明命「はぁ・・・一体どうすれば・・」
蓮華「どうしたの?明命」
明命「あ、蓮華様、あの・・・実は・・・」
蓮華「・・・そう」
明命「一体どうすれば「なら、戦争しましょう」れっ蓮華様!?」
蓮華「どうしたの?そんなに驚いて」
明命「蓮華様こそ一体何をおっしゃってるのですか!?」
蓮華「おかしかったかしら?」
明命「はい!なんでいきなり戦争なんですか!?」
蓮華「明命、三国記念も二回目だけど一刀のことどれくらい知ってる?」
明命「それは・・・その・・・」
蓮華「あ、モチロン本気で戦争を仕掛けはしないわ。そうね・・・華琳に話して、明命と一刀だけの戦争にしてもらおうかしら・・・」
明命「一刀様と私だけ・・・ですか?」
蓮華「そう・・・敵として、味方として一刀を見て」
明命「よくわかりませんが・・・やってみます」
蓮華「ってことなんだけど・・・いいかしら?」
華琳「中々面白いこと考えるわね・・・・私は特に反対はしないわ」
蓮華「桃香は?」
桃香「その・・・う~んと」
華琳「無理に言わなくてもいいわよ?」
桃香「でも・・・ご主人様のことを知るために戦争なんて・・・」
蓮華「そうでもないわ・・・それにいい刺激になるかも・・・」
桃香「刺激?」
華琳「やはり呉でも似たようなことになってるのね」
蓮華「ええ、今は五胡もおとなしいでしょう。だからすこし緊張感ほしいのよ」
桃香「それで戦争」
華琳「本当にやる必要はないわ・・・大規模にする必要もない。ただ一方だけの見方よりも敵に回ったらどうなるかも必要じゃないかしら?」
桃香「なら・・・蜀も誰か出してもいいかな?」
蓮華「いいけど・・・誰を出すの?蜀には間謀と言える将はいないはずよね?」
桃香「うん、いない・・・いないけど・・・雛里ちゃんを押そうと思う」
華琳「雛里を?理由はあるのかしら?」
桃香「ただなんとなくだよ・・・それに前に言ってたんだ、刺激がほしいって」
華琳「そう・・・なら魏からは一刀を」
蓮華「呉からは明命を」
桃香「蜀からは雛里ちゃんを」
華琳「誰か!」
兵「はっ!」
華琳「一刀と明命、雛里をここへ」
兵「御意!」
一刀「呼んだか?華琳」
華琳「ええ、一刀。とても大事な話があるの」
一刀「・・・一時的に敵対するんだろ」
華琳「ええ・・・ってどこからその話を」
一刀「明命から相談を受けた・・・いけなかったか?」
華琳「そうじゃないけど・・・いいの?」
一刀「俺は構わないぞ・・っと言っても何をすればいいのかわからないが」
華琳「そうね・・・いざやるとなると困るわね」
蓮華「ならどこか場所を決めてやりましょうか」
一刀「場所?」
蓮華「えっと・・・ここはどうかしら?」
華琳「丁度三国の真ん中ね・・・いいじゃない」
一刀「期間はどれくらい?」
蓮華「そうね・・・三ヶ月はどうかしら?」
華琳「いいんじゃないかしら・・・・どう?三人とも」
一刀「まぁそれくらいなら」
明命「はい」
雛里「大丈夫です」
蓮華「開始はこの式典が終わった一週間後からに・・・詳しいことはもう少し待って」
一刀「ああ、それじゃぁ俺たちは戻るよ」
華琳「ええ・・・あ、一刀」
一刀「ん?」
華琳「襲っちゃだめよ」
一刀「俺からは手をださないよ」
華琳「え、ちょっと・・・はぁ・・・」
蓮華「相変わらず仲がいいわね」
華琳「はぁ・・・心配になってきたわ」
蓮華「そうね」
桃香「あははは」
一刀「明日から小戦争か」
琉流「兄様?」
一刀「なんでもないよ(ナデナデ)」
琉流「はい・・・」
一刀「俺はすこし離れるけど皆元気でな」
『はい』
華琳「それじゃぁ行きましょうか」
一刀「ああ・・・見送り、華琳で大丈夫なのか?」
華琳「それはどうゆう意味かしら?」
一刀「一国の主がたかが男を見送るために・・・」
華琳「あら?他の子が良かったのかしら?それに皆納得してるわよ」
一刀「それならいいのだが・・・桂花が睨んでるし」
華琳「ふふふ、貴方がいなくなるのが嫌みたいね」
桂花「・・・・(トコトコ)」
一刀「桂花?」
桂花「・・・・(ギュッ)」
一刀「え?」
桂花「・・・いっちゃやだ」
一刀「えっと・・・桂花?」
桂花「かずと・・・いっちゃやだ・・・一緒にいてよ」
一刀「ごめんな・・・コレも仕事なんだよ・・・わかってくれ」
桂花「・・・うぅ」
一刀「うっ」
華琳「ほら、桂花。一刀の邪魔しちゃだめでしょ」
桂花「でも・・・さびしい」
華琳「貴方だけじゃないのよ・・・私たち誰一人として一刀と離れたくないの・・・わかるわよね?」
桂花「・・・(こくん)」
華琳「だからすこしの間・・・我慢して・・・」
桂花「・・・・はぃ」
華琳「(今の内に)」
一刀「(わかった)」
一刀「確かここのはず・・・・」
『はぁぁぁぁあ』
一刀「なっ!くぅ」
『せい!』
一刀「くそっ・・・誰だ!?」
『はぁあ!』
一刀「ちっ・・・今は逃げるしか」
『逃がすな!追え!』
一刀「一体何だっていうんだ!」
キラッ
一刀「やな予感・・・・やっぱり~!?」
急遽進路を変えたからいいものの・・・あのまま進んでいたら落とし穴に落ちていた
いや、落とし穴を避けても振り子刃が3重になっていたりと・・・
一刀「ここはドコの拷問部屋だよ!」
確かに戦争といったが・・・何だ・・・何なんだ
どれも本気で殺すようなものばかり
一刀「下手な模擬戦よりも危険だぞ・・・うわっ」
物陰にて休もうとしても的確に狙撃してきやがる
一刀「はぁ・・・はぁ・・・くそぉ」
一刀「ここまでありがとうな・・・」
必要な物を持って馬から下りる・・・俺の目を見てわかったのか馬は頷き戻っていった
一刀「とりあえず安全な場所を探さないと・・・くっ」
どれほど走っても一向に引く様子がない・・・それどころか激しくなる
立ち止まるたびに飛んでくる矢
不意に来る襲撃
無数にある罠
そして一つの疑問
一刀「本当に・・・・明命と雛里だけなのか?」
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ひさしぶり!
とりあえず小戦争あります