No.402752

死にたがりの第六十五話 俺の寿命がマッハなんだが……

昔、マッハGOGOというアニメがあってだな……
※本編には何ら関係ありません

2012-04-04 19:22:19 投稿 / 全1ページ    総閲覧数:2576   閲覧ユーザー数:2442

あらすじ

 

 

はやて、大地に立つ

 

 

~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~

 

 

「はい、あーんしてください」

 

 

「あーん……」

 

 

どうも、アニスたんです。

とうとう病院で検査を受けてしまっています。

え?原因?呪いに決まってるでしょうに。

 

 

何か、今日ちょっとね……やらかしちゃったんだ。

 

 

 

いや……そのね?

また、倒れたんだ、前触れも無く。

倒れたと言うか……動けなくなったって言った方が良いかな。

 

 

急にさ、ガクッて。

足が動かなくなっちゃってさ。

大変だねこりゃ……あー、どうしましょって感じ。

 

 

皆驚いてたな~、意識を失う倒れかたじゃなくて。

本当にガクッて感じでね、倒れたんだ。転んだ感じかな?

 

 

それからもう大変、立とうとしても手に力が入らない。

足に動かないし力が入らないから動けないのよ。

 

 

だから俺、言っちゃったよ。

 

 

「か、体が……動かない……ん、だけど……」

 

 

ってね。

いやぁ、アメリカンジョークっぽく言ってるけど。

全然笑えねぇよ。

 

 

今はもうその症状も無く動けている。

足もぴんぴんしてるし、手にも力が入る。

 

 

でも念のため検査するから病院に連れてかれたんだ。

ぷんぷん、アニス元気なのに。

 

 

「じゃあ、次はレントゲンを取りますから、着いてきてください」

 

 

「はーい」

 

 

俺は看護婦さんに着いて行くことに。

廊下ではアンクと、シグナムが待機している。

他の人たちは家で留守番。

 

 

「はい、そこに寝てください」

 

 

「はーい」

 

 

て言うかみんな大げさすぎなんだよね。

大丈夫だっていうのに……。

それにしても、困ったなー。まさかここまで症状が表に出て来るとは……。

 

 

まだ良い策も考え着いて無いのに……。

どうしたものか……。

 

 

て言うか、クイーンに解析させた方が詳しく分かったと思うんだけど……。

結構手間暇掛かるんだよね、病院って。

待ち時間もそうだし、診察し終わってからの待ち時間も長いし。

薬処方されるまでの待ち時間も長いし、金を清算する時の待ち時間も長いし……。

あれ?待ち時間しか無くね?

 

 

「はい、良いですよー」

 

 

俺は診察台から降りて、上の服を着る。

さて、後は診断結果だけか……また待たされるのか……。

 

 

そう思いながら廊下に出る。

 

 

~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~

 

 

「はぁ……疲れた」

 

 

「何言ってんだ、いきなり倒れやがって」

 

 

「いや……もう治ったんだけどさ……」

 

 

「それでも油断はできません。あの倒れ方は明らかに異常でした」

 

 

倒れ方に異常も糞もあるのかな?

ま、まぁ……良いんだけどさ……。

 

 

「みんな心配し過ぎなんだよ。俺ならほら、見ての通りピンピンしてるから」

 

 

「あのなぁ……心配させるような行動ばっtかとってる奴は何処のどいつだ。そんなんだから心配されるんだ」

 

 

「えへへ、それ正論」

 

 

まぅたく言い返せない、悔しい。

まぁ、正論だから言い返す事なんてできないけどね。

 

 

「あー……それにしてもしんどい……何でだろう?」

 

 

「やっぱり体調が悪いのではないですか。今日は帰ったら、すぐにお休みになられてください」

 

 

「はーい……」

 

 

何だろう、やけに体が重いし。

……はぁ、どうしたものかな。

 

 

「八神さーん、診察結果が出ましたのでお入りください」

 

 

あ、呼ばれた……。

どっこいしょっ……と、行きますか。

 

 

「んじゃ、行ってくるよ」

 

 

「では、私も着いて行きます。アンク、お前はここで待っていろ」

 

 

「何でお前なんかに指図されなきゃなんないんだか分からないが、まぁそうさせてもらう」

 

 

二人とも、仲良くしなさいな。

全くもう……。

 

 

~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~

 

 

「検査の結果、アニス君の体中に黒い影が見つかりました。ですが、それが何なのか分からないのです。今のところは小さく、日常生活には差し支えないでしょうが、このまま行けば、手足の機能に支障が出て、手が動かなくなり、歩けなくなるのは目に見えています」

 

 

……ふむ、そんなに酷かったのか。

まぁ、癌ですねとか言われなくてよかった。

まぁ、たぶん癌とは違う形だからと言う理由でそうなったんだろけども。

 

 

「医師としては、今すぐ入院をお勧めする所ですが、状態が状態ですし。一度相談してからでも遅くは無いと思います」

 

 

「そう……ですか……分かりました、ありがとうございます……」

 

 

シグナムが何かめっちゃ泣きそうなんですけど……。

何これ罪悪感……。

そんな空気に包まれながら、病室を出る。

 

 

「……どうだった?」

 

 

「……このままだと、主は手と足が動かなくなるらしい……」

 

 

「…………取り敢えず、帰るぞ……」

 

 

……重い、ただひたすら重い……。

どうしてこうなった……。

 

 

……そんな、秋の出来事……。

 

 

原作開始まで……残り二か月……。


 
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