No.351479

かのマリ/さんた

クリスマスネタです、ぎりぎり間に合った・・・
いつごろまでサンタを信じてたかなぁ?と思いつつ書きました

2011-12-23 21:52:53 投稿 / 全1ページ    総閲覧数:2462   閲覧ユーザー数:502

観音(かのん):(たぶん)ごく普通の女子中学生

真鈴(まりん):(ちょっとオタクな)普通の女子中学生

 

観音「おっはよ~真鈴!」

真鈴「・・・あ、おはよ、観音ちゃん」

観音「うっ!?真鈴が勉強してる~っ!!」

真鈴「あ~、勉強じゃなくて、手紙書いてんの」

観音「手紙?誰に?」

真鈴「サンタさん!」

観音「へ?」

真鈴「今年のプレゼントをお願いしよ~と思って!」

観音「・・・もしかして、毎年書いてんの?」

真鈴「うん」

観音「え~と、ちなみに聞くけど、どうやってサンタさんに届けるの、それ?」

真鈴「ふつ~にポストに入れて、郵便で」

観音「そんなんでサンタさんに届くの!?・・・ちょっと、送り先見せて!」

・・・

観音「・・・送り先が郵便局留めの私書箱になってる」

真鈴「あ、ちなみにそれは真鈴のサンタさん用だからね~、観音ちゃんは送ってもダメだよ」

観音「う~、金持ちはレベルが違うなぁ・・・(汗)」

真鈴「どうしたの、観音ちゃん?」

観音(・・・まさか、さすがに中学生にもなってサンタを信じてないよね?)

真鈴「あ、もしかして、観音ちゃんって、クリスマスプレゼントはサンタさんじゃなくて、親から貰ってる?」

観音「ふ、普通、親から貰うでしょ?」

真鈴「それはサンタさんを信じてないからだよ!!」

観音「は!?」

真鈴「サンタさんは信じている子のとこにしか来ないんだよ~!」

観音「・・・それが通用するのは、せいぜい小学校低学年ぐらいまでやと思うけどね(汗)」

真鈴「な~んて、さすがの私もホントに信じるほどお人好しじゃないよ~(笑)」

観音「・・・いや、真鈴ならありえるかもって思ってた」

真鈴「それはどういう意味かな?観音ちゃん!」

 

観音「じゃ、サンタ信じてないのに、なんで手紙書いてんの?」

真鈴「ん~、お約束というか、ウチの親はまだ私がサンタさんを信じてると思ってるんだよね~(汗)」

観音「もうサンタの正体バレてるでって、言えばいいんちゃうの?」

真鈴「だって、バレないように一生懸命フォローしようとするんだもん、なんか言いにくいんだよね・・・こういうのなんて言うんだっけ?子の心、親知らず?」

観音「それ、ちょっと違う・・・まあ、でも、なんとなく分かるかな~」

真鈴「でしょ、でしょ!」

観音「・・・っていうか、うちが親なら中学生にもなってサンタを信じてるなんて、逆に将来が心配になってくるけどなぁ(笑)」

真鈴「ウチの親はボケ役だからね~」

観音「アンタが言うな!じゃ、何?家に帰ったら、真鈴がツッコミ役なん?」

真鈴「そだよ~」

観音「うわ、ぜんぜん想像できへん・・・」

 

真鈴「ねぇ、観音ちゃん!それとな~く、ウチの親に言ってくれないかな~?」

観音「いやや、そんなん!真鈴が自分で言わなあかんのちゃう?」

真鈴「う~・・・」

観音「あ、いいこと思いついた!逆に真鈴からクリスマスプレゼントをあげるってのは、どう?」

真鈴「え?」

観音「今までサンタ役ご苦労様~って、プレゼントあげるねん!これなら喜ぶんちゃうかな~?」

真鈴「お~!それはいいかも!今までクリスマスプレゼントあげたことないし・・・サンタの服も用意しなきゃ!超ミニのかわいいの!」

観音「・・・いや、そこまでしなくてもええと思うけど(汗)」

真鈴「んじゃ、プレゼントは何がいいかなぁ?」

観音「買ったものより、やっぱ手作りかな~」

真鈴「それじゃ、手作りクリスマスケーキ!観音ちゃんのケーキはすっごく美味しいもんね~!!」

観音「こらこら、うちが作ったら意味ないやん!真鈴が作るねんで~!」

真鈴「それはムリ!」

観音「無理でも何でも作るの~、ちゃんとうちが教えてあげるから!な?」

真鈴「あう~、観音ちゃんのイケズ・・・(泣)」

 

おしまい


 
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