緋色に輝く月の下で貴方と出会った。
そして『幸福』だと感じる気持ちと、誰かを『好き』だと想う心を知った。
赤い、紅い月の下。
この次に貴方は何をくれる？
『進む路を』

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優しく笑って貴方はそう答えた。
永い永い時の果て。その場所へ続く路を。
いつか辿り着いたその場所で、土へと還る為に。
その為の路を貴方はくれると言った。
貴方と出会った、この紅い月の下で。






某氏のテドイア曲に萌えた第三弾。イメージはまんまプロポーズ（笑）
うちのイアたんは純粋過ぎて世間知らず。言ってしまえば箱入り娘でなんにも知らなくて。
そしてテッドと出会って恋をする事、好きな人と一緒にいるのが幸せな事。そして悲しい事も辛い事も全部テッドと出会って知ったわけです。
優しい愛情だけに包まれていたから、激しい感情をぶつけられる事もわからなかった。
でも例えそれが辛い事だったとしても、でもイアは幸せだった。
色んな事があったけれど、でもテッドと一緒にいたから。
色んな感情を教えてくれたテッドが、最後にイアにくれたもの。それが、イアが死ぬまで傍にいるという約束。
うちのテッドは長命か短命かのどちらかなんですが（キメラだから）この話では長命らしく、イアよりも長く生きる事になりそう。
だからイアの寿命が尽きるまでずっと傍にいてくれると約束するわけです。
願えるのなら、同じ土に還りたいと思いながら、でもそれは言わない二人。

きっと、イアにとって『赤い月』は特別なものになりそうだなぁ。