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真・恋姫✝無双 呉~新たな外史で綴る物語~ [ 第七話 ]

tawardsさん

 この作品は真・恋姫✝無双の二次創作となっております。

 恋姫祭りに投稿するためのクリスマスネタが思い付かないので、第七話を投稿します。
 今回は第六話の次の日となっております。
 当初は後半に拠点を入れようと思っていたのですが、中途半端に長くなりそうだったので拠点は次回にして、ちょっとした幸せな光景として書かせていただきました。

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2011-12-10 21:41:36 投稿 / 全5ページ    総閲覧数:4748   閲覧ユーザー数:3857

「…んっ………」

 

 “チュン…チュンチュン”

 

「………ん~~~………………あれっ…?…ここは………」

 

 太陽が昇り、朝を告げるように小鳥が囀る中、雪蓮は目を覚ました。

 

「………あっ…そっか……私…昨日一刀と………」

 

「………ありがと、一刀♪…私、今すっごい幸せよ♪」

 

 まだ隣で眠る一刀の髪を指で優しく梳きながら、昨日のことを思い返していた。

 

「………ん~~………」

 

「あっ………」

 

「……………ふあぁ~~……………おはよう…雪蓮…」

 

「おはよ♪…ごめんね。起しちゃった?」

 

「んっ……もう朝だろ?」

 

「ええ」

 

「ん~~~……」

 

 一刀は起き上がり大きく伸びをする。

 

「さてっと、着替えて朝餉を食べに行こっか」

 

「そうね。あっ!でも…//////」

 

「…そっか…//////」

 

 二人とも今の状況を確認して少し赤くなってしまう。

 

「………自分の部屋に戻って着がえ直してくるわ」

 

「………うん。それじゃ食堂で」

 

「ええ」

 

 雪蓮は昨日自分が着ていた服を着直して、部屋へと戻って行った。

 

 一刀も着替え、先に食堂へと向かった。

 

 一刀が食堂へ着くと、少しして着がえ直した雪蓮がやってきたので二人で朝餉を食べた。

 

 朝餉を食べ終えた二人はそれぞれ自分の部屋へと戻って行った。

 

 

 

 部屋に戻った一刀は特に何もすることがなかったので、寝台でごろごろしていた。

 

 しばらくして、朝議の時間になったので一刀は執務室へと向かった。

 

「おはよう」

 

「「「「おはよう(ございますう)、一刀(さん)」」」」

 

「皆もう集まってたんだ…」

 

「ああ。さあ、皆集まったから朝議を始めるとしよう」

 

「「「「うん(ええ)(うむ)(はいぃ)」」」」

 

 皆の返事を聞き冥琳が朝議を進める。

 

「今回の戦に関してだが、圧倒的だったとはいえ、けが人や亡くなった兵も出ている。雪蓮と穏には、そういった兵や家族への対応をお願いするわ」

 

「わかったわ」

 

「わかりました~♪」

 

「祭殿には今回の戦での兵の練度について、確認してもらいたい」

 

「うむ。心得た」

 

「私と一刀で今回の戦の事後処理を行う」

 

「わかった」

 

「それでは何か質問は?」

 

「ちょっといいですか~?」

 

「どうした、穏?」

 

「ええと~、朝議の内容とは関係ないんですけど、雪蓮様が朝議の間ずっとにこにこしているのが気になりまして~…」

 

 雪蓮は朝議の間ずっとにこにこしていたのだ。

 

「うむ。儂もそのことは気になっておったのだ。策殿、何かあったのか?」

 

「えっ!?…ああ、それは………」

 

 雪蓮は話すのをやめてチラッと一刀を見る。

 

 雪蓮と目があった一刀は黙って首を縦に振る。

 

 それを確認した雪蓮が再び口を開く。

 

「………………一刀の子供が出来てるといいな~♪」

 

 雪蓮はお腹をさすりながら三人に話す。

 

「「「………………なっ!?」」」

 

「………はあっ!?………ちょっ!雪蓮っ、なんでいきなりそうなるんだよ…俺はてっきり告白の方かと………」

 

「「「告白っ!?」」」

 

「あっ!」

 

「あはははははっ♪」

 

 雪蓮が放り投げた爆弾は、やっぱり一刀の元に落ちて爆発したのだった………

 

 それからしばらく、三人に詰め寄られて一刀はあたふたしていた。

 

 そんな光景を雪蓮は幸せそうに眺めていた………

 

 

 

「まあ、一刀を問い詰めるのもこのぐらいにしておきましょう」

 

「そうじゃな」

 

「そうですね~」

 

(ようやく解放された………)

 

 一刀はやっと三人から解放されて安堵していた。

 

「雪蓮」

 

「なに?」

 

「おめでとう。よかったわね」

 

「冥琳……」

 

「うむ、おめでとうございます。策殿」

 

「雪蓮さま。おめでとうございますう♪」

 

「祭……穏……三人とも……ありがと……」

 

 三人とも雪蓮の気持はよく分かっていたので祝福した。

 

 雪蓮は三人から祝福されて少し目が潤んでいた。

 

「だが、一刀。私も……その……待っている……ということを忘れるな」

 

「儂もじゃ」

 

「私もですよ~♪」

 

「………………うん//////」

 

 一刀は少し照れくさそうに返事を返す。

 

「でも一刀の一番は私だもん♪ね~一刀♪」

 

 三人に負けてられないと思ったのか雪蓮も加わってくる。

 

「へっ!?いや…それは…その~………」

 

 困った様子の一刀を見て、皆自然と笑っていた。

 

 

 

「さて、そろそろ仕事に取り掛かりましょう」

 

「そうね。…あっ、そうだ!今日は早めに仕事を終わらして宴にしない?戦も勝ったことだし♪」

 

「おおっ!それは賛成じゃ」

 

「いいですね~♪」

 

「しかし…」

 

「いいじゃない。はいっ、決まりね♪」

 

「はぁ~…ホントあなたは…」

 

「まぁ仕方ないよ…雪蓮だし…」

 

「ふっ、それもそうだな」

 

 そして全員、自分の仕事へと取り掛かっていった。

 

 

 

 

 

 夜になって宴が開かれ、みんな楽しく酒を飲み交わした。

 

 次の日、宴でかなり飲んだのか、全員二日酔いになっていた。

 

 雪蓮や祭でさえも………

 

 結局、その日はほとんど仕事にならなかったようだ………

 

 

 

 

 

 

 

<座談会>

 

作者:恋姫祭りのためのネタが思い付かず、第七話となりました。

一刀:早くそっちを書かなくて大丈夫なのか?

作者:出ていただく方は決まってるんですがね~、構成が・・・

一刀:そうか。まあそっちも頑張って仕上げてくれよな。

作者:はい。・・・しかし、一刀はホントに羨ましいですね~。

一刀:それは毎回おまえが・・・

作者:雪蓮様と結ばれた所なのに、冥琳様・祭様・穏様のお三方からまで・・・

一刀:(あの三人とも・・・)・・・まっ、まあな//////

作者:おや~、何を想像しておられるのですか~♪

一刀:いっ!!・・・はぁ、もういいや。どうせ何言っても無駄だろうし・・・

作者:・・・なんだか最近あきらめ癖がついてきてません?

一刀:そりゃあいつも雪蓮に振り回されてばっかりだからな。

雪蓮:・・・誰が振り回してばっかりですって?

一刀:げっ!・・・

雪蓮:げっ!とは何よっ!!・・・それとも一刀はこっちを振り回してほしいのかしら?“シャキン”

一刀:いやっ!ちょっ・・・それはこいつが・・・

作者:私はあきらめ癖がついてきてないか聞いただけです。

一刀:なっ!!・・・裏切る気か!!

作者:なんのことでしょう?(私も余計な事を言うとやばいので・・・)

雪蓮:それに、ずいぶん鼻の下を伸ばしてたようだけど・・・#

一刀:ぐっ!・・・ちきしょおおおおぉぉぉぉ~~~~・・・・・・

作者:あっ!・・・逃げましたね・・・

雪蓮:逃がさないわよっ!!“ヒュンッ”

一刀:“ザクッ”ぎゃああああぁぁぁぁ~~~~・・・・・・

作者:おお~!見事な腕前で。でも、大丈夫でしょうか?

雪蓮:急所は外して狙ってるから大丈夫よ♪

作者:・・・あれっ?なんか前に似たようなことが自分の身にも・・・

雪蓮:(やばっ!?)・・・あははっ♪気のせいじゃない♪

作者:・・・そうですか(う~ん・・・)おや、一刀の傍に誰か・・・あれは・・・冥琳様ですね。

雪蓮:えっ!・・・ホントだわ。

冥琳:一刀、こんな所で倒れてどうしたのだ?

一刀:めい・・・りん・・・たす・・・けて・・・

冥琳:ふむ。なら私の部屋で介抱してやろう。さあ、肩を貸してやるから立てるか?

一刀:・・・あり・・・が・・・とう・・・

冥琳:いや、礼など後でよい・・・行くぞ。

作者:・・・連れていかれましたね。

雪蓮:ちょっと!?冥琳っ!!まちなさい!ずるいわよ~・・・

作者:あ~雪蓮様まで・・・ホント一刀は・・・誰もいなくなったのでこの辺で失礼します。

 


 
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