観音(かのん):(たぶん)ごく普通の女子中学生
真鈴(まりん):(ちょっとオタクな)普通の女子中学生
観音「おっはよ~真鈴!」
真鈴「・・・あ、おはよ、観音ちゃん」
観音「うっ!?真鈴が勉強してる~っ!!」
真鈴「あ~、勉強じゃなくて、手紙書いてんの」
観音「手紙?誰に?」
真鈴「サンタさん!」
観音「へ?」
真鈴「今年のプレゼントをお願いしよ~と思って!」
観音「・・・もしかして、毎年書いてんの?」
真鈴「うん」
観音「え~と、ちなみに聞くけど、どうやってサンタさんに届けるの、それ?」
真鈴「ふつ~にポストに入れて、郵便で」
観音「そんなんでサンタさんに届くの!?・・・ちょっと、送り先見せて!」
・・・
観音「・・・送り先が郵便局留めの私書箱になってる」
真鈴「あ、ちなみにそれは真鈴のサンタさん用だからね~、観音ちゃんは送ってもダメだよ」
観音「う~、金持ちはレベルが違うなぁ・・・(汗)」
真鈴「どうしたの、観音ちゃん?」
観音(・・・まさか、さすがに中学生にもなってサンタを信じてないよね?)
真鈴「あ、もしかして、観音ちゃんって、クリスマスプレゼントはサンタさんじゃなくて、親から貰ってる?」
観音「ふ、普通、親から貰うでしょ?」
真鈴「それはサンタさんを信じてないからだよ!!」
観音「は!?」
真鈴「サンタさんは信じている子のとこにしか来ないんだよ~!」
観音「・・・それが通用するのは、せいぜい小学校低学年ぐらいまでやと思うけどね(汗)」
真鈴「な~んて、さすがの私もホントに信じるほどお人好しじゃないよ~(笑)」
観音「・・・いや、真鈴ならありえるかもって思ってた」
真鈴「それはどういう意味かな?観音ちゃん!」
観音「じゃ、サンタ信じてないのに、なんで手紙書いてんの?」
真鈴「ん~、お約束というか、ウチの親はまだ私がサンタさんを信じてると思ってるんだよね~(汗)」
観音「もうサンタの正体バレてるでって、言えばいいんちゃうの?」
真鈴「だって、バレないように一生懸命フォローしようとするんだもん、なんか言いにくいんだよね・・・こういうのなんて言うんだっけ?子の心、親知らず?」
観音「それ、ちょっと違う・・・まあ、でも、なんとなく分かるかな~」
真鈴「でしょ、でしょ!」
観音「・・・っていうか、うちが親なら中学生にもなってサンタを信じてるなんて、逆に将来が心配になってくるけどなぁ(笑)」
真鈴「ウチの親はボケ役だからね~」
観音「アンタが言うな!じゃ、何?家に帰ったら、真鈴がツッコミ役なん?」
真鈴「そだよ~」
観音「うわ、ぜんぜん想像できへん・・・」
真鈴「ねぇ、観音ちゃん!それとな~く、ウチの親に言ってくれないかな~?」
観音「いやや、そんなん!真鈴が自分で言わなあかんのちゃう?」
真鈴「う~・・・」
観音「あ、いいこと思いついた!逆に真鈴からクリスマスプレゼントをあげるってのは、どう?」
真鈴「え?」
観音「今までサンタ役ご苦労様~って、プレゼントあげるねん!これなら喜ぶんちゃうかな~?」
真鈴「お~!それはいいかも!今までクリスマスプレゼントあげたことないし・・・サンタの服も用意しなきゃ!超ミニのかわいいの!」
観音「・・・いや、そこまでしなくてもええと思うけど(汗)」
真鈴「んじゃ、プレゼントは何がいいかなぁ?」
観音「買ったものより、やっぱ手作りかな~」
真鈴「それじゃ、手作りクリスマスケーキ!観音ちゃんのケーキはすっごく美味しいもんね~!!」
観音「こらこら、うちが作ったら意味ないやん!真鈴が作るねんで~!」
真鈴「それはムリ!」
観音「無理でも何でも作るの~、ちゃんとうちが教えてあげるから!な?」
真鈴「あう~、観音ちゃんのイケズ・・・(泣)」
おしまい
Tweet |
|
|
1
|
1
|
追加するフォルダを選択
クリスマスネタです、ぎりぎり間に合った・・・
いつごろまでサンタを信じてたかなぁ?と思いつつ書きました