多馬大橋
俺と清楚は自転車に乗り川神学園に向かっていると突如、巨大な気が衝突した。
俺は自転車を止め辺りを見渡す。
「!・・・今のヒュームさんか?いや違うな、誰だこいつは?」
「どうかしたの烈花くん何かあった?」
「いやなんでもない」
そう言って俺たちは川神学園に向かった。
同時刻、潮風デッキ
「!? 今、凄く強い力がぶつかりあったぞ、事件か?」
義経は巨大な気が衝突したことを感じた。
「いやぁ何も……ごくごく」
「朝から川神水はだめだー」
「迎え酒ならぬ、迎え川神水だから大丈夫」
同時刻 川神院修行場
「! なんだ、面白そうな事してる奴等がいるなぁ」
「こらモモ!稽古中じゃぞ、手を休めるな!」
「(今のは釈迦堂…間違いないネ)」
同時刻、島津寮
「!…誰と誰が戦ったんでしょう」
マスタークラスの実力者達は今の激突を感じ取っていた。
放課後図書室
俺と清楚は昨日行けなかった図書室に来ていた。清楚は図書室に来てそうそう本を取り読書をしている。清楚が読書を
している様子を見ながら今日の朝ことを思い出していた。
それにしても今日の朝の奴はだれだ?ヒュームさんとは違うし武神でもない。じゃあ学園長か師範代か?いや違うなあ
んな禍々しい気じゃないしな。
と考えていると本を読んでいた清楚が急に話しかけてきた。
「ねえ烈花くん私と一緒にいて暇じゃない?」
「急にどうしたんだ?」
「だって、読書してるだけだし暇じゃないかなと思って・・・」
「んなをけないだろ。それに一緒にいるのだって昔清楚が言ったんだぜ」
「そうだっけ?」
「そうだよ。昔清楚の刀になるとき言ってただろ『ねえ烈花くん私と一緒にいてよって』って」
「あ、そういえばいったかも」
「このことも昔に言ったけど俺は清楚の刀だ。清楚が戦えと言ったら戦うし守って言ったら守るし一緒にいてと言ったら
一緒にいる。俺は清楚の刀だけど、刀だから命令に従っているんじゃない俺は清楚が好きだから一緒にいるんだよ」
俺がそう言うと清楚は顔が赤くなっていた。
「あ、ありがとう///」
このあと、俺たちは図書室が締まるまで居続けた。
多馬大橋
川神百代はスッキリした顔でピーチジュースを飲んでいた。なぜなら義経たちの対戦者を倒しまくっていたからだ。
すると、金髪の執事が川神百代の前に現れた。
「遠くから見ていた。嬉しそうに戦うんだなお前は」
「実に満足です。…ヒュームさんとも戦ってみたいなぁ」
川神百代の言ったことに金髪執事ことヒューム・ヘルシングが笑い出す。
「ぐはっはっはっはっ!!笑わせるなよ小娘!」
「む」
「予言をしておいてやる。いずれお前は負ける。九鬼が用意した、ある対戦相手によってな!」
「私の対戦相手…?」
「冬までにお前が無敗だったら喜んで相手してやろう」
「誰だか分からないが、楽しみですね」
「ひとつ忠告だお前の強さを支えている瞬間回復だが・・・」
「俺の先祖初代ヘルシングは、不死身の怪物を倒したことで名を挙げているが...」
「不死身の怪物の正体は、瞬間回復を使う武道家の事だ...つまり倒し方を受け継ぐ俺に、お前の頼みの綱はまるっきり通じんよ。」
「真に強くなりたくば、あの技に頼り切るなよ。」
「今日の決闘で一度も使ってませんけど?」
「戦いぶりに滲み出ている。回復があるから大丈夫と。」
そのまま帰ろうとするが思い出したかように振り向く
「そうそう小娘、烈花と戦ったそうだな」
「ええ、そうですが」
「あいつも俺と同じように瞬間回復を潰す術を持っている。まあ俺とは違うやり方だがな・・・」
そういってそのまま帰っていった。
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第四話です。