IS学園、表門付近。
そこではオリオン座の力を持つ「オリオン」のスイッチで変身したオリオン・ゾディアーツが暴れていた。
『何がISだ!何が女性は偉いだ!貴様等のせいで…貴様等のせいで!!』
「くっ…強すぎる。絶対防御は通用しないのか?」
千冬はISを身に纏い、オリオンと戦ったがオリオンに力負けしていた。
『まちな!』
『だ、誰だ!?』
声がする方を見ると、そこには仮面ライダーイクサ・セーブモードが居た。
『俺の名は仮面ライダーイクサ。その凶行、止めときな』
『ふざけるな!!』
オリオンは怒りながらそう言うと、イクサに突進してきたがイクサはそれを横に回避してオリオンにパンチのラッシュを叩き込んだ。
『フハハハハ!この俺様のボディに傷1つもつけられないぜ~』
オリオンはそう笑うと、イクサは一旦オリオンと距離を取った。
『…なら、俺も本気を出そう』
イクサはそう言うと、顔面部のシールドが開き100%の力を発揮できるイクサ。バーストモードになった。
また、バーストモードになった時に発生した風圧がISに直撃すると、システムが混乱した。
「な?!システムに以上だと!さっきの風圧か…」
イクサはイクサ専用武器のイクサカリバーを取り出すと、それを剣型のカリバーモードにした。
『掛かって来い』
『上等だ!コラァァァッァァ!!』
オリオンは巨大棍棒レムクスと大盾キオスを武装するとイクサに突進して来た。
『フッ!』
イクサはイクサカリバー・カリバーモードでオリオンを一閃すると、オリオンのレムクスとキオスを斬った。
『バ、バカな!俺様の武器がぁぁぁぁぁ!!』
『所詮、お前はその程度だ』
そう言うと、イクサはイクサカリバー・カリバーモードでオリオンを滅多斬りにした。
『グハァァァァ?!』
オリオンは吹き飛ばされて、イクサは金色のフエッスル、カリバーフエッスルを取り出すと、イクサベルトにセットした。
『その命、神に返しなさい!』
『IXA KALIBER RIES UP』
後ろでは燃え盛る太陽が輝き、イクサは光を纏ったイクサカリバーで敵を一刀両断にするイクサ・ジャッジメントをオリオンに放った。
『バ、バカな…この俺様が……』
『だから言ったろ?所詮その程度と』
そして、オリオンは爆散し、イクサの手元にスイッチが飛んできてイクサはそのスイッチをきった。
すると、オリオンに変身していた男性は元に戻った。
千冬はイクサに尋ねた。
「待て、お前の目的は何なんだ?それ以前に何者…」
それを聞いたイクサは呟くように言った。
『正義、仮面ライダーイクサだ』
そう言うと、イクサは去っていった。
一方、ジンヤはセシリアに真実を教える為、セシリアの部屋に居た。
(しかし、凄い部屋だな…)
セシリアが持ち込んだと思われる天蓋付きのベットをはじめ特注品に入れ替えられており、照明や壁紙もセシリア好みと思われるのに替えられている。
(ま、僕の部屋も同じか…)
ジンヤの部屋もガイアークの四大臣達が卓袱台とか色んな物を持ち込んだりしていた。
「それじゃあ、セシリア。これから僕が真実を教える」
「はい…」
そして、ジンヤは全てを教えた。
自分は仮面ライダーにして魔戒騎士である事。
自分達の敵は陰我に集まる魔獣ホラー、ガイアメモリに生まれるドーパント、スイッチで生まれる化け物ゾディアーツ、死の商人財団X、最強の悪の組織、ショッカー。
海からやってきた機械の帝国、機械禦鏖帝国マトリンティス。
全てを話した…
「ホラーとの戦いは未来永劫終わらないが、ここ数年ある事件を境にホラーが増えてきている」
「ある事件を境に…まさか、白騎士事件ですか?!」
白騎士事件。
それはISの関心が高まった事件の事である。
日本を射程範囲とするミサイル基地のコンピューターが一斉にハッキングされ、2341発以上のミサイルが発射されるもその約半数をIS、白騎士が迎撃し、その白騎士を捕獲もしくは撃破しようとする各国が送り込んだ大量の戦闘機や軍艦などの軍事兵器の大半を撃破した事件。
なお、この時の死者は皆無とされている…
「ああ、ISが広まると女尊男卑なんてものも広がり、ホラーが増えまくり、オマケに女性の地位を高める為とか復讐のためにガイアメモリに手を出す奴に出てきた。いずれ、変えないといけないな!」
「分かりましたわ。このセシリア・オルコットも手を貸しますわ!」
ビシリとポーズを決めて言うセシリア。
それにジンヤの手を置いて言った。
「ありがとう、セシリア」
「か、構いませんわ///」
そして、ジンヤはセシリアの部屋を出た。
すると、魔導炎のロンがジンヤに言った。
『ジンヤ、何で2つの真実を言わなかった?』
ロンが言う2つの真実。
それは白騎士事件の真犯人。
世間では不明だが番犬所や魔戒法師や魔戒騎士達は知っていた。
そして、白騎士事件の死者は皆無ではない事。
ジンヤはそれに答えることなく闇に消えていった。
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真実。
それは重く悲しいものでもある。