No.393709

聖杯は砂漠のバラの園に… 02話・守れなかった化け物と守るべき少女

交わるはずのなかった物語。

化け物と少女の無くてはならなかった物語。

こんなものは本当の強さじゃない、、本当に強いのは、、本当に強いのは!人の思いだ!

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2012-03-18 12:25:26 投稿 / 全1ページ    総閲覧数:1646   閲覧ユーザー数:1637

      砂漠の使徒

 

(ふぅ…疲れた。)と、ダークプリキュアは砂漠の使徒の廊下を歩き、サバーク博士の居る部屋に行く途中、心の中で溜息をついていた。

 

何せ、彼女は彼…相川 始をおぶってサバーク博士の下に戻ってきたからだ。

 

(たくっ、アイツらは…。)イライラ

 

アイツらとは、サソリーナ、コブラージャ、クモジャキーの三人である。

 

何故、彼女はこんなにもイライラしているのかというと、この三人に

 

「あんた、見た目以上に、案外、肉食系だったんだ~~。」

 

「そんな男触ってると汚れてしまうよ~。」

 

「何じゃ、その貧弱そうな男は?」

 

と、上から、サソリーナ、コブラージャ、クモジャキーの順で言われたからだ(クモジャキーは、彼女の悪口は言ってないのだが。)。

 

そんなことを思っていたら、サバーク博士の居る部屋に着く。

 

「失礼します。」

と、彼女は部屋に入る。

 

「ダーク、どうした?」

サバーク博士が聞く。

 

彼の前の台には、始が横に倒れている。

 

「彼が何故、心の花がないのかを知りたいので、来ました。」

彼女は、ここに来た理由を話す。

 

「それは私でも分からない。

 しかし、

 彼の保有物と思われるものは解析できた。」

 

彼は、彼女に言い、モニターを開く。

 

「見てくれ。

 このカードには、何らかの生物が封印されている。

 そして、絶大な力が宿っている。

 たとえば、このカード。

 このカードには、鹿。

 あのカードには、象が封印されている。」

 

彼は彼女に丁寧に教える。

 

「ただ、私たちには使えない。

 あとは、持ち主の彼に…「うぅ…ここは…?」…起きたようだな。」

 

彼女は、ふと男…始の方を見る。

 

始は、こちらに気付いたのか、彼らの方に向かい言葉を発する。

 

「ここは…何処なんだ…?」

 

その質問に、サバークは答える。

 

「ここは、砂漠の使徒の中心部だ。」

 

「砂漠の使徒?」

 

「そうだ。

 お前は、この周辺の砂漠に倒れていたのをダークが見つけたんだ。」

 

と、彼に対してもサバークは丁寧に教える。

 

「ダーク?」

 

「彼女だ。」

 

そういって、ダークプリキュア(以降DP)は前に出る。

 

「そうか…ありがとうな、ダークちゃん。

 お礼がしたいのだが、生憎手持ちがない。」

 

「それなら心配ない。

 …彼女の、ボディガードになれ。」

 

と、サバーク博士が言う。

 

「は?」

 

びっくりしたのは、DPの方だった。

 

「一体なんで!?」

 

そうDPは言うので、サバークが耳元に顔を近づけ、小声で言う。

 

「カードの効果が知りたい。

 プリキュアと戦い、その効果を見ることが出来るかもしれないからだ。

運が良ければ、プリキュアも倒せる。」

 

彼の説明に納得し、彼女は口を開く。

 

「いいか?

 今日からお前は私の部下だ。

 私をプリキュアという者から守るのがお前の役割だ。」

 

その言葉の中にあった『守る』という単語に始は反応した。

 

(守る?

 何も守れなかった俺が?

 いや、だからこそ、彼女を守ろう。

 それが、俺が罪を償う第一歩かもしれない。)

 

始は、決心した。

 

「分かった。

 俺は、君を守る。

 何があってもだ。」

 

「ふっ、何があってもだぞ。」

 

そして、彼らは互いに握手を交わした。

 

楽屋

 

(<::V::>)「おい。」

 

作者「どうした?」

 

(<::V::>)「いつになったら変身するんだ?」

 

作者「原作の戦闘しかないからまだまだ先かも。」

 

DP「ということは、私の戦闘もまだなわけだな。」

 

作者「そう言うことになるな。」

 

(<::V::>)「次回は、一体?」

 

作者「3馬鹿と初めて君が会うのかな。

   では、みんな~!」

 

三人「「「次回も、宜しく~~!!!」」」


 
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