No.394998 IS~インフィニットストラトス―ディケイドの力を宿す者 ― 二十九話黒猫さん 2012-03-20 12:53:20 投稿 / 全1ページ 総閲覧数:2598 閲覧ユーザー数:2500 |
「よし専用機持ちは全員揃ったな」
俺ら専用機持ちは滝の前の岩場に集まった。でも……
「ん?箒は専用機持ってなかったような……」
原作ってこの質問誰かしてたっけ?まあいいや
「そ、それは……」
「私から説明しよう。実はだな「やっほ~~~~~~~!」はぁ……」
「ちーちゃ~~~~~~~~~~~~~ん!!」
急に、ちふ……織斑先生の説明を遮り、物凄い勢いでこっちに向かってきている
織斑先生と篠ノ之は、物凄く嫌そうな顔をしている
束さん、声通るなぁ……
「やあやあ!あいたかったよ、ちーちゃん!さあ、ハグハグしよう!愛を確かめ「うるさいぞ、束」」
「ぐぬぬぬ.....相変わらず容赦のないアイアンクローだねっ」
だがすぐに脱出し、隠れていた箒の元に向かい
「じゃじゃーーん!!やあ!」
「……どうも」
「ひっひひ~、久しぶりだね。こうして会うのは何年ぶりかなぁ。おっきくなったね、箒ちゃん。特におっぱいが」
がんっ!!
痛そ~~
木刀で一突き
「殴りますよ」
「な、殴ってから言ったぁ。箒ちゃんひど~い!!ねぇ、つっくんひどいよね~~?」
「おい束、自己紹介くらいしろ」
「えー、めんどくさいなぁ。私が天才の束さんだよ、はろー。終わり」
やっぱり
「束って……」
「ISの開発者にして、天才科学者の……」
「篠ノ之束……」
「つっくん!」
俺に抱きつくな~~~!!
「ふふっ!もう、そんなに顔を赤くして~昔から変わらないね、つっくんは///」
顔を赤らめるな~!
「ふっふっふっ、大空をご覧あれ」
あの後、奇跡的に織斑先生が本題に戻してくれた
束さんの掛け声?と共に一機のISが降ってきた
カラーリングが真紅のISで
「じゃじゃーん、これぞ箒ちゃん専用機"紅椿"全スペックは現行ISを上回る束さんお手製だよ~。」
「なんたって紅椿は天才束さんが作った第四世代型ISなんだよ~」
「第四世代!?」
「やっと第三世代型の試験機が出来た段階ですわよ!」
「なのに、もう……」
もちろん皆驚いている……
「そこがほれ~、天才束さんだから!さあ箒ちゃん、今からフィッティングとパーソナライズを始めようか」
「さっ、篠ノ之」
「箒ちゃんのデータは先行していれてあるから後は最新データに更新するだけだね~」
束さんの作業を見て
「すごい、信じられないスピードだわ……」
鈴が驚いているが、多分他のみんなも同じことを考えているのだろう
「はいフィッティング終了。ちょ~早いね、さすが私~。つっくん褒めて褒めて~」
「はいはい」
頭を撫でてやる
ウサ耳邪魔~
「えへへ///……そんじゃあ試運転も予て飛んでみてよ。箒ちゃんのイメージ通り動くはずだよ」
「それではやってみます」
集中した箒が上昇したが
「何あれ!?早い!」
「これが第四世代の加速ということ!」
「どうどう箒ちゃんが思った以上に動くでしょ~」
『ええ、まぁ』
「それじゃあ、コレを処理してみて!」
束さんがミサイルを出し撃ったが全弾、刀の衝撃波で破壊した
「やるな」
「すげぇ」
「ふふふ~、すごいでしょ~」
『やれる、この紅椿なら!!』
原作通りにならなきゃいいが……
「大変です!織斑先生っ!」
山田先生が慌てて織斑先生のとこに向かい、
「どうした?」
「こっ、これをっ!」
携帯端末を渡し
「特命任務レベルA、現時刻より対策をはじめられたし……」
「テスト稼働は中止だ!……お前たちにやってもらいたいことがある」
「はぁ……あれ?こちらの方は?」
息を切らしながら聞く
「篠ノ之 束だ」
「えええっ!?」
凄い驚き方だな……
俺達専用機持ちは旅館の宴会用の大座敷に集められた。
「二時間前、ハワイ沖で試験稼働にあったアメリカ・イスラエル共同開発の第三世代型のIS『銀の福音(シルバリオ・ゴスペル)』通称、福音が制御下を離れて暴走。監視空域より離脱したとの連絡があった
その後、衛星の追跡の結果、福音はここから2キロ先の空域を通過することがわかった。時間にして五十分後。学園上層部からの通達により、我々がこの事態に対処することになった
教員は学園の訓練機を使用して空域および海域の封鎖を行う。よって、本作戦の要は専用機持ちに担当してもらう」
「なるほど……」
「つまり暴走したISを我々が止めるということか……」
「それでは作戦会議を始める……意見がある者は挙手するように」
「はい」
セシリアが手を挙げる
「目標ISの詳細なスペックデータを要求します」
「わかった。ただし、決して口外するな。情報が漏洩した場合、諸君には査問委員会による裁判と最低でも2年の監視がつけられる」
「了解しました」
「広域殲滅を目的とした特殊射撃型、わたくしのISと同じオールレンジ攻撃を行えるようですわね」
「攻撃と機動の両方を特化した機体ね……厄介だわ」
「この、特殊武装……が、かなり厄介……連続しての、防御は……難しい」
セシリア、鈴、簪が口々に感想を言う
「このデータじゃ、格闘性能が未知数だね……」
「偵察は行えないのですか?」
「それは無理だな……この機体は現在も超音速飛行を続けている。アプローチは1回が限界だ……」
「一回限りのチャンス.....ということは一撃必殺の攻撃力を持った機体で当たるしかないですね」
と、なると……
「士が一番妥当なんだろうけど……」
シャルが横目で俺を見ながら
「残念だが、俺は……一応、飛べない」
まあ、飛べないって言ったら嘘になるからね……
すると……
「織斑先生!大変です!」
「今度は何だ!?」
「この付近に未確認ISが……場所は……すぐ近くのビーチです。監視機からの映像です」
そして、映像がモニターに映し出される……
「あ?誰だ?あれ……」
「山田先生……あのISとあれに乗っている女を調べてくれ……」
「はい………出ました!って、これは……」
改めてモニターを見ると……
「先日、アメリカから盗まれたISです!操縦者の女の身元は不明!今のところは何も行動には移ってません!」
「くそっ!次から次へと……!」
「なら、ここは俺の出番かな……」
ゆっくりと腰を上げる……
「士!?」
ラウラが驚きの声を上げる
「お前らは全員であの福音ってのを叩いて来い……俺はアイツをなんとかする……いてて」
背中いてーな……
伸びしすぎたら背中攣りそうで怖いわ……
「む、無茶よ!一人でなんて……」
鈴が怒鳴る
「き、けん……」
簪も不安そうに俺を見上げる
「だーいじょーぶだ!俺に任せろ!……織斑先生、許可を……」
「今、アメリカ政府から許可が降りた……ISを破壊してでもあの女を逮捕しろだと……神谷、いけるか?」
「上等!!」
「はいと、答えろ……まあ、いい
さて、肝心の福音だが……」
すると、
「とぉ~~~~」
屋根裏から飛び出てきた束さん
「また出たよ」
もう、なんか凄いな……
「ちーちゃん、ちーちゃん!いい作戦が私の頭の中にナウ・プリンティング!」
「出て行け」
頭を抱えながらそう言う織斑先生
「聞いて聞いて~、ここはだ~んぜん紅椿の出番なんだよ~」
と織斑先生を揺さぶりながら言う束さん
「何!?」
皆も驚いている
場所は変わり滝の前にて
「紅椿行くぞ!」
静かにそう言い、紅椿を展開した箒
「織斑先生、篠ノ之博士がここにいることを上層部は?」
ちふ……織斑先生に聞く山田先生
「連絡はついている。今は暴走したISを止めることが最優先だ」
「それじゃー箒ちゃん、展開装甲OPEN~」
束さんがそう言い、篠ノ之は展開装甲をとやらを出した
「展開装甲はね第四世代型の装備で~」
ようするに原作で言うと全身が雪片弐型と同じってことで……攻撃、防御、機動に応じて切り替え可能って事
「しかしあれだね~、海で暴走というと十年前の白騎士事件を思い出すね~」
白騎士事件
IS発表から1カ月後に起きた事件。日本を射程範囲内とするミサイル基地のコンピューターが一斉にハッキングされ、2341発以上のミサイルが発射されるも、その約半数をIS「白騎士」が迎撃した上、それを見て「白騎士」を捕獲もしくは撃破しようと各国が送り込んだ大量の戦闘機や軍艦などの軍事兵器の大半を撃破した事件。この時の死者は皆無だった。この事件以降、ISの関心が高まることとなる。
「うっふふふ~、白騎士って誰だったんだろうね~。ねっ、ねっちーちゃん」
「知らん」
「うんうん、私の予想ではバスト88―――」
『ガンッ』
「ひ、ひどいよちーちゃん~、束さんの脳は左右に割れたよ~。」
「そうかよかったな。これからは左右で交互の考え事ができるぞ」
「あ~!?そっか~、さっすがちーちゃん!!あったまいい~」
そう言い織斑先生に飛びつく束さん
「話を戻すぞ!で束、紅椿の調整にはどれくらいの時間がかかる?」
「7分あれば余裕だね~」
「よし……本作戦は篠ノ之を含む6人による目標の追跡・撃墜……神谷による謎の人物の逮捕を目的とする!作戦開始は30分後、各員直ちに準備にかかれ」
「「「「「「はいっ!」」」」」」
「……うっす」
さあ、暴れるぜ……
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二十九話