注意、この作品は桂花エンドシリーズを事前に見ておくことをオススメします
本編はこちら http://www.tinami.com/view/362191
外伝の最初はこちら http://www.tinami.com/view/364430
そんなのだるいって、思う人は桂花が一刀にデレデレで、
一刀が多少チート補正が入ってる(?)ぐらいの設定の魏アフターだと思ってください
母親の名は晴(はる)、父親の名は黒刀(こくと)です。
では、どうぞ
どうも、北郷一刀です。俺は半日前にここ洛陽に帰ってきて、賊に襲われそうになっていた
桂花を助けて、みんなと感動の再会を果たしたはずのですが、なんでソッコーで城に
連れて行かれて、玉座に縄でぐるぐる巻きにされているのいるのだろうか?
一刀「な~、華琳。なんで俺はこんな状況になっているんですか?」
華琳「そんなの決まっているじゃない、貴方が逃げ出さないようにするためよ。」
一刀「ねぇ、俺ってそんなに信用ない?」
一刀以外「「「「「「「「「「「「「ない!!」」」」」」」」」」」」
一刀「トホホ~」
秋蘭「そんなことより、どうやってこっちに還ってきたんだ?」
春蘭「そうだぞ、北郷。私やみんなも気になってるんだから、さっさと話せ!」
一刀「まあまあ、落ち着けって春蘭。ちゃんと話すから。」
俺はここに還ってこれた理由を話すのはかまわないのだが、アイツを呼ぶのは癪だというか、
癇に障るというか、まあしょうがないから呼ぶか。
一刀「そこに居るんだろ、左慈と于吉 、それに及川。」
一刀以外「「「「「「「「「「「「!?」」」」」」」」」」」」
左慈「ふん、呼んだら現れるって伝えていただろう一刀。」
于吉「そうですよ、一刀殿。それに私を呼んだということはさっきの本屋のk」
及川「于吉、それ以上は言わんとき。たぶん、ここに居る女の子たちにしばかれるで?」
于吉「ふふ、ではこの話はやめておきましょう。それよりも結界ですね、一刀殿?」
一刀「そういうこと、及川と左慈も頼んだ。」
流琉「兄様、この3人は誰ですか?それに結界って?」
季衣「そうだよ、兄ちゃん。ボクも気になるよ~。」
真桜「ウチも~。」 沙和「沙和も~。」 凪「隊長、私も気になります。」
霞「ウチも気になるわ~。」 風「風もなのですよ~。」 稟「私もです、一刀殿。」
華琳「私もよ、一刀。詳しく話しなさい。」 秋蘭「この3人は誰なんだ?」
春蘭「そうだぞ、この3人は誰なんだ?それに結界とは妖術か?あ~頭が痛くなる。」
各々が話してる間に玉座に向かって走ってくる3人の氣を感じる。
3人ってことは、あの娘たちかな?
バーン
扉が壁にぶつかるような音が鳴り響き、そこにはあの3人の姿だった。
地和「一刀が還ってきたって、本当!?……って、なんでそんな状態なのよ一刀?」
天和「ちぃ~ちゃん、足はや~い。……一刀~、大丈夫?」
人和「ちぃ姉さんも天和姉さんも足速すぎるわ……って一刀さん、なんかすごいわね。」
一刀「天和と地和それに人和、ただいま。」
俺は笑顔で3人に”ただいま”を告げる。
すると、3人とも泣き笑いにながら、”おかえりなさい”と告げる。
一刀「さて、全員揃ったし、説明するね。3人は外史の管理者、それも否定派のね。
結界は、俺が消えたときに関することを含んだ話をするからかな。」
華琳「結界については分かったわ。でも、否定派ってことは貴方を否定する存在じゃないの?」
稟「確かに華琳さまが言ったとおり、貴方はこの世界から否定されたから、消えたのでは
ないのですか?」
一刀「確かに世界が否定したなら、そうかもしれないがそうじゃないんだ。
元々、外史というのは俺の知ってる事実とは異なる世界のこと。
たとえば、俺の知ってる三国の王や将、それに軍師は全員男だった。
でも、この世界はまったく逆だ。意味がわかったかい?」
一刀「それに、この外史は確かに俺の知ってる歴史とは大きく違っていたけど、それは
あまり関係なかった。それは後で話すからその後で聞きたいなら聞いてくれ。
問題は、一部の肯定者と多数の剪定者だった。剪定者の意味も後で聞いてくれ。
その一部の肯定者や多数の剪定者はひとつぐらい感動するエンディング・・・
感動するお話の最後があってもいいのではないか?という考えで俺の存在が消えた。」
桂花「そんな理由で私たちから、一刀を奪うだなんて許せないわね。」
霞「そうやな、ウチも頭に血が上ってきたわ。」
一刀「落ち着けって、2人とも。俺はここに帰ってきたんだから、それにもう消えるなんてことは
ありえないから、みんなも安心してよ。で、話は戻すけれど、俺はみんなよりも
少しだけ、2年ほど年を取っている。それは外史と正史の時間の違いなんだけどね。
俺の世界ではこっちで2日経つとあっちでは3日経っているんだ。わかった?」
春蘭「うむ、北郷の説明でなんとかわかったぞ!」
秋蘭「あ~、必死に考えてる姉者はかわいいな~」
一刀「まあ、あの2人は置いといて。それに俺の世界に俺は行けるし、みんなも行けるように
なったから、いつかみんなで行こうな!」
天和「一刀の世界か~、行ってみたいかも~。」
地和「ちぃもちぃも。」
人和「ちぃ姉さん、落ち着いて。」
真桜「未知のカラクリがウチを待っている!」
沙和「そういや、隊長の委託の元がいっぱいあっちにあるの。」
凪「2人とも落ち着かないか!隊長、すいません。」
流琉「兄様が好きな料理があっちにはいっぱいあるですよね?」
季衣「ってことは、おいしい料理がいっぱいあるんだ!やった~。」
一刀「みんな、テンション高いな~、風はなにかしたいことないのか?」
風「風はですね~、お兄さんの両親に挨拶がしたいのですよ。
一刀「りょ、両親に挨拶ってことはまさか・・・」
風「お兄さんのご想像通りなのですよ。」
一刀「じゃあ、なんで俺がこっちに還ってくるまでの経緯を話すね。」
風「話をうまい方向に変えましたね。」
~回想~
一刀「・・・・、ここはどこだ?って、俺の部屋!?それに日付に時間は・・・・・
7月25日って、あれ?1日しか経ってない・・・・まさか、今までのは
胡蝶の夢だったなんてありえないよな。だって、俺は今まで華淋たちと
一緒に居たんだから。あれが夢だったなんて嘘だよな、嘘だーー!」
晴「朝から、そんなに声を上げてうるさっい。近所の人にも迷惑かかるやろ。
今日は終業式なんやから、終業式やさかい、早う朝ご飯食べよし。」
一刀「はぁ…はぁ、わかったよ、今行くから。(今、焦ってもしょうがない、
学校が終わったら、歴史館に行ってみよう。もしかしたら、何か分かるかもしれない。)」
黒刀「おはよう、一刀。なにが嘘なんだ?隣の部屋から聞こえてたぞ?」
一刀「おはよう。いや、なんでもないよ父さん。それよりも早く下に降りて、ご飯食べようよ。」
黒刀「なんでもないんなら、それでいいんだがな。」
ガタガタ
晴「おはようさん、一刀。それに黒刀さん。」
一刀「おはよう、母さん。」
黒刀「おほよう、晴。」
一刀「それじゃあ、いただきます。」
黒刀・晴「「いただきます。」」
20分後
3人「「「ご馳走様でした」」」
一刀「じゃあ顔洗って、さっさと学校に行って来るよ。」
晴「ええ、いってらっしゃい。」
~聖フランチェスカ学園の教室~
一刀「おはよう、及川。」
及川「お、かずピー帰ってきたんか、おかえり~。」
あれ?及川の奴、俺になんて言った?”おかえり”って言ったか?
普通は”おはよう”だよな。なのにアイツは”おかえり”と言った。
ってことはまさか、俺がアッチに行っていたことを知っているのか?ありえない。
なんで、アイツが・・・・
及川「なんで、知ってるんや?って顔してるな~、後で教えてあげるさかい、
放課後、教室に残っとき。今は終業式に行く準備しとき、かずピー。」
一刀「・・・・分かった、じゃあ後でな。」
俺は及川の言葉が気になって、終業式やSHRの担任の話が聞こえなかった。
そして、SHRも終わり、放課後になった。
一刀「なあ。及川。さっきの言葉はどういう意味だ?」
及川「どういう意味って、そのままの意味やで。アッチの世界から帰ってきたから、
おかえりって言っただけや。」
一刀「なんで、お前がアッチの世界を知っているんだ、答えろ!!」
及川「焦んなや、かずピー。ワイらはアッチの世界を正史とは違う、外史と呼んどる。
その外史って言うのはパラレルワールドに似てるかもしれんが、正確には違う。
そして、外史には管理する者がおるちゅうわけや。」
一刀「ふむふむ、俺が居たのが外史?ってやつで、もしかして及川が管理人だったのか?
だったら、なぜ俺をあの世界から帰したんだ!!俺はあの世界でみんなと一緒に・・」
及川「落ち着け、かずピー。確かに、わいは管理人や。ただし、俺はあの外史は管理しとらん。
それに管理人って言っても、肯定派と否定派の2つに別れとる。確かにわいは
否定派や、外史を否定する。」
俺はその言葉を聴いた瞬間、及川の胸倉を掴む、アイツは自ら否定派を名乗った。
アイツは自分は関係ないと言いたいのだろうか、それでも俺はアイツへ怒りを込める。
アイツの仲間が俺と桂花や魏のみんなの繋がりを壊したと思うと怒りが湧き上がる。
そして、なぜその仲間を止めてくれなかったのかという思いがこみ上げる。
一刀「なんで、俺は消えなくちゃならなかったんだ!確かに歴史は大きく変えたさ、
それでも俺はみんなと一緒に居たかったんだ、エゴかもしれないけどな!!」
及川「落ち着けって、かずピー。ワイはあの外史を否定していない。
そして、胸倉掴むのはやめてくれへん?結構苦しいんやで、これ。」
一刀「あ、すまん。つい、カッとなってな。じゃあ、誰があの外史を否定したんだ!」
及川「ふぅ~、苦しかった~。おい、于吉と左慈居るんだろ?出てこいよ。」
左慈「ふん、死ねばよかったのに・・・俺の名は左慈、以後よろしく。」
于吉「そっけない感じがいいですね~、左慈。私の名は于吉です、一刀殿。」
一刀「おい、及川。この2人はお前と同じ管理人なのか?」
及川「あぁ、この2人も俺と同じく、否定派だがあの外史には関与していない。
2人は元管理人だと言った方がいいかもしれへんな、今は”傍観者”や。」
一刀「”傍観者”・・・ってことは、ただ見守ってるだけってことか?
管理人や傍観者とか、いろいろ種類があるんだな、他にはないのか?」
左慈「まあ、見守るっていうよりは管理外ってことだな。
他には”剪定者”ぐらいか。」
一刀「”剪定者”ってなんだ?」
于吉「”剪定者”というのはですね、原初の話をしなければならないのですが、構いませんか?」
及川「ええよ、どうせやったらワイが言うわ。かずピー、外史っていうのはなんで生まれるか
わかるか?それは人々の思いによって生まれるのが基本や。ただな、原初の場合は別や。
原初は管理人や剪定者に”鍵”や”マスターキー”と呼ばれる存在・・・所謂オリジナル
ってことや。その原初の名を北郷一刀、かずピーであってかずピーではないもの。
その原初の彼を外史に導いたのはワイや。そして、その外史の敵役に選ばれたのは
左慈と于吉の2人や。その原初のかずピーは劉備いない外史で劉備の立場にいたんや。」
一刀「ちょっと待て、じゃあ俺はなんなんだ?」
及川「管理人から見たら、”鍵を持つ者”やな。ワイからみたら、かずピーはかずピーや。
話は戻るけどな、そして原初は左慈と于吉の妨害を喰らいながらも、3国を統一した。
そして、統一後しばらくしたときに、泰山にある銅鏡があれば元の世界に帰らなくても
済むと他の管理人から聞いた原初は泰山に向かった。そして、左慈と于吉の最終決戦が
行われた。そして、呉・魏の支えの元、なんとか泰山にある銅鏡が置いてる宮殿に
入った。そして、仲間の協力の元、銅鏡に触れた原初だったんやけど、それが間違いやった。
その銅鏡こそが始まりにして終端やったんや、元々その外史は崩壊間近だったのを
他の管理人は嘘を付いて、取りに行かせた。これには意味があって、新たな外史の扉を
開かせようと思ったんや。そして、新たな外史が4つ生まれた。
その外史は左慈と于吉の2人が管理している。害悪はないから、安心し。」
一刀「要約すると、俺の元となる存在が居て、劉備さんの居ない蜀で劉備さんの立ち居地に居て、
3国を統一したけど、最後に銅鏡に触れて、新たな外史を生み出したということか?」
于吉「その4つの外史だけだったら、良かったんですけど。貴方も魏に舞い降りたでしょ?
そんな風に例えば、劉備殿がいる蜀に舞い降りた貴方、孫策が納める呉に舞い降りた貴方、
などなどほかにもいろいろな外史が生まれたのですよ。それはなぜか、それは原初の
北郷一刀が無限大に外史を創ることができる”鍵”や”マスターキー”と呼ばれる存在だった
からです。そして、剪定者はその外史を判断する役目をもっているのです。」
一刀「役目を持っているってことは、決定権はないんだ?」
左慈「あぁ、それは我々管理人の役目だ。まあ、なんだ・・・・すまなかった。」
一刀「俺に謝られても困るんだけど、仲良くしようぜ左慈。」
左慈「あぁ、よろしく頼む一刀。それで話は戻すが、なんでお前があの外史から帰らされたか
分かるか?」
一刀「それは俺が正史からだいぶかけ離れたことをしたからだろ?」
左慈「確かにそれもある。だがな”剪定者”、つまり邪魔な枝を切る者の意味があるんだが、
原初という名の樹に無限大とも言える外史という名の枝がある。それを剪定者は
いらないと思う枝を選び、管理人に伝え、切ることができる。」
一刀「つまり、剪定者は俺の居た外史が邪魔だと判断したのか!?」
及川「それは違うで、かずピー。だがな、三国を統一を迎えたことで一種の終端を迎えたんや。
そう考えた剪定者は終わりへのシナリオを考えた。なぁ、かずピー?
感動する結末って、どんなんがあると思う?」
一刀「そうだな・・・・ハッピーエンドか悲しい結末ぐらいしか・・・・って、まさか!?」
及川「そう、そのまさかや。外史とはいえ、正史からかけ離れたことを何個もやってた
かずピーにはハッピーエンドを迎えることは許されへん。だから、
その外史の北郷一刀の存在は消えた。っていうのが、あの外史の真実や。わかったか?」
一刀「ふざけんじゃねえよ、そんな理由で俺をあの外史から切り離しただなんて、
チクショーーーーーーーーーーー!!!」
及川「安心し、かずピー。この外史はどこか、可笑しな感じせえへんか?」
一刀「どこか、可笑しな点なんて・・・・・あ、なんで寮生活をしてたはずの俺が
自宅登校なんてしているんだ?」
及川「この外史はあの外史から、帰ってきたかずピーをとどませるために急ごしらえで
作った外史やさかい、今から、あの外史に行く前に居た世界に帰らせる。
そして、俺はこの外史を否定するために否定派になったんやからな。」
一刀「及川、おまえ・・・・ありがとう!」
及川「親友やろ、かずピー。 左慈と于吉、かずピーを頼む。」
左慈「ふん、言われなくても分かっている。行くぞ、一刀。」
于吉「さっさと壊してくださいよ、剪定者に見つかるのはめんどくさいですからね及川殿。」
3人が去ってから、約5分後
及川「ふぅ、これでこの外史自身に不可視の結界張れたし、さっさと壊すか。
我、外史の管理人、否定派の及川もとい紫虚上人により、この外史を否定する。」
パキパキ・・・・パリーン
ふぅ~、さて、さっさとあの世界に戻ったら、かずピーがあっちに行くまでに
必要なもん揃えとこか。ここまでしても、どの外史でもモテへんのよね、ワイ。はぁ~
あとがき どうも~ma0です。お久しぶり~でいいのかなww
そんなこんなで、アフター一話ですが、左慈と于吉を登場させようと
思ったら、なんか設定がぐちゃぐちゃになってしまった感がありますが、
理解いただけましたでしょうか?
及川の別名は演技で一回しか出てこない仙人の名前を使いました。
『しきょうしょうにん』と読みます
最近、不幸らしい不幸ないな~と思ったら、バイトが鬼畜なほど
入れられてましたね、おかげで必筆が毎日ちょびちょびしかできませんでしたw
そして、今日のラストスパートで最後らへんを消えてしまって、元の約半分ほどに
短縮してしまいました、すいません。下書きなしで書いてたのでホントすいません
誤字脱字、感想等ありましたら、コメントください。
コメントは意欲があがるんでww
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アフター1話目です。