桃香(ぼー)
???「香・・・様・・・」
桃香(ぼー)
???「桃香様!!」」
桃香「ひゃい!?な、何愛紗ちゃん!?」
愛紗「何では有りません!!さっきから呼んでいるではないですか!!」
桃香「あっ、そうだったの?ゴメンね」
愛紗「確りして下さい、ご主人様が居ないんですから」
桃香「・・・」
そう、一刀は月や詠達と共に最低限の兵を、連れて一月前、都に行ったのである
桃香「ご主人様・・・」
愛紗「そう言えば、もう一月になるんですね」
桃香(ご主人様・・・)
一月前
一刀「それじゃあ行ってくるよ」
桃香「ご主人様・・・」
一刀「桃香、蜀を頼んだよ」
桃香「うん!」
一刀「愛紗・・・蜀を、皆を頼んだ」
愛紗「御意・・・お任せください」
月「ご主人様、そろそろ時間です」
詠「早くしなさい」
一刀「判ったよ」
そう言って一刀は、馬に乗る
一刀「行ってくる」
鈴々「お兄ちゃん!いってらっしゃいなのだ!!」
朱里「道中お気をつけて」
雛里(コクコク)
鈴々達は手を振って一刀を見送った
夜
愛紗「ああは言って見た物の、仕事は恐らく終ってないのだろうな」
そう呟きながら、愛紗が桃香の部屋の扉を開けようとした時
愛紗「うん?」
ガリガリ
愛紗「何だこの音?」
コンコン
愛紗「桃香様?居ますか?」
ガチャ
愛紗「桃香様」
愛紗が扉を開けて中に入ると其処には
桃香「・・・」
ガリガリガリガリ
愛紗「桃香様?」
部屋の壁を爪でガリガリと搔いている桃香がいた
桃香「えーん、あいしゃちゃ~ん」
愛紗「ど、どうしたんですか!?桃香様!?」
桃香「えーん」
桃香は泣きながら愛紗に抱きつく
桃香「都に行ったご主人様に会いたいよ~(T-T)」
愛紗「桃香様・・・」
愛紗は桃香が、泣いている理由を直ぐに理解する
愛紗「確かに、こんなに長くご主人様と離れた事は無いですからね」
ザーザー
桃香「!?」
桃香が窓を見ると、雨が降っていた
ガチャガギャ!
桃香「もう我慢できない!?私会いに行く!?」
桃香は、窓を開け様としていた
愛紗「桃香様今は夜です!?雨が降ってます!?寝巻きのまま!?」
ツッコミを入れてないで止めろよと、言いたくなるが、言わなければならない空気であった
三日後
一刀「それで抑え切れずに此処まで連れて来た、と#」
愛紗「うっ・・・」
今一刀の前には、正座した愛紗が居た
一刀「何か言い訳が有るか?愛紗#」
愛紗「ありません」
結局愛紗が折れて、桃香の我が侭を聞いたのであった
桃香「えへへ~♪ご主人様~♪」
桃香は、一刀の腕に抱き付いていた
一刀「たく、お前等といい、雪蓮といい」
桃香「雪蓮さん?雪蓮さんが来たの?」
一刀「うん?ああ、ちょっと前に此処に来てなあ、此処に屋敷立てたいって、言って来てなあ」
愛紗「まさか認可したんですか!?」
一刀「ああ」
桃香「えー!?何で!?」
一刀「蓮華の為だろうな、自分が近くに居たら、何時までも比べられるかも知れないからだろうな」
一刀は理由を話しながら、桃香を腕から離す
桃香「ご主人様、私達もここに屋敷立てたい!!」
愛紗「と!?桃香様!?何を言い出すんですか!?」
一刀「愛紗の言うとうりだ、蜀を留守にするなんて真似「良いんじゃない」詠?」
お茶を持ってきた詠と月が、会話に混ざる
詠「蜀の事は若い連中に任せて、こっちに回って貰ってよ、唯でさえ手が足りないんだから」
月「私も賛成です、都の状態は悪いままですから、人手を増やして貰えないでしょうか?」
一刀「うーん」
一刀は、腕組みをして考え事を始めた
一刀「はぁー桃香・愛紗、二・三日泊まったら、蜀に戻って皆に相談してみてくれないか」
桃香「ご主人様!!」
愛紗「お任せください!!」
その後桃香と愛紗は都に泊まり、蜀に戻っていったのだった
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この作品は、萌将伝の展開を予想して書いた物です。
※本編修行編とは、関係有りません