上方落語より「貧乏花見」。
まだ亜乃亜が生きていた頃の春のある日。
秘密時空組織Gでは施設の一般公開が行なわれました。
エリュー:「ねえみんな、今からお花見しない?」
エリューが突然、久々に集まったチームのみんなに、
花見の提案しました。
ティタ:「え〜っ、お兄ちゃんの特製弁当は〜?」
マドカ:「敷物もないじゃん」
ジオール:「酒もない花見なんて花見じゃない!」
突然のことなので、みんなは戸惑いました。
エリュー:「花の命は短いんだよ、そんなの気持ちの持ちようだよ!」
こうして、チームのみんなは花見会場へ向かいました。
新聞紙を敷物に、お茶をお酒に、
たくあんをかまぼこに、おからをゆでたまごに見立て、
ありあわせの物でお花見をすることになりました。
エリュー:「さ、たんと飲んで飲んで♪」
亜乃亜:「だめえ! このお酒、トイレが近くなるぅ〜!
ぎゃひ! 並んでる〜!
ああん、もうだめえ! もれちゃう!」
たくさん飲んだ亜乃亜は、股間を押さえてもじもじそわそわしています。
ジオール:「このかまぼこ硬くって、虫歯治療中の私にはちょっと…」
お弁当を食べたジオールが眉間にしわを寄せています。
エモン:「そりゃ、たくあんだから仕方ないさ…」
ティタ:「あっ…♪」
グラスの中をふと見たティタが声をあげました。
ティタ:「ティタはそのうちきっといいことがあると思います!
…だって、グラスの中に『酒柱』が立ってるんだもん」
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上方落語「貧乏花見」。
天使たちの古き良き日。