No.339781

真・恋姫✝無双 守る者 二話

DOWANNGOさん

こんにちわ~
今回は天下一品武道会の表彰式から始まります。
因みに今回アンケートがあるのでよろしくお願いします。
では、始まり~

2011-11-26 19:23:17 投稿 / 全3ページ    総閲覧数:2613   閲覧ユーザー数:2303

今、天下一品武道会が行われた会場では表彰式が行われている。

舞台上に居るのは俺と優勝杯を持った桃香。

因みに俺に優勝杯を渡す役を決める時に相当荒れたらしい。

武将全員が武器を振りまわしたり軍師全員が策略を張り巡らせたりと

色々あり結果常識人の陽(劉協の真名)がジャンケンで決めることを提案しその場を凌いだらしい。

結果選ばれなかったと泣き付いて来てその夜相手をしたのは余談であるが……

 

「ご主人様、おめでとう!」

 

そう言って桃香は俺に優勝杯を渡す。

俺はそれを受け取って持ち上げて民に見せる。

 

『うおぉぉぉぉぉぉっ!』

 

しばらく民の声を満足げに聞いていると

 

パリーン!

 

そんな音が俺の近くで鳴り響いた。

その音を聞いて民は静かになった。

いや、聞いてでは無い。

音が生み出した結果を見て、だ。

鳴り響いたのは俺の上の方。

上の方を見ると……

 

 

 

 

粉々になった優勝杯があった。

 

『きゃぁぁぁぁぁぁっ!』

 

そんな叫び声と共に静かになった周りが騒がしくなった。

 

『逃げろ!逃げるんだ!』

 

『押すな!押すなよ!』

 

『俺を先に行かせてくれ!』

 

観客席は阿鼻叫喚の地獄絵図の様になっている。

見回りの兵士が何とか鎮めようとしているが鎮まらない。

俺は少し息を吸ってこう叫んだ。

 

「静まれ!!!」

 

俺の怒鳴り声を聞いて観客が静かになる。

俺はそれを見て自分の部下にこう命じた。

 

「李典!楽進!于禁!観客を一人も傷付けずに避難させろ!」

 

「「「御意!」」」

 

三人はそう返事をして自分の隊に兵士に指示を飛ばしていく。

俺は観客の避難は三人に任せて犯人を探そうとするが……居ない。

どうやら逃げられたらしい。

 

「ご主人様、ご主人様も避難しないと……」

 

そう言って桃香が俺の服の袖を引っ張る。

 

「分かった」

 

俺はそう返事をしてその場から立ち去った。

洛陽の城の玉座の間

 

優勝杯に矢が射られてから約五時間が経った。

玉座の間では緊急的な軍議が開かれていた。

 

「さて今回の件だが……やはり『奴』が犯人の可能性が高いだろう」

 

冥琳がそう言うと皆が納得した様な顔になる。

やっぱり『あいつ』か……

 

「『あの件』から何もしてこなかったのに何なんだろうな」

 

俺がそう言うと皆が俯いてしまう。

皆俺が一番傷ついていると思ってるんだろう。

 

「皆、大丈夫だよ。俺は大丈夫さ……」

 

そう自分に言い聞かせないと自分がどうにかなってしまいそうだ。

『あいつ』と俺はこの世界で出来た親友だった。

偶に意見が違って喧嘩をする時があっても親友だった。

『あの事件』が起こるまでは……

 

『何でこんなことをするんだよ!』

 

『お前の方針は駄目なんだよ!親友としてそれを教えるのが俺の役目だ!』

 

『はぁ……はぁ……殺せよ……敵は殺さなくちゃいけないんだ』

 

『俺はお前を殺せない……』

 

『いい加減にしろ!お前は皇帝だぞ!』

 

『この者を牢に!』

 

『一刀!いい加減にその甘さを捨てろ!じゃないとお前は破滅の道を通ることになるんだぞ!』

 

「っ!」

 

昔を思い出して感傷的になってたか……

 

「今回の軍議はこれぐらいで良いだろう。

それでは解散!」

 

俺がそう言うと皆各々解散していく。

すると魏と蜀の皆が俺の周りに集まって来る。

 

「どうしたの?皆」

 

「一刀に聴きたいことがあるのよ」

 

華琳はそう言うと空気が変わる。

流石覇王だな……空気が痛いや。

 

「私達は『あの事件』と言うのを報告書でしか知らないのよ。

教えてくれないかしら?」

 

確かに『あの事件』は俺が呉で天の知識を使って色々してたから護衛役の春蘭と愛紗と補佐役の風と凛と呉の皆しか詳しくは知らないんだよな……

 

「分かったよ、後で皆俺の部屋に来てくれ」

 

俺がそう言うと皆頷いた。

俺はそれを見て自分の部屋に戻って行く。

……自分の辛い過去を話す覚悟を決めて。

アンケート

 

皆さんに二つお聞きしたいことがあります。

まず一つ目です。

 

1.『真・恋姫✝無双 新たな外史を創る者達』

 

2.『寂しがり屋の女の子の為に……』

 

3.『学園✝無双』

 

4.『魏エンドアフター罪を背負いながらも……』

 

5.『真・恋姫✝無双 守る者』

 

上記五つのどれが皆さん一番好きでしょうか?

二つ目は実は上記のアンケートが一位の作品を集中的に投稿しようと思うのですが

何話稿して次の作品にローテーションしたら良いでしょうか?

 

1.4話

 

2.3話

 

3.2話

 

4.一位の作品とか別の作品とか区別せずにキチンと一話づつローテーションした方が良いと思う。

 

以上です。

期限は一週間、つまり10/3の午後一時までとします。

では、また次回。


 
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