No.408911

真・機動戦士ガンダムSEED 古の鉄の巨人に乗る介入者

アルトVSバスター

2012-04-15 14:45:49 投稿 / 全1ページ    総閲覧数:4271   閲覧ユーザー数:4033

俺はラクスを返還し終わり今はアルトのコクピットで調整を行っている

理由は螺旋エンジンが原因だ

別に問題が発生しているわけではないがGNドライヴに同調するような反応を見せている

そのためGN粒子の生産率が上がりアルトのパワーが上昇し続けている

暴走するレベルには達していないが少しはGNドライヴをメインとして使う必要性が出てきた

 

「・・・螺旋力に覚醒しつつ在るのか・・・?

財団に戻った時にはそこも調整しなければならないな」

 

『総員第一戦闘配備!繰り返す!総員第一戦闘配備!』

サイレンとともに第一戦闘配備の声が響く

 

「・・・来たか」

 

キョウスケはすかさずパイロットスーツに着替アルトを起動させる

アルトの目に光が灯りエンジンが滑らかに音をたて始める

 

『進路クリアー発進どうぞ!』

「アルトアイゼン・リーゼ、キョウスケ・ナンブ出る!」

俺は暗黒の宇宙へと飛び出していった

続いてストライク、ゼロも発進する

向かって来たのはデュエル、バスター、ブリッツのXナンバーだ

すると3機のXナンバーはトライアングルのような密集編隊のような突っ込んでくると思いきや

3機は散会しする。開いた空間を、白い射線が貫いた

Xナンバーがこちらの視界を遮りローラシア級の射線をギリギリまで隠していたのだ

バンカーをビームにぶつけて四散させる

 

「機体で砲撃を隠すとは・・・良い作戦だ」

『俺はストライクをやる!』

『了解!』

『じゃあ俺は赤いのか!』

 

デュエルはストライクに向かっていきブリッツはアークエンジェルに向かっていく

バスターは両脇に構えたライフルを連射しアルトを狙う

 

『喰らえぇえ!!』

 

バスターはガンランチャーを前に収束火線ライフルを後ろに連結させ

対装甲散弾砲を放ち同時に両肩のミサイルを放ちアルトを狙う

 

「くっ!GNフィールド展開!」

 

アルトの周囲に圧縮したGN粒子を展開し強固なバリアを展開する

幾らアルトと言えど火力に特化したバスターの大火力を集中されれば防御に徹するほかない

 

「キョウさん!」

 

キラはデュエルと激突している最中バスターに集中的に大火力で追い込まれているのを目にする

機体をそちらに向けようとするが・・・

 

『ストライク~!!』

 

デュエルはイザークの咆哮に呼応するようにサーベルをストライクに振り下ろす

ストライクはシールドで受け止める

 

「くっ!邪魔するな!」

『はぁああ!!!』

 

キラもエールストライカーに装備されているサーベルを引き抜きデュエルに斬りかかる

デュエルもそれを喜ぶようにストライクを迎え撃つ

 

『どんどんいくぜぇ!!』

 

ディアッカは更に攻撃の手を強めてアルトを追い詰めていく

キョウスケはアルトと相性が悪い相手に防戦一方

 

「くそ・・・仕方かないか・・・」

 

キョウスケはコクピットの一部に固定されているケースを開きそこから何かを取り出す

それは親指程の大きさのドリル『コアドリル』である

それを取りキョウスケはすぅっと息を吸う

 

「メイン動力を螺旋エンジンに変更!」

『了解、サブ動力螺旋エンジンをメイン動力に切り替えを行います

コアドリルをスピンさせてください』

 

アナウンスが流れキョウスケはコアドリルをドリルの様なモニターの中心部に差し込み

捻じ込んだ

するとモニターは緑色のゲージが一期に上昇して行きモニター全てがゲージで埋まる

変化はGNフィールドにも及んでいた

アルトを包み込むような球体状の物が渦巻き螺旋階段のように回りだし攻撃を完全に無効化し

そのエネルギーさえも取り込むように大きくなっていく

 

『なんだ!?』

 

ディアッカも驚愕し攻撃の手が止まってしまう

アルトの目は通常時より強い緑色の光が灯る

 

「・・・クレイモア!」

 

アルトは腕をクロスさせた後大きく開き肩のハッチを開放する

そこから勢いよくクレイモアが飛び出しバスターに向かっていく

ディアッカは慌てて回避行動を取るが時既に遅くクレイモアは機体に炸裂した

そしてディアッカは一瞬モニターに移ったクレイモアの形状を見て驚いた

 

「ド、ドリル!?」

 

クレイモアの先端にドリルがついていたのだ

それにより貫通性と破壊力が向上しバスターは一気にエネルギーを奪われていく

 

「くっそ!」

 

ディアッカは毒づきながら後退するとデュエルがブリッツに抱えられるように後退してきた

デュエルは脇腹部が破損し今もスパークを起こしていた

 

「ニコル!?どうした!?」

『イザークが!!』

「とにかくに撤退だ!敵艦隊が来るぞ!」

 

ディアッカは自分もデュエルに手を貸し撤退していった

それを見送ったキョウスケは深く息を吐きシートに身を任せた

 

『キョウさん!大丈夫ですか!!?』

 

キラから通信が入りキョウスケは通信機能をONにする

 

「ああ問題ない」

 

ストライクはアルトの隣に移動していた

 

『良かった・・・でも流石にアルトじゃバスターとは相性が悪いみたいですね』

「ああ近・中距離戦に特化した機体だからな・・・遠距離からの支援砲撃を目的としている

バスターとは相性が悪すぎる・・・第8艦隊もすぐそこだアークエンジェルに戻るぞ」

『はい!』

 

キラは元気良く返答し通信を切った

キョウスケは螺旋エンジンをサブ動力に戻しコアドリルを外しアークエンジェルに帰還した


 
このエントリーをはてなブックマークに追加
 
 
5
3

コメントの閲覧と書き込みにはログインが必要です。

この作品について報告する

追加するフォルダを選択