早速、とあるMADネタ。
秋山「やあ、アニメ『そらのおとしもの』第3期決定、おめでとおおおおおおおおおおおおおお!!!」
作者「やめろ秋山! これ以上氣を高めるな!」
デデーーンと爆発する秋山。
作者「秋山の奴、しょうがねえな……」
智樹「いや、あんたの分身だろ」
作者「まあそうなんだけどな。俺自身よりも分身にやらせてみた。大丈夫だ、分身はほぼ不死身だから蘇る。
しかし俺の分身が言ったように第3期おめでとうだ」
智樹「う~ん…」
作者「どうした? 嬉しくないのか?」
智樹「いや、嬉しいさ。けどさ、ネタ大丈夫か?」
作者「ネタだと?」
智樹「そりゃあ単行本の話的にはまだストックはあるし、原作でやった話だけど映画だとまだやってない話もいくつかあるから問題ねえけどさ……」
秋山「ああ」
いつの間にか復活した秋山がカオスの方を見る。
秋山「あいつの扱いね」
智樹「原作だと俺、最初にカオスと直接会ったのって公園でまた公園で会うけどカオスの名前は知らなかったからちみっこ呼ばわりしてるだろ?」
作者「ああそうだな」
智樹「けどアニメだとカオスが海から出てくるタイミングが早すぎて、イカロス達と二度目の戦いをして俺もダイダロスからカオスの名前聞いてるから、あの話の再現する時はカオスのことちみっこって呼ばねえだろ」
秋山「それだけならいいだろ」
作者「だがアニメだとカオスの扱いは日和以上に難しいからな。アニメしか見てない人に対してのバレだが、カオスは原作だと仲間になってない!」
智樹「そうなんだよな…。カオスが関わるエピソードはまったくできないわけじゃないけど、カオスがいなくなるエピソードはまずできないだろうな…」
作者「前にも言ったかもしれんが、最初原作でカオスを見た時は『なんてイラつく奴だ』と言う感想だった。しかしアニメ第2期終了後には見る目が変わったな。『なんてかわいそうな子だ』になった」
智樹「あいつにきちんと『愛』を……ってなんでしょう?」
秋山「それは原作ネタだ。まあ『愛』って何だろうネタくらいなら普通にやってもいいんじゃないかと思う。
適当に帰ってきたカオスから『愛ってなあに?』って聞かれて悩むのは普通にあるだろうし…」
作者「とは言ってもまだ仲間になってないからカオスを適当な理由で出さないって手もある。事実、映画では適当な理由でカオスは顔出し程度になったからな」
智樹「どうなるかはスタッフ次第か…」
作者「とりあえず俺は期待して待ってると言うことだな。まあそれはそうととりあえずは第3期決定したから、本当は投稿する時期はもっと後のつもりだったが、せっかくの記念だから急遽書いて、投稿だ!
とは言っても次回の投稿は完全に未定だ。俺自身まだ考えてないからな。
それと今回の話は原作ネタに関連する話になってしまうけど、可能な限り原作のことをばらさないようにしているぞ。
こいつを見てもらおうか!」
ある日の学校の職員室でのことである。
「はあ? イカロスに勝ちたい?」
珍しく学校に来ていたアストレアが職員室にいた秋山にそんなことを言ってきたのだ。
「どうにかならない?」
「いや、どういう意味で勝ちたいのか俺にはさっぱり…」
「考えも読めないの?」
「その気になれば読めるが、読む気がないだけだ。
とりあえず具体的に口に出して言ってみろ」
「そうね~、とりあえず力で勝ちたい!」
「なるほど、少し前にイカロスにボコボコにされたのを少なからず気にしてるんだな」
「そりゃあ私は近接戦闘型でイカロス先輩は遠距離型だから距離を取られたらどうすることも出来ないけど……」
「もしも今後あの時のイカロスみたいに遠距離から攻撃されたらまずいと…」
「そう」
「まあ学校じゃまず出来んな。とりあえずは学校終わってからな。
俺の方はあと少しで終わるから、校門で待ってろ」
それから数十分後、校門で待っていたアストレアの所に秋山がやって来る。
「よしそれじゃあ行くか」
「行くってどこに?」
「何って修業だ」
「へ?」
アストレアは意外そうな声を出す。
「へ? …ってお前、まさか自分が改造されて遠距離攻撃出来たり対策可能な体にしてくれると思っていたのか?」
「違うの!?」
「あのな、俺がそんなことしたら世界崩壊だ。似たようなことを俺は何度も言ってるだろ」
「忘れた!」
「だろうな…、とにかく修行に行くぞ!」
「ひぇえええええええええ!!」
秋山に引っ張られ、アストレアは何処かへと去ってしまうのだった。
そらのおとしもの アストレアの修業
秋山がアストレアを修行と称して連れ去ってから1週間が経つ。
「最近アストレアお姉様、見ないよね」
「秋山さんも見ませんね」
「どうせデルタが秋山に頼んで何か企んでるのよ。まあデルタのことだから失敗するだろうけど…」
桜井家にいるエンジェロイド三名が最近見なくなった自分達の姉妹について話し合っていた。
「けど、あの秋山が付いてるんだぜ。相当やばくないか?」
現時点での家主である智樹が会話に入って来る。
「秋山がフォローしてもデルタの電算能力じゃ何したって無理よ」
「アストレアお姉様、バカだもんね」
ニンフとカオスがアストレアをバカにする。
とは言ってもアストレアのバカさは本人でさえ認めるほどである。
そんな時であった。
「たのもーーーーーーーーー!!」
玄関から聞き覚えのある声が聞こえてくる。
「今の声は…」
「アストレアですね」
イカロス達は玄関に出ていく。
そして玄関のドアを開けるとそこには紺色の道着を着たアストレアといつもの黒上着と白シャツ格好の秋山がいた。
「いらっしゃい、アストレア」
「イカロス先輩…」
アストレアはイカロスに指差す。
「勝負です!」
「はい?」
その時のアストレアの言葉に皆が茫然とした。
それからイカロス達はひとまず大きな桜の木の所に移動した。
イカロスとアストレアもいつもの戦闘服に変化していた。
「言っておくが、イカロス。今ここにいるアストレアは前に戦った時と比べられないほど強いぞ。
本気でやらないとお前が負ける。かといって本気出し過ぎて二人とも死んだら元も子もないから……」
秋山がイカロスとアストレアの体に触れ、何かの力を与える。
「とりあえず一時的に全力でやっても周りの物は壊れない、人も死なない非殺傷の能力をつけておいた。
これで思いっきり全力でやっても構わんぞ。まあいざって時は俺が二人の間に割って入って止めればいい。
カオスじゃ全力の二人の間に入って止めるのは難しいだろうし、ニンフじゃまず無理だからな」
そう言って秋山は二人から離れた。
「それじゃあ、レディーゴー!」
秋山の掛け声とともにイカロスはいきなりアストレアから距離を取ろうとする。
「逃がしませんよ!」
アストレアはイカロスの後を追う。
イカロスの翼よりもアストレアの翼の方が加速能力は高い。
しかしそれはあくまで瞬間的なものであり、持続性で考えればイカロスの方が上である。
そのうえイカロスとアストレアはそれなりに距離があったため、アストレアの翼でも完全にイカロスに追いつくことは出来なかった。
イカロスは地球の裏側でアストレアの真反対にいた。
「これって…」
「決まったわね」
ニンフはもはや勝負は決したと言う顔をする。
何故ならアストレアには遠距離装備がなく、距離を取られたら終わりと言うレベルなのだ。
「そいつはどうかな?」
秋山はニンフの言葉を聞いて笑う。
「どういう意味?」
「俺が修業に付き合ってやったんだぞ。並みの修業なわけないだろ」
「?」
ニンフには秋山の言っていることがよく分かってはいなかった。
「Artemis」
イカロスは前のアストレアとの戦闘のようにArtemisのミサイルを撃つ。
Artemisのミサイルはものすごい速さでアストレアに飛んでくる。
「でぇい! どっせぇい!!」
アストレアはchrysaorで自分に向かってくるArtemisのミサイルをすべて撃ち落した。
「嘘!?」
「アストレアお姉様がイカロスお姉様のArtemisを落とした……」
「秋山、これどういうことだ?」
智樹達が秋山に尋ねた。
「デルタには私やアルファーのようにセンサーは付いてないのよ。
それなのに自動追尾のArtemisをああも簡単に……。
……まさかデルタを改造したの!?」
「んなことするか。そんなことしたら世界崩壊確定だ」
「じゃあ何したの?」
「だから修業だって言ったろ」
そんな時であった。
次にアストレアの目の前にHephaistosの熱砲が飛んでくる。
「どっせええええええええい!」
アストレアはchrysaorの刀身を大きくし、chrysaorを横に振ってHephaistosの熱砲をぶった切る。
「こんなことが……」
「秋山、あれが改造じゃないとしたらなんなのよ?」
「修業だ。それも並みじゃないもののな……」
「どういう修業をさせたんだ?」
「俺が一番最初、つまりは俺にとって元居た世界にあった特撮番組の特訓だ」
秋山はその内容を智樹達に教えた。
話はアストレアに修業をつけてほしいと言われた日の次の日まで遡る。
「アストレア、お前の弱点はなんだと思う?」
秋山がアストレアに質問した。
「う~んと…う~んと……」
「……」
アストレアは考えるも答えが出てこない。
「ああー、私バカだから分からないーーーーーーーー!!」
アストレアは思わず髪の毛をくしゃくしゃする。
「…だろうな。では教えてやろう」
「バカってことを?」
「そんなことじゃない。自分を馬鹿だと思ってる奴はそこまで馬鹿じゃないぞ。
まあ小学生の計算が出来ないのは問題ありだろうが、今はそんなことを言ってる時ではない」
「じゃあ何?」
「お前の弱点、それは遠距離攻撃が出来ないことだ」
「それは……」
アストレアは秋山に指摘されてようやく気付く。
「でも私、イカロス先輩やニンフ先輩のようなレーダーなんてついてないし……」
「レーダーなんて持つ必要はない。空気のわずかな乱れを感じ取ればいいだけだからな。
そこでだ……」
秋山はブーメランをいくつも召喚する。
「何それ?」
「ブーメランだ」
秋山はブーメランの一つを空中に向けて投げる。ブーメランは秋山の元に戻って来た。
「すご~~~~い!」
「お前には今から俺の投げるこのブーメランを一つ残さず叩き落としてもらう」
「それくらいラクショー♪」
「言っておくが、かなり遠くからだぞ」
「へ?」
秋山はそう言って瞬間移動して消えた。
「ど、どこ!?」
「ここだ!」
秋山がアストレアに声をかける。
アストレアは声のする方を見るが、秋山の姿が見えない。
「ど、どこ!?」
「お前の目じゃ見えないのか? 俺はお前が今見ている方向から10km離れた所にいる!」
「10㎞ってどのくらい?」
「ものすごく遠いと思えばいい! お前の頭じゃすぐには分からないだろうからな!」
「ひどい!」
「とにかく俺はここからさっき見せたブーメランを投げる!
お前はそれをすべて叩き落とせ! 全部叩き落とすまではやめないからな!
一度でも受けたら最初からやり直しだ! 覚悟しろ!!」
秋山の声が止む。
するとアストレアの目の前には高速で飛んでくるブーメランが飛んでくる。
「ひぇええええええ!!」
アストレアは突然のことで最初のブーメランを受けてしまう。
ブーメランはアストレアに当たると同時に消える。
「どうした!? これを落とさない限り、イカロスのArtmeisには絶対勝てないぞ!」
「イカロス先輩に……頑張ります!」
「いくぞ!」
秋山は再びブーメランを高速で投げ飛ばす。
アストレアはchrysaorで飛んできたブーメランを叩き落とす。
叩き落とされたブーメランはすぐに消えていった。
「よし!」
アストレアは一つ落としたと思いきやすぐに新しいブーメランが飛んでくる。
「でぇい!」
アストレアは間一髪、そのブーメランも叩き落とす。
そんな修業が30分も続き、アストレアが叩き落とさなければならないブーメランの数は連続で100枚。
既にブーメランは1000枚も投げられていた。
「もう駄目だよ!」
アストレアが疲れ果ててその場に倒れこむ。
「何を休んでいる!」
アストレアが倒れてる間にも秋山はブーメランを投げ続け、アストレアの体に当たる。
「痛い! 痛い!」
「だったらさっさと起き上がれ!」
秋山は倒れているアストレアに容赦なくブーメランを投げ続ける。
「痛い! 痛い! こんなのが特訓になるんですか!?」
「最低でも戦いにおいて戦ってる相手は待ってくれないぞ!
待ってくれるとしたら相当な甘ちゃんだ!!」
秋山はそう言ってブーメランを投げ続けた。
しかしどのくらいかしたら、倒れてるアストレアにブーメランが投げられなくなった。
「まったく……」
秋山が瞬間移動でアストレアの所に戻って来た。
「仕方ない奴だ」
秋山はアストレアの体に手をかざし、傷を完全に治した。
「え? いいの?」
「別に今回みたいな時は治したって世界に影響はねえよ。
それはそうと修業をまたやるからな」
秋山は瞬間移動で再び消えた。
そして数秒後には再びブーメランが投げられる。
そんな飴と鞭ならぬ鞭のラッシュとわずかな飴の遠距離ブーメラン修業が1日くらい続いた。
そして翌日。
「でりゃああああああ!!!」
秋山の投げられる無数のブーメラン。その数はイカロスのArtemisの比ではない。
しかしその数にアストレアは微動だにしていなかった。
「どっせえええええええええいい!!」
アストレアはchrysaorの刀身を大きくせず、一つ一つのブーメランを叩き落とす。
chrysaorで落とせないものはaegis=Lの盾でうまく防ぐ。
そして最後の一つ。
「どっせえい!」
アストレアは最後の一つもchrysaorで叩き落とした。
「よくやった」
秋山がアストレアの元に瞬間移動してきた。
「それじゃあ次だ」
「え? まだあるの?」
「当たり前だ」
秋山は瞬間移動でアストレアをある場所に連れて行った。
その場所は山であり、滝のある小川であった。
「ここでどうするんですか? 滝に打たれるの?
さむそ~」
アストレアは以前に智樹と一緒に滝に打たれたことがあり、その時寒さのあまりダウンした。
「誰も滝に打たれろなんて言ってない。滝を切れ」
「はい?」
「言い方が悪かったな。滝の水を切れ」
秋山はとんでもないことを言う。
「滝の水を? 無理よ、だって水ですよ~。ずっと流れるに決まってるじゃない」
「ああ流れるよ。俺が言いたいのは滝の水を切ることで一時的に流れを完全に絶てと言うことだ」
「そんなこと……」
「手本を見せてやる」
秋山が流れる滝の前に立つ。
「せぇいやっ!」
秋山は掌を水平にして滝の水を切る。
すると滝の水は一時的だが完全に流れを絶たれた。
「すごい…」
「これが手本だ。どうすればこれを出来るのかを言うと、流れる滝でもわずかに線がある。
まあ別の世界ではどんなものにも存在する『死線』と言うのがある。この世界じゃその『死線』はないけどな…。
けど滝の流れの線はどこの世界にもある。そしてそれはイカロスの持つHephaistosの砲撃でも言えることだ。
だからやってみろ」
「う~ん」
アストレアは騙された思いでchrysaorを握り、滝の水を切る。
しかし滝の水は絶えることなく流れ続ける。
「無理よ! こんなの!」
「一度の失敗がどうした! 何度もやってみれば必ずできる!」
「無理!」
「バカヤローーーーーーーーーー!」
秋山が思いっきりアストレアの頬を平手打ちした。
「な、なにすんのよ!?」
「その顔はなんだ!? その目はなんだ!? その涙はなんだ!?」
「涙はあんたが叩いたせいでしょ!」
「そんなんで……この世界が守れるか! そんな調子で、イカロスに勝てると思うか!」
秋山の言葉に何故かアストレアは重みを感じた。
「イカロス先輩に……」
「勝ちたいだろ? まだ修業は始まったばかりに等しいんだ。頑張れ! お前ならできる! 俺はそう信じている!
そして自分を信じろ! 自分を信じられない奴に勝利なんて絶対にない!」
「自分を信じる……」
アストレアはその言葉を聞き、修業に集中しだし、滝の水を切り続ける。
その修業は3日にも及んだ。
そして3日目にしてついにアストレアは一時的に滝の水の流れを完全に絶つことが出来た。
「よくやった。それじゃあ仕上げだ」
「仕上げ?」
「そうだ」
秋山はミサイルを搭載した機材を体に付ける。
「俺を今からイカロスだと思って、戦え」
「へ?」
秋山は空を飛ぶ。
「これが最後の修業だ。APOLLONまではいかんが、イカロスの主な武器、ArtemisとHephaistosを真似た攻撃をする。
それを防ぎつつ、イカロスに近づき攻撃をする方法を見つけるんだ。これはそのための修業だ。いくぞ!」
秋山はいきなりアストレアに向かってミサイルを撃ちまくる。
「うわっ! よっと!」
アストレアは放たれるミサイルをかわさずに全て叩き落とす。
「気を抜くな!」
秋山が掌からエネルギー波を放ち、アストレアはそのエネルギー波も完全にぶった切る。
「それだけだと思うな!」
エネルギー波が止むと同時に再びミサイルがアストレアを襲い、アストレアに直撃する。
「何をしている! まだまだだぞ! もう一度だ!」
「はい!」
秋山との模擬戦は2日ほどかかった。
そして最後の模擬戦でとうとうアストレアの攻撃が秋山に届いた。
「よくやったな。俺にここまでのダメージを負わせるとはな」
秋山の右腕と左足は切れてなくなっていた。
「でもその怪我…」
「あのな……」
秋山の腕と脚は再生した。
「これくらいの怪我、簡単に治るっての…。体を原子レベルにされても俺は生きられるぞ。
俺の中にある闇の魂と対になる魂の力を持ってない限りにな。
だから気にする必要はない。それはそうと早速イカロスと戦いに行くか?」
「その前に…お腹がすきました!」
「はいはい」
結局、イカロスとの戦いは翌日となった。
そして現在に至る。
「…と言うことだ」
「そんなことしてたんだ」
「それじゃあ今のデルタはアルファーに……」
「勝てる」
「そんな……」
アストレアはイカロスのHephaistosをぶった切りながらイカロスに近づいていた。
「!」
「どっせえええええええいい!!」
アストレアはchrysaorでイカロスを切ろうとする。
イカロスは壊されることは分かっていながらもaegisを展開し、アストレアがそれを壊す隙に再び距離を取ろうとする。
イカロスはいつの間にか最初にいた空見町の大きな桜の元に戻っていた。
そこにアストレアがイカロスに追いついた。
「せえええい!!」
アストレアはchrysaorを振るい、イカロスに当てようとする。
攻撃はイカロスに当たりそうになる。
しかしイカロスは……。
「!」
イカロスは振り向き際にAPOLLONを展開した。
「え!」
「っ!!!」
アストレアのchrysaorが当たると同時にイカロスのAPOLLONがアストレアに向かって放たれた。そして二人は大爆発に合う。
幸いにも近くには秋山がいたためAPOLLONの爆発はイカロスとアストレアの周り半径20センチくらいにまで抑えられていた。
そして爆発の煙が止むとイカロスとアストレアは空から地面へと落ちて行った。
「イカロス!」
「デルタ!」
「お姉様達!」
智樹とニンフとカオスが二人に近づく。
「大丈夫か?」
「はい……」
イカロスは何とか返事をする。
「デルタ?」
ニンフが声をかけてもアストレアは返事をしなかった。
「どうしたの?」
「単純なことだ。一時的に機能停止したんだろ。
まあこれくらいならすぐに再起動するだろ。
っても俺からしたら目を覚ますでいい。機械的には見たくないからな」
秋山はそう言いつつ、アストレアを抱える。
「デルタをどうするの?」
「とりあえずこの戦いはイカロスの勝ちだ。
なら敗者は去るのみだ。じゃあな……」
秋山はアストレアを抱えながら静かに歩き去っていった。
それから数日後。
「Artemis」
「ぎゃあああああ!!」
アストレアは修業前の状態に戻っており、Artemisの攻撃をまともに受けてダウンする。
「また戻ったわね」
「あいつは一度倒れちまったら忘れちまう」
「バカだもんね、アストレアお姉様」
「けどそれがいいんじゃねえのか?」
イカロスに追いかけられるアストレア。
それを見るニンフ達。
「まあこれがいつもの日常らしいわよね」
「そういうことだ」
今日も桜井家の周りはいつも通りであった。
終わり
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前回の終わりにしばらくは投稿しないとありましたが、とある事情により特別に投稿することにしました。そのことは前書きで書きます。
今回の話は急遽書いたものであり、とある特撮作品のネタを入れています。
また今回も作者の分身となるオリジナルキャラ(秋山総司郎)も出てきます。