No.405849

仮面ライダーディケイド~紅蓮の破壊者~【オールライダー・バトルカーニバル】


仮面ライダーディケイド・ブラット 激情態


外見的には複眼やマスクが刺々しくスカーフが黒い以外はこれといって違いは無いがディケイドの激情態同様、パワーも向上しておりカメンライドなしで他のライダーの能力を使用する。

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2012-04-10 00:01:17 投稿 / 全2ページ    総閲覧数:754   閲覧ユーザー数:750

 

第十三話、激情

 

コロシアム内は騒然となっていた…。

 

メテオは冷や汗をかきながらディケイド・ブラット激情態と距離をとる…。

「これは…本気でいかないとまずいかもね…」

「…」

一方、ディケイドB激情態は無言のまま彼女を見据えている。

「…」

「…」

 

そして両者の間に沈黙が流れる…。

 

 

 

 

 

「!」

 

観客席で異変が起きる。アルトが苦しみだす。

「おい、アルトどうした!?」

弦太朗が心配した途端、アルトに勝手にブレイバックルが装着されブレイドに強制的に変身させられてしまう。

それだけでは終わらない。背中にブレイラウザーのカードホルダーのようなパーツが現れブレイドの頭が胴体に引っ込む。そして両足はピタリとくっつき刃が装着されブレイドは大剣『ブレイドブレード』へと変形してしまう。

「アルト!」

弦太朗が叫ぶもブレイドブレードはディケイドB激情態の右手へ。ディケイドB激情態はそれを右手を掲げキャッチするとゆっくりとメテオとの距離を詰める…。

(まさか…あれが奴の能力なの!?)

メテオは警戒しながら右腕ツール『メテオギャラクシー』に触れようとするが…

ビュン!

「くっ!」

一瞬で距離を詰めブレイドブレードを振るい妨害するディケイドB激情態。その勢いで体勢を崩したメテオをさらに追い討ちをかけるためカードを装填する。

 

『FORM RIDE ACCEL』

『start up』

 

そのままブレイドブレードを投げつけると一瞬で姿がかき消える。

(高速移動!?)

メテオはブレイドブレードをかわし直ぐ様構え気配を探る…。

 

 

「ホォォワアチャ!」

 

ドカッ

数秒後、ディケイドB激情態がメテオの拳があたり高速移動から引きずり出される。

だがそれでは終わらない。

「アチャ!アチャ!」

 

ドカッドカッ

さらに拳や蹴りを振るうとディケイドB激情態がさらに弾き出されてくる。

「分身か!?」

メテオは驚きながらも転がったディケイドB激情態たちに目を向ける。

その時…

 

 

 

 

 

 

『FINAL ATACK RIDE FA FA FAIZ』

「!」

不吉な電子音声が響き赤い円錐が幾つもメテオを向きほぼ全方位から囲む。

「しまっ…」

気づいた時には遅かった。

再びディケイドB激情態たちは高速移動し飛び上がると赤い円錐と一体になりライダーキックをそれぞれ放つ。円錐は押し込まれドリルのようにメテオの身体を抉る。そのまま突き抜けたディケイドB激情態は他の円錐に先程と同じようにライダーキックをする。

本来なら仮面ライダーファイズの必殺技『クリムゾンアクセルスマッシュ』のブラットバージョンだ。

 

 

ドカァァァァン!

「うわあァァ!!」

メテオは強制変身解除まではされないまでもかなりのダメージを追ってろくに動けない。

(ま、まずい…)

本来なら戦闘不能扱いになるところだが暴走している彼にそんなことなど関係ない。再度、ブレイドブレードを手元に戻し切っ先をメテオに向ける。

(これは…マジでヤバいかもね…)

メテオが強烈な一撃を覚悟し…

 

 

 

 

 

 

 

『ウェイク・アップ!!』

「頭、冷やせぇぇぇぇ!!」

突如、叫びと共に観客席からキバが右足の封印を解き赤い翼を広げた必殺技のライダーキック『ダークネスムーンブレイク』を放ちながらディケイドB激情態に突っ込んでいく。

「!」

ブレイドブレードを振るおうとするディケイドB激情態だが…

 

バンバン!!

「おおっと、レディに手をあげるもんじゃないぜ?」

また別の位置で観客席で赤きダイヤのクワガタライダー、『仮面ライダーギャレン』が愛銃『ギャレンラウザー』を構えていた。

「今だ、いけ弦太朗!」

「サンキュ、ミシェル!いくぜお前らこれで止めるぜ!」

ギャレンが合図を送ると仮面ライダーフォーゼ…しかも3人がロケットモジュールとドリルモジュールを展開し宙でスタンバイしていた。

「「「トリプルライダァァロケットドリルキィィック!!」」」

 

ズカン!

 

 

そして4人のライダーキックが直撃し

 

『エターナル!!マキシマムドライブ!!』

「オラァ!」

さらに仮面ライダーエターナルが黒いローブを翻しライダーキックを決める。

ディケイドB激情態はこれには耐えられず壁にめり込むまで吹き飛ぶ。

 

そこへ地面から植物の蔓らしきものが伸び拘束する。

その少し離れたところで大剣、フォレッサーソードを地面に突き刺した緑色に銀色のラインが入った甲冑のようなライダーが立っていた。仮面ライダーBEST リーフフォームである。

「どうだ…?」

ギャレンは拘束されたディケイドB激情態の様子を伺う…。

 

 

 

 

「ウウウォォォォ!!!!」

「「「!」」」

しばらくしてディケイドB激情態は蔓を振り払いカードを装填する。

 

『FORM RIDE FENIX』

そして灼熱の赤い炎に包まれると紅く神々しさを放つ翼が生え空へ舞い上がる。

『FINAL ATACK RIDE DA DA DARK KIVA』

そして必殺技ファイナルアタックライドカードを装填しかめはめ波の体勢のように手をあわせると凄まじい火球が形成される。

 

 

だが…

『FINAL ATACK RIDE DE DE DECADE』

「うおおおお!!」

ディケイドverストライクがカードの幻影を突き抜け必殺技『ディメンション・キック』を当て技の発動を阻止させる。

 

『ウェイクアップ!!フェニックス!!!!』

「うおぉぉぉぉぉぉぉぉ!!」

極めつけに紅蓮の翼を広げたダークキバ…ダークキバ・フェニックスタイプがライダーキックを決める。

 

だが…

 

 

 

 

「何!?」

それさえもディケイドB激情態は無理矢理押しかえそうとしていた。

「や、やばい…!」

これには焦るダークキバF。その時…

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

「ゲッタァァビィィィィィム!!!!」

 

「!」

ピンク色の図太いビームがどこからか放たれダークキバの足にまとわりつき緑色の電撃をとなる。

「!!!!」

 

ドガァァァァン!!

元々の強烈な威力のそれに強化が加えられたものに流石にディケイドB激情態も耐えられず大爆発を起こし地面に不時着する。

「今だ!」

ダークキバFはその隙を逃さず接近、ブラックディケイドライバーに手をかけ無理矢理引き剥がす。

 

「!!!! ガァァァァァァァァァァァァァァァァ!!」

ブラックディケイドライバーを剥ぎ取られ悲鳴を上げるディケイドB激情態は一瞬、姿をディロウガに変えると変身が強制解除され四季の姿に戻る。

そして数秒後気絶してしまった…。

 

「はあ…はあ…」

ダークキバFはそれを見届けると少年、登 オトヤの姿に戻る。

「オトヤくん!大丈夫ですか!?」

それとほぼ同時にアインハルトが観客席から飛び降りオトヤのもとへ走ってきた。

「だ、大丈夫だよアイン。」

彼は自分のことの無事を先程の事を思いだす…。

(あのビーム…いったい何だったんだろう?)

 

 

 

 

 

観客席裏…

廊下…

「…」

1人の男が赤いマフラーをなびかせ去っていった…。

その男は天田 空を鍛えた男、流 竜馬であった…。

 

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