No.396193

ISジャーナリスト戦記 CHAPTER07 計画提唱

紅雷さん

今回は長ったらしいのをやめました。なので、7000字程度でございます。

一番苦労したのがイラストの配色と名前ってどういうことなの・・・?

活動報告で考察に付き合ってくださった皆さん、ありがとうございました。

2012-03-22 13:46:24 投稿 / 全2ページ    総閲覧数:4288   閲覧ユーザー数:4085

 

『I.O.S.(イオス)』・・・永琳が言うには、人間的思考を備えている少し変わった(?)特殊なAIだというそれは俺の混乱を簡単な説明で粉砕しなくした後、『Sound Only』と表示されている大型スクリーンの中から若い男のような声で先程の発言を肯定し、どれだけ事が急を要するかという事を強調した。

 

『正直言って、言論のみでテロリストと全ての元凶たる篠ノ之束の活動を止めさせることは不可能だ。精々出来るのは世論を変える事・・・結局は『テロリスト=悪』という等式を民衆に与えることしかできない』

 

悲しいけどそれが現実だ。相手は何を隠そう国際テロ組織と世界を股にかけるマッドサイエンティスト、これからも両者相手に戦っていくのに言論だけでは不十分だ。このままでは武力によって蹂躙されるのがオチである。よって、「情報を制する者は世界を制す」という言葉の通り、積極的に情報収集を行い比較的優位な状況に立つにはまず邪魔されないように身を守る手段が必要になってくるのだ。

 

「それで・・・『I.O.S.(イオス)』と言ったか。問題のISに対抗する≪手段≫というのは一体何なんだ?」

 

核ミサイルを除く現存する兵器ではISに打ち勝つことは不可能とされている。既にあらゆる兵器を使用してそれが証明されている以上、ISと戦うにはISを持ってISを制すかIS以上の存在を作り出すほかない。IS関連の企業でもないのにコアを保有しているはずがないので可能性があるとすればISを超える存在でも保持しているのだろうか。

 

「いいえ、残念ながらIS以上の存在を私たちは保持してなどいないわ。あるのは普通のISにかなり劣るISモドキだけ」

 

「・・・ISモドキ?」

 

模造品かそれ以下のパチモンということなのだろうか。詳しい話を聞いてみないことには判断できない内容だった。不安でいっぱいの気持ちを抑え、そのISモドキとやらの詳細について説明を俺達は受ける。

 

永琳が合図するとイオスが画面上に黒と紫、そして金色の三色が特徴的なロボットめいた存在のデータを表示し、同時に部屋に隠されていたらしいその実物を急にせり上がった床から出現させた。自然と周りに皆が集まる。

 

 

 

 

「・・・やっぱり何か、カラーリングだけ見ると『魔王』とか『魔剣』ってイメージが湧くわね」

 

「言えてるな。けど、センスは良いんじゃないか?こういうの好きだぞ俺」

 

ダークヒーロー的イメージが伝わってきて格好良いと思う。いいセンスしてるよ。

 

「あら、そう言ってもらって何より。ちなみに完全にカラーリングに関しては私とにとりの趣味丸出しよ」

 

個人的に何処ぞの黒い騎士団のリーダーさんの専用機を色から連想していたりする。これに乗る奴は仮面でも被って反逆でもするのだろうか。・・・最後刺されたりするのは勘弁な。

 

「この機体はかつて日本と幾つかの小国が合同で密かに研究し開発を続けていた強化外部装甲・・・『SAS(スニーキング・アーマード・スーツ)シリーズ』をISから得られた技術の一部を流用して完成させた一機よ」

 

某大学を卒業後にその『SAS』開発に一枚噛んでいたという永琳は皆にわかるようにこれまでの開発の経緯を説明した。

 

元々、SAS・・・『スニーキング・アーマード・スーツ』は3機ほど試作機が存在していたらしい。

 

1号機は現在のように装甲は多くはなく、急所になりうる部分を主にカバーするために開発され、

 

2号機は地上戦だけではなく空中戦を視野に入れ、まず重たい金属を纏ったままで空を飛ぶことが出来るかを検証するため開発され、

 

3号機は他の二機での反省点を踏まえて武装や汎用性、量産性などについて重点的に検証を行うために開発されたという。

 

しかし、この研究がされていたのはISが世に出る本当に少し前の頃。未だに量産性やコストの問題は解決されておらず、そして要求するスペックを引き出せていなかった。そこに来てのISの登場は計画に大きな打撃を与え、当然のごとく計画は凍結され人知れず闇へと葬り去られる事となった。

 

・・・それから月日は流れ、蓬莱山家に身を寄せていた永琳はISの技術をある程度流用することで一応は要求の仕様を引き出すことに成功する。ただし、現状で世の中に出ているISとは違い『絶対防御』も『形態移行』も引き起こさない、加えて装着者を選ぶ仕様である。(必然的に女性は体格的に無理。男性はスペックに耐え切れなければアウト)

 

世に出すのはやはり無理があり、なおかつこれ以上の混乱を発生させるわけにはいかないと考えた彼女は発表せず保管したままにすることにした。

 

肝心の性能はどうかというと、基本的に防御に関しては装甲自体の防御性と防護フィールド任せになっている。シールドエネルギーも存在しなために殆どバッテリー頼りになる。(充電は太陽光でも賄える)

 

結局、ISからの恩恵は「量子変換技術」と「PIC(パッシブ・イナーシャル・キャンセラー)」、「ハイパーセンサー」の三つのみだった。

 

 

 

 

「成程ね、コイツはだから『SAS-04』・・・四号機ってことなのか」

 

「正式名称とかないから、私達は呼びやすいように『サズフォー』って愛称をつけてるけどね。こーりんに何回かテストしてもらったからスペックは保証するよ」

 

必然的に俺が乗ることになるのか・・・まあ、当たり前か。この面子の中で行動できる範囲が一番広いのは自慢ではないけど自分だ。武装も俺が扱うにはお誂え向きのモノ、ガンカメラがあることだし断る理由がなかった。後は・・・・・・

 

「乗るのはいいけどな、一つ頼みがある」

 

「何かしら?」

 

「俺が決めた名前を正式名称にしてやってくれ。愛称も悪くはないが名無しのまんまじゃマズイだろ?」

 

命を預ける以上、相棒となる存在が愛称だけのままでは格好がつかない。折角良いデザインをしているのだからそれに相応しい名前を俺は付けるべきだと思う。チラリと横目で見ながら懇願すると彼女は快く承諾してくれた。

 

「本格的にこれを起動させるのは貴方が言っていた亡国機業のIS奪取時になると思うからそれまでにしっかりと操作を飲み込んで頂戴ね」

 

「勿論だ、やるからには最後までしっかりやり通すさ」

 

俺はこれから共に行動することになる相棒・・・『True-Quester(トゥルークエスター)』の胸の中心にある紫の結晶体を撫でながら戦う決意を再度固めた。

 

 

 

 

 

 

 

~灯夜試乗中~

 

 

 

 

 

 

 

『ターゲットの全機撃破を確認。シュミレーションを終了してください』

 

「―――了解。すぐに格納庫に戻るよ」

 

早速、簡易的な飛行訓練と射撃動作の確認を行なった灯夜は咲夜のアナウンスを受けて頭からインカム付きのヘルメットを取り外しホッと一息をついた。水平飛行でノロノロと移動し誘導を受けた場所へ向かい装甲を解除すると、待っていたにとりが健康飲料とタオルを持って近づいてくる。

 

「お疲れ様。・・・ゴメンね、旅行を台無しにしてまでこんな事に付き合せちゃって」

 

まだ彼女は騙した挙句に巻き込んでしまったことを悔いているようだった。・・・簡単に謝罪を済ませてチャラにする気がないだけ遥かにマシではある。特に何とも思ってない彼は汗をタオルで拭い取り優しく声をかけて答えた。

 

「別にいいさ。過ぎたことだし、代わりに珍しいモノも見れたことだしな。慧音の土産がダメになったわけでもないし気にするなって」

 

対して損害を受けたわけでもない。むしろ、SASという俺好みの戦う為の力が手に入り政府の支援も受けられることとなったのだから儲け物だ。デメリットなどなくメリットだらけである。

 

「・・・でも」

 

「でも、じゃない。それに休憩の合間に確認したんだが編集長がグルだったことが判明したんでな。怒る気も失せた今の俺に怒れと言っても無駄だぞ」

 

正確には永琳が俺の行動力を危うんで編集長に説得という名の圧力をかけたらしいんだが、この際もうどうでもいい。過去は振り返らないものだと何処ぞの宇宙刑事も言っていた。

 

「それよりもだ、事前に取っていたこーりんのデータが影響しているのか照準にブレがあるんだ。集中して狙う分には気にならないがどうにかならないか?」

 

「えっ、あ・・・うん。多分OSを調整すれば大丈夫だと思うよ。後でメンテナンスはしっかりやっておくから安心して」

 

「おう、サンキュー」

 

ボトルの中の残りを一気に飲み干し喉を完全に潤し終えた灯夜はゴミ箱に空を投げ入れ、未だ汗の感触が残る体をすっきりさせようとシャワー室へと移動した。

 

 

 

 

そして、入れ替わるように永琳が格納庫へやって来て何やら書類を手にしてブツブツと呟きながらSASの前へと立つ。

 

「・・・彼が動かした際の数値がどれも異常ね。面白半分で模擬戦闘のレベルを初めからハードにしたのにこの成績と反射神経、明らかに戦闘慣れしているわよ」

 

クリップボードにまとめられた灯夜に一通りやってもらった試験の成績は霖之助の物と比較して見るとどれも求められている基準値をクリアしており、尚且つほぼ同じ数値を平均して叩き出していた。加えて被弾率は初回にして10%未満・・・霖之助でさえ最初は60%以上だったのにこうも違うとは常軌を逸している。

 

「あっ、先輩」

 

灯夜が出ていった後も格納庫で作業をしていたにとりは永琳の姿に気づいて声をかけ横へと並び立った。ついでに彼女が持っている資料を覗き込む。

 

「・・・あー、やっぱりこうして数値で見ると灯夜の滅茶苦茶さが思い出されるなー」

 

資料を見て、一瞬にしてにとりの顔は苦笑したように変化した。その様子を不思議がった永琳は問いかける。

 

「具体的にどう滅茶苦茶だったのよ、高校時代に」

 

「えっ?・・・どう、と言われましてもね、凄かったとしか言いようがないです」

 

ある時は出られなくなった洋館でホラーゲームの主人公を思わせる行動力を見せ無事脱出できるように皆を誘導したり、ある時はブルーベリーみたいな色のツナギを着たイイ男♂が出現した洋館で一人真っ向勝負で戦ったり、またある時は強敵である学校の七不思議を一度に相手して「もうお前が七不思議でいいよ」言われたりしたのが睦月灯夜君という生き物の全てです。そんな人間がよもやジャーナリストになるなんて思ってもいませんでした(笑)。

 

「信じるか信じないかは勝手ですが、それが灯夜という人間です。・・・・・・というか、それがわかっているのに何で私は拘束しようとしたんだろ?」

 

「まあ、何というか・・・ドンマイとだけ言っておきましょうか」

 

オカルトやホラー体験は生きているうちに一回は経験するものだと聞いたことがある。それを何度も頻繁に経験し生き残ってきたというのなら異常な動きが出来るのにも納得がいった。ようは修羅場慣れしているということである。

 

もう純粋に驚けばいいのか呆れていいのかわからなくなったところで二人は彼から指摘された点を改善すべく作業へと取り掛かった。

 

 

 

 

 

 

 

 

――――――――――――――――――――――――――――

 

 

 

 

 

 

 

 

「・・・ふぅ、さっぱりした」

 

それから数週間が経ち、灯夜は休日を利用して定期的に永遠亭の地下にある施設へと足を運び試験運転という名のテストに明け暮れていた。今日というこの日もスケジュール通りに内容をこなし実に良い気分のままシャワーを浴び脱衣室へと出ると、彼は用意しておいたジャージを取り出し動きやすいラフな格好になった。そしてSASのマニュアルを片手に施設内の廊下を適当にぶらつく。

 

「うーん、慣れはしたが『絶対防御』がないっていうのはキツイなぁ・・・・・・ま、当たらなければ問題ない話なんですけどね」

 

渡された日から何度も読み返してみたが、逃げ回るかしっかり盾で防御すれば何の問題もないね。生身でも回避には定評がある灯夜さんはそう簡単にはやられはしないさっ!

 

「とは言ったものの・・・ISにどれだけ対抗できるかが課題だよな」

 

シュミレーションでは撃破できたとしても実戦でも撃破できるという訳ではない。あくまでデータ上の存在と本物は別と考えて臨んだほうがいいだろう。位置づけとしてSASは流用できなかった部分を除けば第二世代型に匹敵するらしいがこの先出てくる第三世代以降相手にどう戦うか見極める必要がある。

 

第三世代型の開発に各国が躍起になっている今、そううかうかしてはいられない。自分がデータ収集により一層力を入れて一刻も早く活動を本格化できるよう善処すべきだ。

 

「仕事の方に特に支障はきたしていないし・・・・・・テストの時間をもう少し増やすか進言してみるかな」

 

雑誌のネタはこういう時の為にわんさかストックしている。忙しい時はそこから引き出せばいいし、取材期間と編集期間を上手く組み直せば時間はいくらでも作れるはずである。

 

働き過ぎと過去に言われたことがあるのを思い出し、これまでの仕事のスケジュールを整理してみると何となく自分は焦り過ぎて時間を切り詰めていた節があった。それに残業だって誰よりもしていたという自覚さえ存在する。

 

「(幽香の言う通り、俺は一人で突っ走り過ぎていた。仲間を信じていても頼ることはあまりしなかった。巻き込みたくないっていう俺の勝手な我侭の為に・・・・・・)」

 

俺は信じて頼る、『信頼』という言葉を理解していなかったのかもしれない。・・・いや、忘れていたといったほうが正しいだろう。ISが発表される前は確かに誰かを信頼して俺は行動していたのだから。

つまり、ISの存在は知らないうちに俺自身さえも変えてしまっていたということだ。世界が変化していることに気づけて自分の変化に気づけないとは本当に情けない。

 

「『人のふり見て我がふり直せ』とはよく言ったものだな、まったくよ・・・」

 

今のうちに気づけてよかったと思う。気づかずにこのまま行動していれば俺は何処かで道を間違って取り返しのつかないことになっていたかもしれないから。だから、もう少し歩み寄ろう。誰かに迷惑をかけることを恐れるな。この世界規模の問題を完全に解決するには多くの仲間の力が必要なんだと理解しろ。そう自分に言い聞かせ俺は大きく息を吸うと、何時の間にか目の前にまで来ていたモニター室に新たな思いで一歩踏み出し入室した。

 

 

 

 

「―――あ、お疲れ様です灯夜さん」

 

部屋に入ってすぐに反応したのは竹林で真っ先に拘束したメイドの少女、十六夜咲夜だ。彼女は器用な手つきでキーボードを操作し標準的なパソコンの画面が三つ目の前に並んだ席で作業をしていた。隣が空いていたので俺も椅子を引いて腰掛ける。

 

「おう、お疲れ様。・・・今、今回の稼働データの整理中か?」

 

「はい。現在解析までは終わったのですが今回のテストで複数の動作確認を行なったので、今はその一つ一つのデータを分ける作業をしています」

 

「そうなのか。一人じゃキツそうだな、こういうのは得意だから俺も出来る範囲で手伝うよ」

 

動かすだけで「はい、俺の仕事終了!」というのもアレだしな。仕事の半分を振り分けてもらい自分も地道な整理整頓に付き合う。

 

「関節部分の負荷も大分落ち着いてきたか。最初動かした時は気になっていたけどこうして見ると動かしやすくなっているのがよく解る」

 

「出力に時間をかけて手を加えましたからね、より人間らしい柔軟な動きができるようになっています」

 

以前までゴリ押しで三次元機動を行っていたのが嘘のようだ。ガンカメラも照準が合わせやすくなったおかげでブレが全く生じなくなり全体的に大幅な改善がなされているのだと実感が持てる。

 

談笑しながらその後も作業を続け粗方整理が終盤を迎え残すところ後僅かになると、ふとSASとは関係の無い学生の身である咲夜の進路についての話となった。

 

「・・・そういえば咲夜は今年受験だよな、何処の高校行くとか決まっているのか?」

 

「予定ではIS学園を受験する予定です。活動するにあたってIS学園への潜入は必須ですから」

 

「まあそうだけどな。けどさ、咲夜自身は納得しているのかよ。自分の高校生活を強制させられるんだぞ、不満はないのか」

 

他に行きたい学校ぐらい有ってもいいと思うんだけどな。

 

「お嬢様の意向とあれば私はそれに従うまでです。それに将来の就職先と今の就職先は変わりませんから」

 

「あー、成程。あそこは資格取りやすいから資格を取りまくるだけ取ってオサラバするって算段か。進路相談なんて受ける必要はないと、そういう事」

 

進学を勧められようが就職を勧められようが、既に将来設計は出来ていますって事ね。・・・いいなー、就職するまで学業頑張った俺が馬鹿みたいだー。ちなみに妖夢も一年遅れて潜入するそうだ。先輩としての立場と同級生としての立場から一夏や篠ノ之箒を監視するって魂胆らしい。

 

「でも気をつけろよ。IS学園には裏社会、特に『暗部』って言われる連中がいる。そいつらの目を引かないよう注意して行動してくれ」

 

理由と経緯は違うが一夏を監視するつもりなのは同じだからな。下手に関わると此方の動きが妨害される可能性がある。調べては見たがどうも『更識』という一族が危険な連中のようだ。

 

「わかりました。連絡手段についても検討する余地があるので今度にとりさんと永琳さんに話し合ってみます」

 

「俺も進言しておくよ。別件で話したいことが山ほどあるからな」

 

真っ当な手段での連絡は禁物だ。携帯なんぞに頼るようでは潜入なんてこなせない。一流スパイ並みのマル秘アイテムでも開発してやらなければ上手くいくはずがない。念には念を押して後日、二人にスケジュール調整を伝えた灯夜はSAS以外にも何か活動をサポートするアイテムを開発するように提案した。

 

 

 

―――――それから数日が経たない間に彼女達から、『超小型投影ディスプレイ式通信器(付け爪)』なるものが全員に配布される事となった。実用性は・・・かなり高かったとだけ言っておこう。床に落として見えなくなったコンタクトレンズ並みの擬態に俺達はただ脱帽するばかりであった。

 

 

という訳で、パワードスーツの名前は片栗粉さんと釋廉慎さんの意見を参考に『True-Quester(真実の探求者)』となりました。ご意見ありがとうございます。

詳しい設定はこの後公開しますのでお待ちを。

で、ここで簡易的に説明するとSASには

・絶対防御

・形態移行

・シールドバリアー

・ワンオフ・アビリティー(単一仕様能力)

・コア・ネットワーク

の以上5つが存在しません。なので、まともに攻撃を喰らえば体が頑丈でない限り危険です。純粋な装甲と盾の防御性のみが頼りです。

 

では、次回はまた時間が飛んで1年後の物語。サイレント・ゼフィルス編・・・つまり織斑マドカ編です。

予告は(会話文のみ)今回はしません(笑)

 

 

永琳の依頼を受けてイギリスで行われる第三世代のお披露目式へと向かった灯夜。彼が予期していたように開発されたブルー・ティアーズは優雅にターゲットを撃ち落とし、観客を魅了する。・・・しかし、その影で蠢いていた亡霊はもう一つのBT試験機に手を伸ばそうとしていた。

SASという新たな力を手に入れた灯夜はカメラに何を写す・・・?

次回、「CHAPTER08 沈黙逃走」

お楽しみに。


 
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