No.393653 とある【正義】を持っているヒーロー 第1話作者さん 2012-03-18 10:50:07 投稿 / 全3ページ 総閲覧数:1044 閲覧ユーザー数:998 |
【麻帆良学園のどこか】
時刻は夜中……この時間帯に歩く人たちはいるわけがない……
しかし魔のものはこの時間に現れる……
「どうやらもう悪魔はいないようだな……」
一人の少女がその魔の者を退治していたようである……
その少女は成長した刹那であった。
「むっ、なんだ?」
目の前に突然人のように見える何かが現れた……
「何者だ!」
「ふむ……何者だと言われて正体を明かす奴なんて早々いないんだよ……」
「名乗らないのならば容赦はせん!」
「いい女になったのはいいがな……お前はまだ強くなってない……ここは仲間を呼ぶべきだ……力の差も分からないなんて」
「何!?」
「あと、後お前標準語喋りになってんのな……刹那」
刹那の目の前にいた何かは、刹那の速さで刹那の背後をとって銃を頭に向けていた
「ふふっ、俺の圧勝だな……刹那」「な、なぜ私の名前を……」
「そりゃおめぇ……将来の嫁さん候補の名前忘れるわけねえだろ……」
するとその声の下方向には先ほどの何かとは違う男が一人立っていた……
「ふっ、久しぶりだなぁ……約束どうりに美人になってるじゃねぇか……刹那」
「さ、覚さん!?」
刹那は先ほどまでの険しい顔とは違い驚愕の表情になっていた。
「覚さん?兄ぃとは読ばないのか……変わったものだな……時間は人を変えるねぇ」
「あ、いやその……」
刹那の顔色が紅くそまり、あたふたとしている。
「ふ、まあいいさ……その素振りからすると……俺への好意は消えてないようだな」
「あ、あの、その……」
「微妙にアクセントが違うだけで言ってる事が変わってないな…まあいい…」
覚は刹那のことを見つめ、昔とだいぶ変わったことを確認していた。
「あ、あの……なぜここに?」
「ん、仕事よ仕事……さて……なぁ刹那……女子寮ってどこよ」
「え、あ、こちらです……」
(ふ、まだまだ子供だな刹那……だがそれがいい)
覚はやや危ない。
【麻帆良学園 女子寮 管理人室】
「ま、ここの新しい管理人になるってわけだよこの俺がよぉ~」
「覚さんが管理人……ですか?」
「ま、表向きはな……裏も裏である」
「そう、ですよね。」
「それによ……約束だしなぁ~美人になったもん。刹那」
「!あっ、いえ、あの、えと、その!」
「ふむ……さて……明日は爺さんの所に行く予定になってるし、今日は寝るわ……」
「そ、そうなんですか……」
「何?もっと話したいの?一緒に寝たいのか?問題起こしたいの?」
「そ、そんなわけないです!し、失礼します!」
刹那は顔を赤くして走って去っていった……
(いやぁ、面白いもんだ)
「ホント…考え方はまだ子供だな……しかし……だいぶ変わったな……」
(真面目系の女に…)
【麻帆良学園 学園長室】
「ま、給料は月これくらいでな、俺を雇うってんだからなぁ~」
「う、む……いかしかたあるまいて……」
「ま、ここにいたい理由もあるからこの格安な。あと、俺の事は伏せておいてくれよ……」
「うむ、君の正体がばれると煩くなるからのぉ~」
「しかし…なぜ俺を雇おうと思った?まぁ俺にとっちゃちょうどいいが……」
「うむ、それはな……」
[コンコン]
「うむ、噂をすればなんとやらじゃ。到着したようじゃな」
「ふむふむ、誰が到着したんだか……」
すると扉が開き、見覚えのあるような四人がいた……
(ウェ!こいつぁ……!瓜二つってやつじゃねぇか!)
「学園長、ネギ君を連れてきました」
(そうか、こいつがナギの息子。ネギ・スプリングフィールドか……)
次回に続く
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