No.385727

鵺の少女

.鵺の少女はいつも一人だった、妖力は弱く妖怪からは馬鹿にされ、人間の子供たちたちと遊びたくても、普通の人間には見ることや触ることさえできない、稀に妖怪の姿を見ることが出来る人間と出会ったこともあったが、そんな人間でさえ鵺を見た者は皆「不気味な雲の化物」、「雲に包まれた何か」などと、本当の鵺の姿を見ることが出来なかった。でも、鵺の少女は分かっていた、頭は猿(人間)、胴は狸、手足は虎、尻尾は蛇、こんな今の姿が見えたところで更に人間を怯えさせるだけなのだと・・・。そんなある日、他の妖怪たちが何か噂しているのを聞いた。どうも雷神様の太鼓が立ちションしてる間に、太鼓が勝手にどこかに行ってしまったらしい。太鼓には意思があり強大な妖力があるらしく近くにいる主に相応しい者に従うようになっているらしい。この噂を聞いた妖怪たちは太鼓の主となるべく太鼓を探し回っている。そして、もちろん鵺の少女も強大な妖力を手に入れ妖怪からも人間からも認めてもらうがために太鼓を探すのであった・・・。

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2012-03-02 22:37:10 投稿 / 800×800ピクセル

2012-03-02 22:37:10 投稿
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