No.424355

IS~深緑の狙撃姫~「自分よりも仲間を気にかけるなんて・・。」

十河さん

ザ・ホール防衛戦。

最後は・・。

2012-05-17 23:01:49 投稿 / 全5ページ    総閲覧数:1997   閲覧ユーザー数:1905

レオの咆哮衝撃波を受け吹き飛んだ二人。

 

「つ、強い・・。」

「何なの・・あいつ・・。」

「これがライダーの戦い・・。」

「一夏やロックオンたちは私たちの知らない所でこんな戦いをしていたのか・・!?」

 

その攻撃力を見て鈴たちは足の震えが止まらなかった。

特にマドカと箒は一夏たちが前に言った言葉の意味がやっと理解できた。

 

(確かに・・ISでは歯が立たない・・!)

 

倒れている間にリブラは石柱を破壊。

二人が立ち上がるとレオとリブラは既に姿を消していた。

フォーゼはトランスイッチ、メテオはレバーを操作して変身を解く。

 

「完敗だね・・ってロックオン・・。」

 

変身を解いたロックオンの格好は侍だった。

 

「あ、これ?新撰組・斉藤一。どうかしら?」

 

そう言って刀を抜いて構えるロックオン。(るろ剣の斎藤の牙突の構え)

いつもはお団子にしている髪を下ろした銀髪に青の着物が相まってクールビューティーをさらに引き立たせている。

その姿はまさに女剣士にふさわしい。

 

「ポ~///」

 

箒たちが思わず見惚れてしまう位に決まっていた。

 

「ロックオン、スゴく似合ってるよ!カッコいい!僕を守ってほしい!」

「あ、ありがとう・・。」

 

スゴい剣幕でロックオンの手を取るシャルに少し引いたロックオンだった。

 

その夜宿泊先の旅館で江本から聞いた話をまとめていた。

 

「リブラが壊した石柱はザ・ホールを封じる為のおまじないみたいな物ね。リブラは伏見稲荷と映画村の石柱を壊した。残ってるのは北にある出町柳の三角州付近、東の・・ここは清水かな。」

「もし全て壊したらどうなるの?」

「京都のザ・ホールのエネルギーが消えて、その全てがIS学園都市付近に集中するからホロスコープスが生まれやすくなるかも知れない・・。」

 

翌日、二ヶ所に別れて石柱捜索を行う。

まずはシャルと一夏が組み、ロックオンとティアナが組む。

残りは行きたい場所を選ばせた。

結果一夏チームに箒、鈴、マドカ。

ロックオンチームにセシリア、ラウラ、簪、本音が入る事になった。

ロックオンチーム

 

東の清水付近に来たロックオンチーム。

ロックオンは我望を見かけ、声をかける。

 

「我望所長!」

「・・おお、君は確かラグナの娘さんかな?」

「はい!」

 

我望が自分の事を覚えていてくれていた事をうれしく思うロックオン。

我望は懐かしむ様に話始める。

 

「いや懐かしい。私、江本、ラグナの三人で研究に没頭したものだ。その中でラグナは我々のムードメーカー的な存在だったよ。」

「ふふ、父さんらしいです。常に明るくて会社ではいつも皆を引っ張っていたんですよ。」

 

しばらく談笑していたロックオンと我望。

我望は表情を暗くしながら衝撃の言葉を言う。

 

「セリスくん、君の父上を殺したのは・・私なのだよ・・。」

「え・・?」

 

ロックオンは我望の言っている事がわからなかった。

ラグナと仲がよく、研究を共にしていたのに・・?

 

「何者かの襲撃にあってね、ラグナは私たちを逃がすためにあそこへ残ったのだ・・。」

「そう・・ですか・・。父さんらしいです・・。自分よりも仲間を気にかけるなんて・・。」

 

ロックオンはラグナらしい最期を遂げたのだと思った。

そしてミーナの死因についても聞いてみる。

 

「すいません、母さんの死因はわかりますか・・?」

「そうか、君は母上も亡くしていたのだな。・・母上はわからないな。すまないね。」

「いえ、少しですけどモヤモヤが晴れました・・。それに父さんの事を知れて良かったです。」

「そうか。君の国の政策・・私も影ながら応援させてもらうよ。」

「はい!ISも男女も関係なく笑いあう世界にするために・・あたし頑張ります!」

「期待しているよ。」

 

そう言い残して我望はその場を後にする。

ロックオンたちは我望の姿が見えなくなるまで一礼をしていた。

姿が見えなくなり探索を再開、石柱を発見するも破壊されていた。

 

「もう既に壊されていた・・。あとは一夏たちの三角州だけ・・。」

「ロックオンさん、一夏さんたちと合流しましょう。」

「ストりゃん~行こうよ~。」

「ええ・・!」

 

ロックオンたちは一夏たちと合流するために出町柳へと向かう。

一夏チーム

 

こちらはシャルたちと別れて探索をしていた。

下鴨神社を探索している箒と鈴がいる一夏チーム。

残りの人で組んだシャルチームは川端通りを探索。

その中で一夏の両腕に箒と鈴が抱きついていた。

参拝客・・特に男性から睨まれるが一夏は流していた。

箒と鈴はまさに美少女という言葉が似合うスタイルを持っている。

巨乳で背が高めで冷静な箒、小柄で凹凸が少ないが元気いっぱいの中華娘の鈴。

 

「箒、あんた近すぎよ!」

「鈴こそ!」

「・・やれやれ。・・はっ!」

 

何かの気配に気づいた一夏は二人の頭を押さえ、ダスタードの攻撃を回避して奥に逃げてドライバーを装着。

 

「ダスタード・・!?」

「たぶんこいつは見回りだな。ってことは近いな。・・二人は隠れてろ!・・変身!」

 

(エターナル!)

 

一夏はエターナルに変身、参道へと出ると大量のダスタードが待ち構えていた。

 

「応援を呼ばれたか・・!まあお前らの行き先が地獄には変わりないがな・・!」

 

指を鳴らしてアクセルのメモリを生成、腰のスロットにアクセル、さらにエターナルメモリを引き抜きエッジにセット。

 

(アクセル・エターナル・マキシマムドライブ!)

 

超高速で動き回りながらネバーエンディングヘルで切り裂きあっという間にダスタードを倒す。

奥からレオが現れてエターナルと向き合う。

 

「やるな。」

「お前がレオか。・・お前に地獄への片道キップを送ってやる・・!」

「それだけの実力があるか判断してやる・・!」

 

レオは咆哮衝撃波を放つがエターナルはローブでガードして踏みとどまるも少しダメージを受けた。

それでもエターナルは素早く動き回りつつローブで手を隠して動きを読まれない様にしながらエッジを繰り出す。

 

「はっ!」

「ぬん!」

 

レオはそれを受け止めクローを仕掛ける。

エターナルはエッジで捌いてキックを食らわせる。

 

「スゴいな、一夏は・・。」

「一夏・・負けたら許さないわよ・・。」

 

(サイクロン・トリガー・マキシマムドライブ!)

 

「トリガーエアロバスター!」

 

エターナルはサイクロンとトリガーのマキシマムドライブを発動、エッジから竜巻の弾丸が放たれる。

 

「甘いわ!」

「弾いた!?」

 

Wのマキシマムドライブに匹敵する技を弾いた事に驚く箒たち。

 

「ぐおお!」

 

近距離で咆哮衝撃波を放つレオ。

エターナルはQのメモリを生成してエッジにセット。

 

(クイーン・マキシマムドライブ!)

 

エターナルの前に不可視のバリアが展開、咆哮衝撃波を完全にシャットアウト。

 

「このバリアはあらゆる攻撃をカットする・・!」

「ふむ、やるな。・・時間は稼げた。どうやら貴様は爪を研ぐに値する相手のようだ。はっはっは・・!」

 

そう言い残してレオは姿を消す。

エターナルは変身を解き、レオが時間稼ぎで襲って来たことを悟る。

 

「嵌められた!シャル!」

 

一夏たちはシャルたちと合流するために鴨川へ向かう。

鴨川・三角州

 

「その石柱は壊させない!」

「フォーゼ!また私の邪魔を・・!」

 

リブラがまさに壊そうとした瞬間フォーゼが阻止。

ロケットとコズミックを入れ換えオンにする。

 

(コズミック)

(コズミック・オン)

 

フォーゼはコズミックステイツにステイツチェンジ。

 

「みんなの絆で宇宙を掴む!」

「私の目的の邪魔はさせない・・!」

 

フォーゼはソードを開いてスラッシュモードに切り替え構える。

リブラの攻撃を上手く捌きながらソードを叩き込む。

そこへ電子音声が響く。

 

(ルナ・トリガー・マキシマムドライブ!)

 

「トリガーフルバースト!」

 

不規則な軌道を描きながら放たれた弾丸がリブラに襲い掛かる。

 

「きゃぁ!」

「行けっ!フォーゼ!」

「うん!これで決着をつける!」

 

エターナルの援護射撃を受けてフォーゼはブーストモードに切り替え、スイッチをセット。

 

(リミットブレイク)

 

「いっけー!」

「くう!」

 

ゲートに押し込まれる寸前にリブラは錫杖を石柱に投げるが僅かに外れた。

そして宇宙へと出た。

 

「・・!?ここは!?」

「ラスト!」

 

フォーゼはまたスラッシュモードに切り替え、スイッチを抜いてまた差し込む。

 

「抜いて、もう一度差し込む!」

 

(リミットブレイク)

 

「はあぁ、セイヤァー!」

 

必殺技・ライダー超銀河フィニッシュを放ち、ヒットした瞬間リブラの姿が消えた。

 

「消えた・・?」

 

三角州

 

「シャル・・。うわっ!」

 

錫杖が光を放ち最後の石柱を破壊。

 

「しぶといなあいつは!」

 

リブラのしぶとさに悪態をつくエターナル。

その瞬間ザ・ホールのエネルギーが消滅。

 

倉持技研

 

気絶した楯無を放り投げるヴァルゴ。

我望を見た楯無の顔が恐怖に染まる。

 

「どうか、もう一度私にチャンスを・・!」

「・・やれ。君の後の生徒会長にはロックオン・ストラトスを推薦しておくよ。」

 

ヴァルゴはダークネビュラの扉を開く。

その瞬間楯無はリブラに変わり超新星が輝く。

我望の中に射手座の星座が見えた。

 

「今、あなたの中に射手座の星座が見えた・・。」

「・・!ヴァルゴ、中止だ。」

 

ヴァルゴは我望の命令を受け、ダークネビュラへのゲートを閉じる。

 

「しぶといね、君も。まさか超新星がラプラスの瞳だとは思わなかったよ。」

「では・・。」

「今回の件は不問にする。」

 

一夏たちは最後の夜を迎えていた。

厄介事に巻き込まれていた。

 

「みんな。一応姉さんに事情を話して京都旅行は延期させてもらった。」

「よく許してもらえたね。」

「仕方ないだろう。巻き込まれたのだから。」

 

仮面ライダー部を巻き込んだ厄介事とは何なのか・・。

エターナルはトリガー限定ですがWの技を使います。

 

そして厄介事とはいったい何なのか・・。

 

感想待ってます!

 


 
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