??「・・・・ん様・・・起きて・・・・起きてご主人様・・・・しょうがないわねー・・・」
声が聞こえる
一刀「ハッ!!!!!!殺気!!」
後先考えず横に転がっていった。するとさっきまで自分がいたと思われる地点にありえない生物がダイブしてきていて、さらに想像したくもないが、自分の顔があったと思われる位置にそいつの口が・・・・・・オエッ・・・。
??「あら、やだご主人様ったら起きちゃったの~。もう少しだったのに~」
一刀「なんなんだこの筋肉の化け物!?」
??「だーれが、この世のものとも思えない全身筋肉のおぞましく、醜い、お子様には見せられない化け物ですって~」
一刀「いやいやそこまで言ってないし、つーか本当に誰だよお前。それに俺のことご主人様って」
うん、今考えると可愛い女の子に言われると悪い気はしない言葉だけど今は悪寒しかしない・・・・なんか気持ち悪くなってきた。
??「私の名前は貂蝉しがない踊り子よ♪それとご主人様って呼ぶのはまあ外史の話が関係してくるのだけど」
何やらわけがわからなかった。なによりもこのおっさ・・、漢女の名前のショックが大きかった。三国志に登場する人物の名前だとか、それ以前の問題だった。なんかもう気が休まらないので名前のことはもう考えないようにしよう。今はもっと大事なことがある。
一刀「外史ってなんなんだ?」
貂蝉「簡単に言うと別世界ってことなんだけど、ご主人様はその外史に居たことがあるのよん。正確に言うと三国志の世界なんだけど、ご主人様が知っているものとはかなり違ってしまっているけど」
一刀「ちょっと待て!!俺が外史にいた?そんな覚え全然ないんだけど」
貂蝉「それはそうよん。だって正史つまりはご主人様の世界に戻すときに私が抜き取っておいたんだもの」
一刀「なんでそんなこと!!」
貂蝉「だってそうしなければご主人様はもとの世界に戻るどころか、正史と外史の狭間で殺されていたかもしれなかったのよん」
一刀「どういうことだ?」
貂蝉「私の役割は外史の監視、あ、他にもたくさん同じ役割の人がいるわよん。もともと外史っていうのは自然と消滅してしまうものなのだけど、ご主人様がその外史に干渉したことであの外史は外史というには大きくなりすぎてもはや正史となんら変わりないほどにまでなってしまったの。でももともとの理を曲げたのだからそれをよく思わない人も当然いるでしょう。」
一刀「すごく信じられない話だけれども、そういったやつがいるのはわかる。でもだったらなおさらわからない。俺を殺してもどうにもならないだろ。むしろ恨みだったら記憶をなくしたからって狙われなくなるってことはないだろう。俺あっちで命なんか狙われたことなんてないぞ」
貂蝉「違うのよ。あいつらはご主人様の命というよりは二度と干渉できなくするってことなのん。あの外史の核をつくったのはだれでもないご主人様なの。だから根本であるご主人様を外史から排出しない限りあの外史が消えることはまずないの。だから排出されたあとに記憶を抜いてしまえば少なくても殺そうとするやつはいないってわけなの。まあ例外はいるんだけどね・・・」
一刀「??とにかくありがとうでいいのかな。でもその話をするってことは・・・・・」
貂蝉「そう、また戻ってもらうわん。あの外史は失うには惜しいわ。なによりご主人様はあの世界に必要だもの」
一刀「それだったらその記憶を戻してくれないか。あの夢の子のこともわかるんだろ?
」貂蝉「あらあら、記憶を消してもかすかにでも残っていたなんて愛されてるのねー、うらやましいわ。でももう記憶は戻っているはずよ。思い出せないのはきっかけがないからかしら、長い間離れていたものだから普通じゃたぶんダメねん。強い強いきっかけがなければ。ご主人様の場合やっぱりあれかしらん。むふふ。」
一刀「?とにかくきっかけをさがせばいいんだな。わかった。とりあえずその外史に連れて行ってくれ」
貂蝉「慌てないで。まずこれをつけて」
そういって手渡されたのは顔の上半分を隠すような仮面
貂蝉「ご主人様は有名だから記憶が戻るまでつけていた方がなにかと都合がよさそうだから。あともうひとつその外史には真名と呼ばれるものがあって勝手に呼んだら殺されちゃうわ。それとご主人様の名前も別に考えておかなきゃね。それとあの世界は武器がないと不便でしょうから、それとご主人様はこれがないと後々こまりそうだから」
そういって手渡されたのは一本の日本刀とそれなりの額の入った袋
一刀「いいのか、こんなに」
貂蝉「いいのよん。私の手元にあってもしょうがないし」
一刀「ありがとう。俺はあっちでは 北 と名乗ることにする。そして一刀 はしばらくの間俺の真名だ。この真名お前に預けよう貂蝉!!こんな感じかな」
貂蝉「最高よーご主人様――」
飛びついてくる貂蝉を蹴り飛ばす。
貂蝉「本当につれないわねご主人様」
全然効いてないみたいだった。
貂蝉「それじゃあいよいよ送り飛ばすわよ」
一刀「ああ頼む!!ってあれ貂蝉さんなんで俺を片手で持って助走をつけているのですか。え、嘘だよね、ねえやめて、嘘だと言って!!」
貂蝉「嘘よ♪『よかっ・・』ふんぬらあああああああああああ『いやーーーーーーーーーーーーーーーー』」
一刀は遠くへ投げ出されていった。
貂蝉「うふふ、ご主人様私が送ってあげた(投げ飛ばした)場所気に入ってくれるかしら」
一刀「うわああああああああ」バッシャーン!!!!!!
一刀「貂蝉の奴め・・・・・・・・・・・・・・へ?」
思考が停止した。だって自分は今温かいちょうどいい温度の湯につかっているそして今自分の目の前には服をまとっていない女性・・・・・・・・・・・・・うん、ここは・・・・・・・女子風呂だ・・・・・・
あとがき
勢いでこの場面にしてしまったが・・・・・あれ、フラグはフラグでも死亡フラグしかみえないような・・・・・・・・まあ一刀には頑張ってもらおう。
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昨日に引き続き