No.40712

考えてみた

三日月亭さん

前回やこの物語の綿毛さんの語りは、一緒に居るお姉さんの「ひなた」さん
の語りという設定で彼がほんとにそう思っているかは解らないんです

2008-11-09 23:27:28 投稿 / 全1ページ    総閲覧数:505   閲覧ユーザー数:468

 

今日は星を見た

 

でも星は夜にしか見えないだ

 

こんなに綺麗なのに

 

ずっと見えたらいいのになぁ・・・

 

でもずっと夜だとみんな寝たままなのかもしれない

 

それはそれで寂しいなぁ

 

どうやったらどっちも楽しめるんだろう

 

ずっと考えてみた

 

お日様が沈まないように力らいっぱい支えてみたり

 

星をボクやみんなでいっぱい集めてお昼になったら空にいっぱいばらまいたり

 

そういったことをお姉さんに出来ないかな?って訊いてみたら

 

「ただ見えてないだけでお昼や夜にも、お日様もお星様もちゃんとあるんだよ」

 

その真実にボクはびっくりした、でもじゃあなんで見えないんだろう

 

それになんで人間は何もしないんだろう

 

空を飛びたいから飛行機を作ったり、遠くまで早く行きたいから車を作ったり

 

なんでも作れる人間は昼も夜も一緒にする機械は作らないんだろう?

 

でもそんなことを考えてると

 

「人はね我侭だけど、出来ないだけじゃないかなぁ・・・」

 

そういってボクをかかえてさらにこう言った

 

「それに、お日様があったら空は眩しくて見れないでしょ?」

 

それもそうだ、と僕も思った

 

お星様も見れなければ、せっかく光っていてもただ可哀想なだけだ、なんとなくなっとく

 

そう思っていると周りが火でいっぱいになっていた

 

どうやらピンクの子が、お姉さんの話を聞いてびっくりしてあたりに火をまいたらしい

 

あわてんぼうだな

 

その後僕は朝日を見た、みんなで火を消して回った後だったのでくたくただったが

 

見ててとっても綺麗だなと思った

 

でもお日様があがっていくと、空に在った星が見えなくなっていった

 

ボクは空に力いっぱい手を振った

 

お星様おやすみなさい

 

そしてお日様に向かってお頭を下げた

 

お日様おはよう

 

 

 

 


 
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