恋姫無双 異聞伝
第一話「天の御遣い」
ここはどこだろ・・・見渡す限りの荒野、見たこともない山、いや見たことはある。たしか中国の山ってこんなんだったような・・・
確か私は聖フランチェスカ学園にある博物館の帰りだったはず・・・
・・くっ!そのあとが思い出せない
兎に角現状を把握しよう!ここは中国・・・たぶん
そして私はなぜかここにいる・・・
・・・・・・・・あっ!携帯があった!
スカートのポケットから携帯を・・・え?
あ・・れ・・?私は確か男だったはず・・・
名前は北郷・・か・・・か・・・かず・・・・み?
記憶では聖フランチェスカ学園二年で剣道部に所属。控えめで大人しい性格で男子から人気があるって及川から言われてたよね・・・って男子!?
記憶が混乱してるのかな・・・
でも女子制服着てるのに違和感もないし・・・
う~~~~ん・・・
あ!!それより携帯!!
・・・圏外だったよ・・・
本当にここどこ?
しばらく呆然としてた私だけど向こうに複数の人が見えたので近づいて見るとこにしました。
そこにいたのは・・・・
ぼろぼろの服を着た三人組の男とそれから逃げるように距離を取ってる少女でした。
明らかに乱暴しようとしてるのが分かり私の中で助けなちゃ!って想いが!
「小さい子をいじめるなんて許せない!!」
私はいつも持ち歩いてる薙刀「閃華」を握り締めて少女の前に
「やめなさい!この子怖がってるでしょ!」
「うるせぇ!邪魔するな!」
「おまえら、やれ!」
三人組のノッポ?がそう言うと残りの二人は武器を構えて私に向かって来ます。
「来るなら相手をします!」
私はそう言うと閃華を正眼に構えて
「北郷示現流 真華!」
正眼から振り下ろすと同時に円を描くように閃華を回転させ衝撃波を作る。そしてそれに飲まれた三人組は空の彼方へ・・・
「ふぅ・・・」
三人組を撃退して一息した私は少女の元へ行き「大丈夫?」と声を掛け同時に頭を撫でてあげました。
少女は初め怯えてましたが頭を撫でられ安心したのが私に抱きつき泣き始めました。
しばらくして
「助けてくれてありがとー♪お姉ちゃん。私の名前は司馬懿 字が仲達で真名は桜琳だよ。お姉ちゃんは何ていうの?」
え?・・・司馬懿?あの三国志の有名な軍師だよね?でもたしか・・・男じゃなかった?
「え?あ!私は北郷一美っていうの、よろしくね。」
それに・・・真名ってなんだろ?聞いたことない。
「なら、一美お姉ちゃんって呼ぶね♪私の事は桜琳でいいよ」
「うん、ところで真名って何?」
分からないことは聞くのが礼儀ってお爺ちゃんがいってたね・・ということで聞いてみたんだけど、桜琳ちゃんびっくりしてるのは何故かな?
「真名しらないの?真名はその人自身を指す神聖な名前で家族か信頼する人にしか教えてはいけない名前なんだよ?もし
許可無く言ったら殺されても文句がいえないくらい大切な名前なんだよ」
「でも私は真名もってないよ?それに桜琳ちゃんとはさっき出会ったばかりなのにそんな大切な名前を私に呼ばせていいの?」
確かに危ないところは助けたけど・・・
桜琳ちゃんは笑顔で「一美お姉ちゃんは私の命の恩人だもん。」って答えてくれました。そして・・
「一美お姉ちゃんについて行く♪」
そう宣言すると私に抱きついてきました。
私が困惑してるところに、彼方より砂塵が見えてきました。
これからどうなるのかな・・・
初めましてかおりんと言います
初投稿です♪
文才はあまりありませんが数々の恋姫無双小説を見て私も書いてみようと思いまして一刀君を女性化してみました^^;
更新はゆっくり目ですがよろしくお願いします!
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恋姫無双の一刀君を女性化して見ました。
オリジナル人物も登場します。
基本的には魏√です