No.393023

真・機動戦士ガンダムSEED 古の鉄の巨人に乗る介入者

転生完了 偽りの平和

2012-03-17 13:46:46 投稿 / 全1ページ    総閲覧数:4442   閲覧ユーザー数:4280

・・・ううん・・・

目を開くとそこは始めてみる部屋だった

かなり広く壁には本棚らしき物が備え付けられおりたくさんの本が並べられている

目の前の机には小型のパソコンに本が数冊

 

「ここは・・・」

 

机の上にメモがあるのに気づいた

手に取って読んでみる

 

『今貴方が居るのはナンブ財団の貴方の執務室ですよ

貴方にこの世界での貴方の記憶を入れおきましたので、では頑張っ

てください』

 

・・・それで知らない記憶があったわけか・・・

俺は暫く記憶の整理に時間を費やす事にした

そして一気に時間は3ヶ月も飛ぶ

創始者といっても仕事をしないわけではなく

俺の仕事は社員たちのメンタルケアや武器や商品などのテストにも立ち会っている

が本心は自分だけ仕事をしないのは気分が悪いからだ

財団があるのはオーブから5キロほど離れた巨大な島にある

島の地下では来るべき時のために機動兵器が開発されている

PTやアシュセイヴァー、ヴァイスセイヴァー、ソウルゲイン、ヴァイサーガ

グルンガストシリーズ、ダイナミック・ゼネラル・ガーディアンなどが量産されている

流石にグレンラガンはオリジナルを含めてもあまり量産はされてはいない

使いこなせるパイロットがあまり居ないからだ

俺も乗ってみたがやはり出力は操縦者に左右されるが機体としては面白い

現在グレンラガンを完全に乗りこなしているのは俺とグレンのパイロットであるカミナとその弟分のみ

そして俺は調整が終了した愛機、アルトに目を向けた

俺の見下ろすようにアルトは畳んでいる

 

「アルト・・・もうすぐお前の力を使わせてもらうぞ」

「あ〜〜!!!キョウスケ様!!こんな所にいらしたんですね!」

 

社員たち15名ほどが俺を見つけると走ってきた

 

「何か用か?」

「用か?じゃないですよ!貴方最近まったく休んでないでしょう!此処3ヶ月はずっと働き詰めですよ!」

 

こちらに来てずっと働き続けている

それ以外にする事と言えば読書か趣味のパソコンを使っての執筆活動ぐらいだ

 

「いや、しかしだな・・・」

「嫌もかかしもありません!とにかく貴方にはこれから最低でも2

ヶ月の休暇をとって貰います!」

「あの・・・俺の意見は・・・」

「さあさあ行って来てください!

ヘリオポリスでのんびりして来てくださいね一応アルトは持っていってくださいね?」

「あのだから・・・」

「いいですね!!!?」

「・・・はい・・・」

 

社員の押しに負けてしまいアルトを持ってヘリオポリスにほぼ強制的に行くことになった

財団のマスドライバーを使いシャトルで宇宙に上がりヘリオポリスに向かいヘリオポリスに到着した

到着したらアルトのコクピットに荷物を積んだまま俺は

ヘリオポリスのテーブルとベンチが一緒になった所で読書を楽しんでいる

 

<トリィ!>

 

空からメタリックグリーンの翼を持ったロボット鳥が羽を休めるように俺の肩にとまった

こいつは・・・トリィか

 

〈トリィ?〉

 

トリィは首を傾げ肩の上をちょこちょこ移動する

 

<トリィ?>

「なかなかかわいいな、トリィ」

<トリィ!>

 

名前を呼ばれると嬉しそうに羽ばたき、乗っていた肩とは逆の肩に

乗った

 

「トリィ〜〜!!」

 

すると何処かからトリィを探す声が聞こえる

優しいな顔をし茶色のショートシャギーに紫の瞳キラ・ヤマトが此方にやって来た

こちらに近づいて来る、どうやら肩に乗っているトリィに気がついたみたいだ

 

「あの・・・すみません・・・その鳥は僕のなんです・・・」

「ああ、この子か、ホラご主人だぞ」

 

肩にいるトリィに指を近づけるとトリィが飛び移りキラに近づけるとまた俺の肩に乗ってしまった

 

「?」

「なんかなついちゃったみたいですね」

「みたいだな」

「あのすみませんが、これから僕はプログラミングをしなけばなら

ないですけど、もしよかったらトリィを見てみてもらってもいいですか?」

「ああかまわないぞ、よく癒されそうだ」

 

そういってキラは俺の隣に座ってノートパソコンを開いた

 

「すみません、え〜と・・・」

「ああ、俺はキョウスケ・ナンブだ」

「僕はキラ=ヤマトです、キラって呼んでください」

「ん?キラは何かの作業をしていたのか?」

「あ、はい、似た様なものですかね?途中でトリィがどっかに飛んで行っちゃって

・・・すみませんほんとにトリィに構ってもらって・・・」

「気にするな」

 

そういったらキラは作業に入り俺はトリィの相手をしている

 

トリィは俺の肩の上を飛び移りながら首を傾げている暫くするとキラが唸り声を上げ始める

「うーん・・・」

「どうした?」

「解らない所があるんです・・・」

「見せてもらえるか?」

「ええ」

 

キラにパソコンの画面を見せてもらいすぐにプログラムの内容を理解した

 

「ここはこうだな」

俺はキラ以上の速さでキーボードを撃ち始める隣でそれを見ている

キラはひどく驚いてる

 

「これでいいか?」

「あ、はい・・・有難う御座います・・・!」

 

キラは俺が作ったプログラムを見て更に驚いた

 

「あの・・・キョウさんって、コーディネーターなんですか?」

「なぜだ?」

「だってさっきだって物凄く早くキーボードを打ってたしこのプログラムなんて凄いクォリティですよ」

「俺はナチュナルだぞ」

「え!?」

「俺は本土の方でプログラミング関係の仕事もしているだ

結構長い事やってるからな(実際は3ヶ月だけど)」

「そうなんだですか・・・」

「なら、キラはナチュラルとコーディネーターのどちらなんだ?」

「・・・・・・僕は・・・・・コーディネーターです」

「そうか」

「!驚かないですか?」

「何が?」

「その・・・、僕がコーディネーターってことに・・・」

「なにを言ってる、キラはキラだろ、ナチュラルでもコーディネイターでも関係ない

お前はお前だ、それに俺は、ブルーコスモスの馬鹿共みたいに人種差別はしない」

「!!!!」

 

キラは俺の言葉にとても驚いているようだ

 

キラサイド

 

「なにを言ってる、キラはキラだろ、ナチュラルでもコーディネイターでも関係ない

お前はお前だ、それに俺は、ブルーコスモスの馬鹿共みたいに人種差別はしない」

「!!!!」

 

僕はこの言葉に衝撃を受けた

友達も僕は僕だと言ってくれただけどキョウさんは今日始めて会った僕にその言葉を言った

 

「キラァ〜!」

 

僕を呼ぶ声がしたからそちらを方を見るとトールとミリアリアがいた

 

「こんなトコにいたのかよ〜カトウ教授がお前の事、捜してたぜ」

「またぁ〜?」

「すぐに連れて来いってさ」

「なーに?また手伝わされてるの?災難ね〜」

「昨日渡されたのも、やっと終わったばかりなのに・・・」

「キラ、隣の人って、誰?」

 

トールがキョウさんの方を向いて言う

 

「この人はキョウさん、本土の方でプログラミング関係の仕事をしてるんだって

さっきプログラミングを手伝ってもらってたんだ」

「キョウスケ・ナンブだ、気軽に呼んでくれ」

「はじめまして、私はミリアリア=ハウ、ミリィって呼んでください!」

「オレはトール=ケーニヒ、トールってよんでください、ぉ?何か

新しいニュースか?」

トールはパソコンのニュースを見て言った

「うん・・・華南だって」

「大丈夫かなぁ、オーブ・・・」

「あぁ、それは心配ないでしょ、オーブは中立だぜ?

オーブが戦場になるなんてことはまずないって」

 

「そうだキョウさん、僕達はこれからゼミの研究室があるモルゲン

レーテに行くんですけど・・その良かったら一緒に来きませんか?」

「そうだなこれからモルゲンレーテに顔出そうと思ってたしいこうかな?」

「じゃあ行こうか」

 

僕達はモルゲンレーテに向かった

           モルゲンレーテ

キョウサイド

キラ達の案内でモルゲンレーテの研究室に到着した

・・・設備はぼちぼちと言った所か

 

「キョウさん済みませんけどまた手伝ってもらえますか?」

「ああ構わないぞ、今度は何だ?」

「有難う御座いますフレーム設置とモジュールの改良、とにかくプログラムの解析です」

その後俺はみんなに軽い挨拶を作業に取り掛かろうとしたら、突然凄まじい揺れが起こった

「隕石か!?」

「みんな落ち着け!この揺れではエレベーターは危険だ!階段で行くぞ!」

 

非常階段へ行くと、上がってきた職員がいたため、サイが現在の状況を尋ねた

 

 

「ZAFTに攻撃されてる!コロニーにMSが入って来てるんだよ!」

 

その言葉にキラの隣にいたカガリが突然どこかに走り出した

行先はおそらくストライクとイージスがある工場区の格納庫だろう

 

「―――君!」

「キラ!?」

「すぐ行くから!」

「まて!チッ!俺が行くから先みんなは避難するんだ!」

「「「「は、はい!」」」」

 

俺はみんなに先に避難するように促し、キラとカガリの後を追い掛けた

 

「キラっ!」

「キョ、キョウさん!?何で!!?」

「2人だけを放ってはおけるか!」

 

爆風がおきカガリがのかぶっていた帽子を飛んだ

 

「女・・の・子?」

「やはりか」

「何だと思ってたんだ、今まで!」

「いや、だって・・・」

「そんないい争いして場合じゃないぞ!」

「いいから行け!私には確かめねばならぬことがある!」

「いやどう考えても、戻れんよ」

 

俺が向ける親指の先は、瓦礫で埋もれていた、先ほ通ってきた道だ

 

「ええと・・・ほら、こっち!」

「離せ!このバカ!」

 

俺達は急いでシェルターに急いだ

 

「こ、これって…」

「あぁ、やっぱり…。地球軍の新型機動兵器…。くっ、お父様の裏切り者っー!!」

 

お〜、これがストライクとイージスか

 

「急ぐぞ!」

 

そして、退避シェルターの入り口へと辿り着き

インターフォンを押すとスピーカーから応答の声が聞こえた

 

<まだ誰かいるのか?>

「はい!僕達もお願いします開けて下さい」

<2人!?>

「いえ3人です」

<もうここは一杯だ左ブロックに37シェルターがある其処まで行けないか?>

「でしたら、女の子一人でもお願いできませんか?」

<分かった。済まん!>

「何!お前達は・・・!?」

「平気!向こうのシェルターに行くから早く乗って!」

「早く乗れ!」

 

カガリを無理やり押し込んでシェルターを閉めると

カガリがガラス越しで何かを叫んだが、下層のシェルターへと降りて行った

俺達はもう1つのシェルターへと向かって走り出したら爆発で床が崩れて、俺は落ちていった

 

「のわ!!?」

「キョ、キョウさん!?」

 

キラが手を伸ばしてくれたが間に合わず俺は落ちていった

・・・暫く落ちていくと、出口へと着いたら巧く着地した

此処はアルトを積んだシャトルのあるドックだった

 

「フッ、行くか!」

 

俺は急いでシャトルに突入しアルトに乗り込みアルトを起動させた

そしてアルトの目に光が灯りエンジンが滑らかに音をたて始め

コクピットにドリルのようなモニターにサブ動力として設置された螺旋エンジンが出力を上げ始め

ゲージが上がっていきそしてオルゴンクラウドが唸り上げアルトがエネルギーに満ちていく

 

「では行くか!!アルトアイゼン・リーゼ、キョウスケ・ナンブ出る!」

 

スラスターを吹かし地上を目指した


 
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