No.393662 とある【正義】を持っているヒーロー 第5話作者さん 2012-03-18 11:01:25 投稿 / 全3ページ 総閲覧数:840 閲覧ユーザー数:815 |
【麻帆良学園 女子寮 管理人室】
「しかし……なんだな……あのクラスの中学生……中学生には見えんかったな。」
今時の女子中学生は一体どうなっているんだろうか。
「ふむ……む……このクラスの名簿にある名前……なぜあいつの名前が……」
(エヴァ…あいつキティって呼んだらきれるんだよね……
あいつも人ならざる者だし…しかしこの写真からして本人……
確かナギがここに縛り付けたとか聞いた事もあるが……事実だったか……)
やれやれという表情になる。
(昔一度懲らしめたことがあるが俺を追いかけてばかりで
ナギを倒せば話を聞いてやると言ったきり会ってなかったが……)
「吸血鬼……か……長く生きられるっていうのも考えようだな……」
覚は少し考えたが途中で面倒くさくなった。
それに考えても仕方がない。むなしくなるだけだ。
「まぁいい……あいつが俺に会いに来ないのならば会う必要はないな……」
(仲良くなりすぎても駄目だしな……不老不死ってのは)
覚の言葉はなぜか覚の心の中で響いた。
「今夜の警備か刹那とかと警備の場所違うんだっけか……てか刹那以外の他は誰なんだか……」
そう言えば刹那以外の人物の紹介がされていなかった
「あのクラスで戦闘ができそうな奴は何人かいたけど……」
果たしてどんな奴らなのであろうか……
【夜中】
「はぁ~警備とか楽すぎるね……というか俺ほどの者が苦しむ事など少ない……」
やや自意識過剰
「ここは俺の兵隊さんたちに頑張ってもらおうかな……」
そして覚は銃型の、あのとき手に入れたディェンドライバーを取り出し……
「変身!」 『ディエェェンドゥ!』
ディエンドライバーから青い何かが飛び出し覚の姿を変える。
「さぁ、でてこい……俺の兵隊さん達」
覚はディエンドライバーにカードをいれてトリガーを引いた
『ライオトルゥパァァァズ!』
すると3人(?)の何かが覚の前方に出現した
「さぁ、行ってこいお前達…」
そしてその3人は分かれてどこかへ向かっていった……
「さて、これでだいぶ楽……んぉっと」
「うおっと……凄いな噂どうりだね」
覚がライオトルーパーズを送り出した瞬間後ろから攻撃があり
覚はとっさによけて攻撃を返した。当たらぬように。
「いきなり背後をとるなんて、今の時間にはよろしくないよ……おや?君はどこかで見た事あるね……」
「ああ、私は2-Aの……」
「ああ、『かな』じゃない方だっけ!」
「普通に名前を言ってくれないか?」
「はっはは、失礼したね、真名ちゃんだったか」
「『ちゃん』はよしてくれ……」
「そうだな……俺も人の名前に『ちゃん』とかつけるのは好きではないな……」
「噂どうりだと思ったらそうでもないみたいだね」
「どのような噂が流れているのかは考えれば想像つくが……俺の事はじいさんには他言無用と言ったんだがなぁ……」
「高畑先生から聞いたのさ」
「タカミチ……後で罰を与えねばな……」
「ふむ……」
「まぁいい……面倒ごとは嫌いなのでこれにてさらばだ……」
「あっ、ちょっと待ってくれ……」
「またない!じゃな」
そして覚はその場を去って行った……
【数時間後 少し離れた場所】
「兵隊さんたちが戻ってきたか……ふむ……首尾は上々……お疲れさんと……」
覚がこういうと3人は消えていった……
「飛んでるやつらですら壁などを使えばどうにでもなる……ライオトルーパーにすら勝てぬ悪魔には興味はわかない……」
覚は警備に対する興味を失った……いや……
「刹那と仲良くなるには警備というのもいいかもしれんがな……」
そう言って覚は管理人室へ帰って行った……
続く
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