第5話~前を見据えて・・・~
~道場~
タッタッタッ・・・
剣「(・・・・・・ほぅ、もう戻って来おったか)」
ガラガラガラ・・・・・・
バタン!
一刀は、道場に入るなり倒れた・・・
一刀「ハァハァハァ・・・」
剣「思ったより早かったな、一刀よ」
剣が水を手渡す・・・
一刀「あ・・・り・・が・・・・と・・・・」
一刀は水を受け取り、喉を潤す・・・
ゴクッゴクッゴクッ・・・
一刀「・・・っはー、疲れた・・・」
剣「ほれ、何をしておる。次は素振りじゃ。剣術における基本の斬撃を全てじゃ。初日だから、200ずつで良いぞ。」
剣術における斬撃の種類は、「唐竹」「袈裟斬り」「逆袈裟」「右薙」「左薙」「右切上」「左切上」「逆風」そして「突き」の9つである。
一刀「・・・・・・わかった」
一刀はゆっくり立ち上がり、壁に掛かっていた木刀を手にしようとした・・・
剣「これこれ、それじゃない。こっちじゃ。」
剣は一刀に向かって木刀を投げた
一刀「うおっ!なんだこれ!?」
一刀は驚いた・・・なぜなら・・・
剣「そっちはただの飾りじゃ。こっちが素振り用じゃ。」
一刀「・・・これ何Kgあるの?」
普通の木刀の何倍もの重さがあったからだ・・・
剣「確か10Kgじゃな。中に鉛が入っておる。」
一刀「孫を殺す気か!」
剣「何を言っておる?今日などまだまだ軽めじゃぞ?」
一刀「は?」
一刀は驚いた
剣「あと、本格的に鍛えるなら、寮ではなく家から学校に通え。刃達には儂から言っておく。」
一刀は少し考えて・・・
一刀「・・・わかった。改めてよろしくお願いします!」
真剣な眼で応えた
剣「では、素振り開始じゃ!」
一刀「はい!」
一刀の理不尽ともいえる修業が幕を明けた・・・
ただその眼は・・・
大切な人を護る為に・・・
ひたすらに前を見据えていた・・・
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第5話です
一刀SIDEです
しばらく魏の皆出てこないかも・・・