みなさん、はじめまして
別にやりたいことの無い、無気力などこにでもいる14歳です
何をすることもなくただ過ぎていく日常、ただ飯食って寝て学校へ行く
そんな日々に飽き飽きしていたある日、あいつが現れた
「序章」
J 「めんどくせ・・・」
俺は愚痴りながら宿題をやる。が、
J 「あ~、やっぱだめ!もう無理!!」
宿題を壁に投げつける
J 「気分転換にPCでもやるか」
PCの前に座るとそこには見慣れた画面
J 「今日は何すっかな~・・・んっ?」
『メールが1件来てます』
メールが来てる。
J 「どーせ、ろくなモンじゃないだろ。無視無視」
その後3時間「COD」を堪能した
J 「いやぁ殺った殺った。やっぱライトマシンガンは最高だなぁ」
その時、さっき無視したメールがなんだったか急に気になった。
J 「暇だし見てやるか」
ちなみに宿題のことは思い出さないようにしている、
なんかやったら負けかなと思うんだ。
そしてメールの件数を見ると
『メールが30件来てます』
J 「あれ、なんか増えてない?」
心当たりないんだが、まぁ開いてみればいいか
そしてメールを開くと
J 「げっ、送信者全員同じ奴かよ」
こりゃかなりの確率で嫌がらせだな
J 「ノートンさんも騒がないし、ウイルスじゃないみたいだな」
俺は最初の1件目を開いてみた
『巻きますか? 巻きませんか?』
J 「これだけか?」
変なメールだ、もしかして残り全部これなのか?
J 「一応全部見てみるか」
俺はメールをすべて見ることにした。
J 「10件目までは全部同じ文章だな・・・
それで11件目は?」
『巻く?巻かない?』
J 「なんか口調強くなってね?」
その後のメールはすべて、この強い口調になっていた
そして21件目
『巻くの?巻かないの?どっち?』
J 「うわっ、なんか苛々してるよこの人」
なんか段々見るのが怖くなってきたが、ここで止めたら男が廃る
俺は思い切って最後のメールを開いてみた。
『巻く!?巻かない!?
いい加減答えなさい!!』
なんか俺、怒られちゃったよ
だけどなんなんだこのメールは数分に一回は送ってきてやがる。
しかもキチンと巻くか巻かないかでクリックできるようになってやがる
J 「どうしろってんだよ、こんな怪しさ大爆発のメールを・・・」
その時ちょうどメールが来た。
J 「ま、まさか・・・」
恐る恐るメールを開く
『巻け』
俺はノーとは言えない日本人なので
断腸の思いで「巻く」をクリックする
すると変な画像が出てきた。
『お世話になります』
J 「?・・・何だコリャわけわかんねぇ」
それ以上なんもないようなので俺はパソコンを消して
一階でテレビでも見ることにした。
ちなみに俺の親は両親が離婚して二人とも出て行ったので
俺が一人でこの家に住んでいる。
親権は母親の方にあるそうなのだが、
あのアマ俺を置いて、新しい男とどっかに消えやがった。
14歳で親の管理なしで生きていけるのかと思ったのだが、
今のとこなんら問題なく生きていけてる
理由その壱、資金面は父親の方が慰謝料&養育費を毎月払ってるので問題無
理由その弐、食料だがコンビニではなくキチンと手料理を食べている。
別に俺が作ってるわけではなく実は隣の事情を知っている昔からの知人が
毎日朝晩作ってくれてるのだ。もちろん食費も払ってる。
そんなわけで衣食住を保障された俺は無気力に生きているのだ。
----ピンポーンッ---
J 「いいタイミングだな」
そう言って俺が玄関に行ってドアを開けると
巴 「ご飯、持ってきたわよ」
この子は俺と同じ学校の同級生の柏葉 巴
隣に住んでてよく俺に食べ物を運んでくれてる
巴 「暖めて食べてね・・・それじゃさよなら」
淡々と言うとさっさと入ってしまった。
J 「いつもありがとな」
巴の後姿に声を掛けると巴は軽くこちらを振り向いただけで
そのまま帰ってしまった。
J 「やっぱ俺って嫌われてんだな」
なぜかあの子は俺のことを避けてるようなのだ。
学校で会ってもあまりしゃべらないし、意識的に避けてるような気がする。
J 「そんなことより飯だな」
俺は家に入ることにした。
その後、飯を食べて、テレビ見て、風呂入って、寝た
いつもの習慣だ。
朝、目覚ましの音で目が覚める
J 「今日もいつものくだらない朝だな」
などと一人で呟きながらベットから降りると、
J 「いだっ!」
朝の第一歩目で何かに躓いた。
J 「いってぇな・・・何これ?」
そこには見たことのないカバンがひとつ
J 「誰だよこんなとこにかばん置いたの・・・ってこの家には俺しか居ないジャン」
しかし俺にはこんなもの置いた記憶がないぞ。
まさか俺はいつの間にか夢遊病者になっちまったのか・・・
そんなこと考えているとカバンの鍵が開いてることに気づく
J 「とりあえず中を確かめるか、何か思い出せるかもしれん。
願わくば、死体じゃありませんように」
祈るような気持ちでカバンを開けるとそこには、
小さな女の子が一人入っていた
J 「・・・・・・ふぅ」
俺は無言で蓋を閉める
J 「さてと、ご飯食べなきゃ。あっ、そういえば宿題やるの忘れたな。
ははは、また先生に怒られちゃうや☆」
俺は立ち上がり一階に行こうとする、その時
J 「あいたっ」
なにかが俺の頭を小突いた
頭をさすりながら上を見るとそこには中に浮かぶ丸い閃光体
しばしの沈黙
J 「いやぁぁぁ!!!」
絶叫して布団に頭から潜り込む
J 「見ちゃった、人魂見ちゃった!南無阿弥陀仏南無網陀仏・・・
神様もう二度と刺激的な日常が欲しいなんて言いません!だからこれは夢だと言って!」
俺は泣きながら叫んで震える。すると布団の中なのにやけに明るいことに気づく。
顔を上げると布団の中に閃光体が・・・
J 「のおぉぉぉぉ!!!」
布団から飛び出て土下座する
J 「ごめんなさい。なんか知りませんけどすんませんした!!」
とりあえず謝っとこう、謝れば許してくれるかもしれない!
するとその時閃光体が俺の目の前になにかを落とした。
顔を上げて拾うとそれは「ゼンマイ」
すると発光体はカバンの上で回りだした。まさか開けとおっしゃりますかこのUFOは
俺がいやそうな顔をすると発光体の動きが止まった。
そしてなぜか感じる威圧感
J 「すんませんした!張り切って開けさせていただきます!!」
再び土下座する俺。ああ、俺って小心者
カバンを開けるとそこにはさっきと同じ格好で瞳を閉じている少女
すると発光体は少女の背中辺りを飛び回る
見るとそこには小さな穴が
そしてゼンマイとその穴を交互に飛ぶ発光体
J 「まさか少女の小さな穴に俺の持っているものを入れろと・・・」
なぜかその言葉に俺は興奮してしまう。やべっ、おっきしちゃった。
J 「ごふっ」
俺の思っていることがばれたのか発光体の見事な体当たりが俺の右頬に決まる
J 「ごめんなさい、さっさとやります」
口いっぱいに鉄の味がした
朝食が自分の血なんて最悪な朝だぜ
J 「それではいかせていただきます」
少女をカバンから出してそのままうつぶせにして
背中にゼンマイを近づける。
J 「アムロ、いっきまーす」
古いネタを言いながら俺はゼンマイを回した。
−−−−続く
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アニメ版ローゼンメイデンの
サイドストーリー的なものです