っている事は理解出来る。けれど、素直になるというのは理解することよりも難しいと感じるのだ。
「ハロは俺が散歩に連れてくな」
『サンポ!サンポ!』
ハロはペットではないので散歩の必要性はないのだが、今はどうにもプログラムを組み立てることに集中出来そうにないフリットはラーガンの申し出に頷いてしまう。
そして、ラーガンとハロが見えなくなったところでフリットはゆっくりと立ち上がった。
戦艦よりも設備の整ったビッグリング基地の第三格納庫にGエグゼスは搬送されていた。
エンジニアと調整の相談を終えたウルフは携帯ゼリー飲料を口に含んで飲み干すと愛機を見上げる。
「やっぱ、マッドーナのおやっさんに頼んだほうが融通きくよな」
此処の整備が悪いわけではなく、皆良い仕事をしてくれている。ただ、痒いところに手が届かないのは恋人に振られたような気分と似ているだろう。
時たまフリットにGエグゼスを診てもらっているが、避けられているようでは無理な話だ。
あんなことをするんじゃなかったと後悔はしていない。群のリーダーは堂々としているべきであり、弱ったところを見せるべからずだ。
「ウルフさん」
「ん?」
と、振り返ればずっと避けられていたフリットが距離を二メートルほど空けて目の前に立っておりギョッとする。
しかし、動揺を見せまいといつも通りの調子の良い顔をウルフは見せる。
この基地でフリットが学生服を着用しているのは珍しくて近くを通っていく整備士達が一度振り返っては自分の仕事に戻っていく。
フリットが真っ直ぐにウルフの蒼い瞳を視線で捉えれば、ウルフは僅かに視線を外して片手を首の後ろにあてる。
困ったときや隠し事があるときにこの癖が出ることを知っているくらいにはウルフとは長い付き合いをしていたが、改めてそう知っているんだなと、フリットは胸に留まらせる。
「この間のレースのあれ、本気なんですか?」
声に緊張が混じらないようにフリットは慎重に言葉を選んだ。
ウルフは首後ろの手を離し、腕を組む動作をして会話に間を空けてから口を開く。
「本気だぜ。生半可な気持ちで言ったつもりはない」
視線も合わせられて断言されては息を呑むほどに冗談では済まされなくなる。
顔に集中する熱を俯くことで隠したが、フリットが自身の熱に気付くよりも目の前の先にいる男は気付いていた。
意識してるんだなと安堵と同時に緊張も覚えてウルフは知らず肩に力が入る。
フリットはもう俯くだけで隠し通せているのか分からなくてウルフに背中を向ければ、三つ編みが踊り揺れる。
「だったら、誰かに取られる前に有言実行してください」
自分らしくない言い方だったかもしれないと思うが、今更無かったことにするのは完璧主義のフリットには到底出来ないことだった。
ウルフが何か言う前にと、フリットは此処まで来た道筋を駆けていく。
ガンダムが収容されている特別格納庫へと戻っていくフリットの背中を見送る形になりながら、ウルフはその背中が見えなくなると顔を下に向けて肩を小刻みに震わせる。
これは武者震いだと確信したウルフは牙を剥き出すような笑みを隠しもしない。
あいつは俺が手に入れると宣言したことを実行してみろと勝負を仕掛けてきたようなものだ。
「他の奴なんかに譲るか。俺の獲物だ」
獣のような呻り声が聞こえそうなほどに狼は狩りの始まりを告げる。
さて、どうやって狩ってやろうかと思考を巡らせながら格納庫内の二階通路から階段を登っていると、三階通路で先程Gエグゼスの調整を話し合っていたエンジニアと出会した。
エンジニアの名はアルフィ・ルークと言い、気の知れた者達からはアルと言う愛称で呼ばれているアジア系の青年だ。
「さっきの、アスノ家の子ですよね」
意味ありげな視線を向けられるのは、このチームの間では既にあのレースは伝説扱いされているからだ。しかし、その程度の茶化しには慣れているので、ウルフはラーガンに見せたような悩みは他の者には見せずにいる。
「フリットも有名人になったもんだな」
十七という歳の軍属の人間は他にもいるが、ガンダムを創り上げたフリットは整備士達の間では有名だ。
ウルフが報道でフリットの名を言ってしまったのも知名度を上げた原因になっただけに、有名人にしてしまったのは貴方ではないかと、アルフィは苦笑した。
「で、返事はどうだったんですか?」
馬に蹴られても良いぐらいにはこの白い狼の恋の行方が気になるのは自分だけではなく、ウルフに話しかけるフリットの姿を遠巻きに見ていた何人かの整備士達からアルフィは機会があるようなら訊いてこいとも頼まれていた。勿論、頼まれなくても同じ状況になってはいただろう。
「吹っかけられたぜ。有言実行しろってな」
この言い方だと上手くいったということでは無いのだろう。だが、振られたというわけでも無さそうだ。
闘争心を煽られた男の顔に、アルフィは数える程度にしか言葉を交わしたことのない少女が餌食になってしまうのは近い未来か遠い未来かと思考を巡らせる。
「それで、有言実行しろっていうのは何ですか?」
「俺が手に入れるとか何とか言っただろ?それをやって見せろだと」
「それはまた、強気なご注文ですね」
報道を思い返し、そう言えばそんなことを言っていたなと思い至る。
連邦のエースが揚げ足を取られるなんて滅多にあることではなく、なかなかの曲者を好きになったものだと感心すらする。
「そうだ。あれも本当なんですか?」
「ん、何だ?」
「三年前から目を付けてたって話です。そうだとすると…彼女、十四歳ですよね」
酒の入った席で誰かが宣(のたま)っていたことを記憶から引っ張り出してみるが、言いながら信憑性が全く無い話だと感じる。
言った誰かも冗談だったに違いないと直ぐさま自己完結しようとしたところ。
「そうだけど」
顔を背けたウルフが片手で頭を掻きながらそう言い放つのをアルフィが理解するのにビームスプレーガン五発分の時間を要した。
ウルフが三年もの間手を出さずにいたということにも驚愕だが、ジュニアハイスクールに通っているような年頃の女の子に恋心を抱くとは意外としか言いようがない。
アルフィからなかなか言葉が返ってこないことに罰が悪くなり、頭を掻いていたウルフの手が首後ろに降りていく。
「悪いか?」
「あー、いえ。そんなことは…」
自分より一つ年上で、もうじき大尉に昇進すると噂される男だ。そんな人物とこのような会話を交わしたことは今まで無い。
気紛れから始まった会話ではあるが、相手の新たな一面を知ることに繋がり、思いも寄らない結果が生まれている。
実はウルフに対して男として嫉妬心を少し抱いていたりした時期があったものの、お互いに面識を持つようになってウルフという人間を知ってからは彼の生き様に恍れたものだ。
けれど、それとはまた違った印象にアルフィはどう対処したものかと頭を捻り、歯切れの悪い言葉を返してしまった。
「……本気だ」
「え?」
どう弁解するべきかアルフィが悩んでいる間にウルフは小声で呟き、上手く聞き取れなかった言葉を聞き返すように疑問符を投げかける。
けれど、ウルフは何でもないと手をひらひらと振り、アルフィの横を通り過ぎていく。
「気にするな。あと、俺の恋人のこと宜しく頼んだ」
ウルフの背中が親指で指す方向にはGエグゼスが佇んでおり、その比喩を使われると「二股は駄目ですよ」という言葉が出そうになったが既(すんで)のところで思い留まる。
「了解しました。中尉殿」
苦笑してそう返した。
「本気、か…」
もう一度そう呟き、ウルフは格納庫から離れて割り当てられた自室に向かう中、過去を振り返る。
自分の魅力を理解して磨き、自信を持っている女が好みだ。そういう一流と認めた女は何人かいたのだが、何故今回に限って子供なんかに興味を示したのか正直なところ自分でも未だに理解しかねていた。
さっき鉢合わせたエンジニアとの会話から三年前を振り返れば、少し苦い思い出を引っ張り出すことになる。
マッドーナ工房で完成仕立てのGエグゼスに乗り込み、“ファーデーン”での戦闘に駆けつけた日だ。
あの時の事は自由主義のザラムと管理主義のエウバが和解してUEを撃退したことで“ファーデーン”は疎か他のコロニーでもトップニュースになっていたはずだ。
その切っ掛けに一役買ったのはフリットだ。大人ほどには屁理屈が通じない生き物が子供なのかもしれない。
それはさておき、その後が大変だった。エウバとザラムが和解したのは良いが、フリットが突然具合が悪くなったように地面にへたり込んだのだ。
最初は気が抜けたのかと茶化してやろうと側に寄れば、顔色が悪くこれは不味いかもしれないとラーガンにガンダムの回収だけ頼み、フリットを担いでGエグゼスに乗り込もうとした。
けれど、フリットの足下に赤い染みがあることに目が行って本格的に不味いと感じると、こちらの様子に気付いたザラムのリーダーであるドン・ボヤージがディーヴァに戻るよりも自分の屋敷で手当てした方が早いと素早く手配を指示し出した。
「坊主には世話になったからな」
「私も少年に恩返しをしなくてはな。名医を知っている、すぐに呼び寄せよう」
礼代わりだと、ボヤージと共に名乗りを上げたのはエウバのリーダー、ラクト・エルファメルだ。
ウルフはボヤージとラクトに面識が無いので、フリットにそれで良いか尋ねてみたが大丈夫の一点張りで埒があかなかった。時間が惜しいウルフは迅速な方を選び、フリットを担いだままボヤージの屋敷へ向かうことを選択したのだ。
屋敷に着いた頃には既に医師が待機しており、フリットを医師に引き渡して自分も治療する為の部屋に居続けようとしたら、フリットのIDカードを確認していた看護婦にボヤージやラクトと共に部屋を追い出されることとなる。
その時は何が何だか分からない顔を三人で突き合わせたが、暫くして治療を終えた医師が部屋を出てくると疑問を解消してくれた。
「月経です。モビルスーツを操縦していたとのことですので、過度のストレスと重なって気分が悪くなったんでしょう」
他に怪我などは無かったので大丈夫ですよと続く医師の温厚な声が殆ど耳に入ってこなかったのはウルフだけではない。
ボヤージとラクトもそれは同じで、間抜けな顔を晒していた。
連絡を受け取ったエミリーがフリットの私服を調達してきて、一通り身支度を終えたフリットが部屋から出てきたところでウルフは失礼を承知の上で訊かずにはいられなかった。
「フリット、お前女だったか?」
特に気分を害したような様子を全く見せずにフリットはIDカードをウルフに見せる。ボヤージとラクトも両側から覗き込んで確認しにきた。
IDカードの性別欄にはwomanと表示されていることに絶句する。
「よく間違われますから、気にしてませんよ」
カードを返してくれと手を差し出すフリットに確認を終えたウルフはその手にIDカードを返す。
「それで、そのー何だ。大丈夫なのか?」
しかし、その質問は流石にデリケートすぎるところに入り込み過ぎたようでフリットはウルフを睨み付ける。その顔は少し赤かっただろう。
「大丈夫です!いつも重いほうじゃありませんから。今日は油断してただけです」
月経に油断も何もないだろうとは思ったが、ボヤージとラクトに丁寧だが少し投げやり気味の礼だけは言って去っていくフリットを追いかけるエミリーが一度だけ振り返り、男三人に言い放つ。
「最低」
今思えば、あれは自分のみに対しての言葉だったかもしれないとウルフは思う。
その後、ディーヴァでラーガンに確認を取れば、やっぱ男の子に見えるよなと同意は得られたが自分を不可解な目で見るラーガンにウルフは疑問を感じた。
ラーガンはウルフならば匂いで判るものだとばかり思っていた為にそのような視線をウルフに向けたのだが、本人に言ったことはないのでウルフもあの時のラーガンの違和感は残っているのの真相は知らないままである。
しかし、それからだ。フリットを目で追うことが多くなったのは。
自分の好みとはかけ離れているぺったんこな子供に対して抱くもんじゃないと否定もしてきた。だが、理屈を並べたところで視線が他に向くことも無かったのだ。
駄々を捏ねるような思考で居続けるのは性に合わないウルフだったが、かといって十四歳の女の子に手を出してしまうほど獰猛にもなりきれなかった。
ウルフはそこまで思い出し終えて自室の前まで辿り着くと、ロックを外す。
自室に入り、ジャケットをベッドに放り投げれば白いシーツに白が溶け合っていった。
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フリット女体化小説です。ご注意ください。
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