常にぐだぐだな状況で進んでおります。
注意していても誤字脱字も多々あるかと思いますが、気晴らしで読んでくだされば幸いです。
皇帝から招集をかけられ、何事かと思い劉備、華琳、雪蓮達は指定された将と引き連れ、急ぎ洛陽に向かう。それぞれが洛陽に到着すると、以前よりも活気あふれた街に疑問に思うが、それよりも胡蝶達の下に急ぐが、全員がそろうまで待たされることになった。そしてようやく全員がそろうと、ようやく蘭との面会が始まった。通されたその場所には、蘭だけではなく、義姉の胡蝶とフードを被った人物が5人待ち構えていた
「皆、急な召集にもよく集まってくれた。心から礼を言うのじゃ」
「それよりも、このような大規模な招集をかけられた理由は何なのですか」
「ええ、特にこの洛陽周辺で不審な動きがあると聞きませんが…」
「それなのだが。私達も頼まれただけで、詳しい理由は知らないのだ」
「…では、その人物を早く此処に呼んでください。我等とて、暇ではないのですから」
「呼んだのは俺で、初めからここにいたんだけどな。ま、さっさと話を始めようか」
関羽が若干胡蝶たちを睨みながら問いかけると、後ろからその答えが返ってきた。全員が振り返ると見慣れていた黒を主としたコートではなく、白を主としたコートを着た一刀が、手に縄をかけられた2人をつれ立っていた。
ほとんどの人は相変わらずの神出鬼没な一刀の行動に驚いていたが、ある人物は一刀がつれている人物を見て驚きを隠せないでいた。
「…それよりも、歩く変態はどんな理由があって、私達をここに呼んだのよ。しかも、皇帝陛下まで巻き込んで…やっぱりあれなの、女性なら誰かまわず手を出すろくでなしなの」
「桂花言い過ぎです。まぁ、一部否定はしませんが…」
「それよりも、一刀。私達に用って一体何なの。もちろん面白い話なんでしょうね」
「雪蓮…お前は」
「断罪者さんお久しぶりです」
「…まず、一部の人の自己紹介といこうか」
桂花たちから色々言われた一刀だが、それを無視する形で話を進める。その姿に胡蝶たち(若干1名を除き)も含めて不思議に思ったが、お構い無しに進めていく。まず、自己紹介で驚きの声をあげたのは葵翠達の姿を見た、翠と蒲公英であった。そして次に昊と楼香の姿を見た紫苑達はやっぱりといった顔で近づき再開を喜んでいた。そんな中、昊と楼香の姿を見たある人物は幽霊でも見ている気分であった
「…で、後はこの元?盗賊?の2人だが俺達は名前も知らない、興味もないから置いておいて…本題の前にこいつ等のことを話しておこうか」
「その2人がどうしたというの?これまでの流れに関係ないように思えるのだけど…それに貴女の扇姫たちはどうしたの」
「………あいつ等は諸事情(国王による見合いを潰す為と一刀のことを国中に発表する為)で帰った。それよりも、そんなにせっかちだと縮むと思うぞ『曹操』、『孫策』も劉備も話を戻していいか」
「(ムカ!!)…あら、貴方には真名を預けたはずだけど…それに、今まで真名で呼んでいて急に呼ばなくなるなんてどういうつもりかしら」
「一刀、どういうつもりよ」
急に態度が変わった一刀に苛立ちを隠せない華琳達(昊を除く)は問い詰めようとするが、相変わらず話を聞かずに、話し始める
「これは(つれてきた2人を指しながら)昊と『劉璋』を狙った集団の生き残り?で、情報を提供する代わりに生かして?おいているんだが…この場で、首謀者の人物について話してもらおうかとつれてきた」
「いくら、何でも扱いが雑じゃないですか。捕虜ならもっと丁重に扱うべきです」
「…で、あんた等に昊と『劉璋』を殺すように命じたのは誰だ」
「それは…」「質問に答えなければどうなるか分かっているだろう」
2人は暫く間をおいてある人物を指差した。その指が指し示した人物を確認すると全員が驚きの表情で「ありえない」など口走っている。当の本人、関羽も黙ってないで反論する
「私をバカにしているのか。ふ、ふざけるな!!…そこの2人が助かりたい一心で嘘を言っているに決まっている」
「…嘘はついてないさ。それに、嘘をついたらどうなるかは…こいつ等が良く理解してからな」
そういって一刀は2人を見ると、あのときの恐怖がよみがえったのか震えだした
「そらみろ、死ぬのが怖くて震えているではないか」
「これは、もう一人が嘘をついた瞬間を思い出したものだよ。そうだな、本当は解放したいと思ったが、信じてもらえないのなら分かりやすく説明する為にどっちかに嘘をついてもらおうか」
「「ふざけるな!!俺達はあんなふうになりたくない。頼む、本当のことを言ったんだから俺達を解放してくれ」」
「だ、そうだが。これでも本当だと信じないか」
「そうね。それだけだとまだ信じられないけれど…私の勘は本当だといっているのよね」
「それに、あんなに震えながら訴えているのだから、恐らく本当のことなんでしょうね」
「ぐっ」
関羽が言葉につまるのを確認すると一刀は2人に手をかざし何かをつかみ引っ張る動作をするとまるで糸の切れた人形のように2人は崩れ落ち、骨を残し砂と化した。その姿を見た一部が酷すぎるなど非難を浴びせてきたが、もともと死んでいたのを元に戻しただけと説明し、とっとと本題に入る
「さて、本題に入るとしよう。…これまで、貴方達の行動や生き方、信念を見てきたわけだが、3つの選択肢の中から自分達の未来を一つ選んでくれ。一応言っておくが君達それぞれが選ぶのではなく、此処にいる全員で1つの選択を選ぶんだ…」
その言葉を聞き、華琳たちだけでなく、胡蝶たちにも驚きの表情が見えた。さらに一刀は話し続ける
「まず1つ目は手っ取り早く君達全員の命、2つ目は必要最小限を残して軍の規模を縮小、3つ目は君達全員の力を剥奪の3つだ」
「ちょっと待ちなさいよ。そんな理不尽な要求、呑める訳ないでしょう」
「そうですよ。話し合いもないのにこんな一方的な要求酷いです」
「一刀、本気で言っているのかしら」
「本気さ。ま、どっかの誰かさんが劉璋を殺そうとしなければそのまま見守ることになったんだが」スッ
「…くっ!!それでも、話し合いもなく一方的過ぎるのではないか」
「関羽…選択はなされたんだよ。君が劉備の為に良かれと思ったんだろうが…というわけで、六ヵ月後に答えを聞かせてもらう。場所は此処だ…それじゃ、おれは準備があるからこれで失礼するな」
一刀が何所からともなく地図を取り出すと三国が隣接する場所を指すとその場を去ろうとしたが呼び止められる
「ちょっと待ってくださいよ~。こちらの話も聞かずに、一方的に話して帰ろうとしないでくださいよ~」
「風の言う通りです。こちらの言い分も聞かずに帰らないでください」
「…これでも譲歩したんだが…本当は、全員の命で済まそうとしたんだが、紅鳳達に少し譲歩したらといわれて、こうなったんだけども」
「ふざけないで、それに、死なない相手に逆らっても勝つことが出来ない。つまり、従うしかないじゃない」
「………(ニヤッ)確かに俺達は死なないが、『ある条件』…本人が心から認めた相手からの攻撃なら倒せるぞ。じゃ、改めてまた後ほど」
「(…はて、そうだったかな)」
一刀が部屋を出て行ってから暫くして昊と楼香以外が盛大に溜息をつくと、すぐさまこれからのことを話し合い始めた。とはいえ、先ほどの一刀の言葉で今後の方針はほぼ決まっているようなものであった。
一方数とは部屋を出てからしばらくすると、誰にも邪魔されないもとい、尾行を撒くために別の空間に避難。その後、袋から通信機を取り出すと元の世界で観戦している他のガーディアンに連絡する
『意外と早く終りそうだな』「そうか、結構かかったと思うが」
『まぁ本来なら数時間しか経っておらん。いたしかたあるまい』
「それもそうだな。でだ、今さらだが何で紅鳳達をこっちに寄こした。お陰でえらい目にあったぞ」
『兄様いいじゃないですか。将来の奥さん達をないがしろにする必要はないでしょう(まぁ、止められませんけど)』
『ええ、それよりも扉の修理代を請求するからそのつもりでね』
「壊した本人に請求してくれ」
『彼女達から貴方に請求してといわれているの』
「…分かったよ。それよりも本当にあれでいいんだな」
『そうだな。今回の件は一刀に一任しているんだし。お前がそれでいいんなら問題ないだろう』
『そうね。あと、そっちにいる貴方の部隊は戻らせるけど…問題ないわよね』
「ん、別に問題ないけど…あの格好で戦わせたかったが仕方ないか。それは次の機会にしよう」
『ふむ、それではぬかるでないぞ。特に元部下の昊をいかに騙すかが今回の戦いの鍵になりそうじゃな』
『そうね。それに劉璋ちゃんもあれはあれで油断ならないと思う。ま、あと6ヶ月ゆっくりしなさい』
『どうせこっちに戻ったら、暫くはゆっくり出来ないんだから』
『兄様もやっと結婚ですか………ちょっと寂しいものがあります』
「…なんにしても、あいつ等の選択はただ一つ…」
「皆さん、一刀さんとの話し合いが厳しい中で私達が取れる最善の策は…」
「一刀を倒すことしかありません」
「そうなると、下手に兵士を連れて行っても余計な犠牲者が増えるだけね」
「…あの、華琳様私は彼のことを良く知らないのですが………そんなに強いのですか?」
「ええ、強いなんて言葉ではくくれないわね…あれは一言で言うなら」
「…災害に近いかしら…数を揃えて勝てるほど甘くないわね」
「うむ、あれに勝つには先ほどあやつ自身が言っておった『本人が心から認めた相手からの攻撃』に全てをかけるしかあるまい」
「しかし、それが誰か分からなければ話にならないのう」
「やっぱり、話し合いで解決できないかな」
「…桃香様、いくらなんでもそれは」
「はい、難しいかと…」
そこで、全員が今までこの話に全く参加していなかった、昊に視線を集中させるとやれやれといった風に
「たぶん曹操殿だと思うぞ「あら、なぜかしら」その装飾品は一刀から借りた?物だろう」
「ええ、返すのをすっかり忘れていたわ」
「(そういうことか)…それは一刀殿にとってとても大切な物なんだ。それを預けられるということはよほど信頼されているかもしくは、心から認めている相手にしか預けないからな」
「それじゃ、今回の作戦の鍵は曹操さんってこと」
「そうですね。後は、どうやって彼に一撃を与えるかが問題になりましゅ」
「それは、残りの期間で考えた方がいいのではないでしょうか?…それに、皆さん…私もですが、色々ありすぎて疲れたでしょうから、今日は部屋を用意しますからゆっくり休まれてはどうでしょう」
蘭がどこか寂しそうにしながら、言葉を発すると、各々が自分達の(一部を除く)気持ちを少し整理したいと考え、蘭の言葉に甘えることにした。そんな中、昊だけは、一刀が出て行った扉を見ながら溜息をついていた
「お父さん。どうしたの」
「…いや、団長じゃなくて一刀殿とまともにやって勝てる確立は限りなく0に近いなぁと思ってな」
「ふぅ~ん。けど、みんなが協力すれば大丈夫じゃないかな。お父さんもいるし」
「そうだな」
昊は娘の頭を撫でながらこれから起こる戦いに向けて気を引き締めることにした。そして、三国の将たちや胡蝶と蘭も自分達がどうするべきなのか考えながら、部屋に戻っていった
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もし恋姫無双にこんな設定があったらと書いてみました。
世界の守護者の一人である一刀が外史と呼ばれる三国志の世界で魏・蜀・呉の人々と触れ合い?ながらその世界が破戒するのか、それとも存続するのかを見定めていく物語です。基本中立的な立場からどの勢力にも属しませんが、一時的に属することはあります。
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