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恋姫無双 普通の人と乱世を駆けろ! 第16話

ssnowwさん

普通の人ルート15話です

2011-11-23 14:46:16 投稿 / 全6ページ    総閲覧数:3531   閲覧ユーザー数:2975

 

前回までのあらすじ

 

1 しゅうごうばしょにきたー

 

2 毎度お約束袁紹のお~ほっほっほ

 

3 一合で華雄撃破~

 

 

 

 

 

 

汜水関攻めを開始した俺達。

 

その後ろで、各諸侯はどういう反応をしたんだろうか~

 

ということを書こうと思いましたが断念しました。

 

 

 

 

 

汜水関を攻略した俺達連合軍は、虎牢関へ進軍。

 

守将の呂布、張遼との戦闘を始めて既に半月が経っていた。

 

現在の攻め手は曹操軍と袁紹軍、袁術軍だ。

 

汜水関を実質半日、一戦で制圧したという事実を受けて手柄を取られるとでも思ったであろう

 

総大将の袁紹、袁術が『次はこの私が虎牢関を落としてみせますわ』ということで

 

曹操は半ば無理やり付き合わされた形になっている。

 

突撃ばかりを繰り返す袁紹、袁術が堅牢な虎牢関を落とせる筈も無くただ時間だけが過ぎて行った。

 

その間に俺達は華雄に話を聞くことにした。

 

 

「報告、敵将華雄が目を覚ましたようです。北郷に逢わせろと言っておりますが・・・」

 

「そうか、一刀たのむな。桂花も付いていってくれ」

 

「あいよー」

 

「はぁ・・・」

 

こうして俺達は華雄の元へと行く。

 

 

「華雄、起きたか?」

 

「・・・北郷か。私は一騎打ちに負けてつかまった。

 潔く死なせてくれ」

 

「悪いけどそれは出来ないかな」

 

「・・・何故だ」

 

「俺は董卓を助けようと思ってるからだよ。

 彼女が暴政を敷いていないのも知っているよ」

 

「!なんだと、それならば何故董卓様を追い詰めるような連合に参加した!」

 

「貴方方には悪いが、名を上げるためだ。

 俺達は言ったとうり、董卓を助けようと思っている。

 そのためには君の協力が必要なんだ」

 

「・・・その言葉忘れるのではないぞ!

 董卓様を助けるまでは協力してやるが、それからは董卓様に従う。

 約束を違えた時、貴様を殺してやるからな!」

 

「あぁ、それで構わない。よろしく頼むよ華雄」

 

ということで、董卓を助けることを条件に、華雄が一時的に仲間になる。

 

 

 

 

 

 

 

 

「虎牢関、落ちませんね~」と巴

 

「落ちないねえ・・・」これは俺

 

「はぁ・・・」と香

 

「・・・・・」これは円

 

「・・・・・」

 

「巴だったらどう攻める?」

 

「私ですか?・・・私だったら・・・落ちませんね」

 

「え?諦めるの?」

 

「いえ、もしも私が袁紹のように馬鹿じゃ無かったら

 虎牢関落とすのを諦めて反対側の函谷関から洛陽に入りますよ」

 

「まぁ・・・当たり前だな」

 

「わ、私たちは優秀な騎兵の機動性を持ってますからね」

 

「洛陽に攻め込んだら、虎牢関は諦めるしかありませんから

 本隊が追撃して終了・・・ですか?」

 

「そうだねぇ・・・その策を袁紹に・・・無理か」

 

「ああ。ウチだけ目立つような策をあの袁紹が選ぶわけないから。だから今は待つしかないな」

 

「「「はぁ・・・」」」

 

とこんな感じで元袁家3人衆と話していると・・・

 

伝令が駆けてきて

 

「報告します! 虎牢関より呂布隊、張遼隊が出撃

 先陣の袁紹軍、曹操軍を蹴散らしこちらに向かっております!

 公孫賛様が至急集まってほしいとのことです!」

 

「いくか・・・」

 

「「「御意(です)」」」

 

 

 

有利であった守りを捨てて、わざわざ2将軍が攻めに出たかは分からないが

 

異常事態に間違いは無かった。

 

周りの部下達に指示を出しながら公孫賛軍本陣の天幕へ走っていった。

 

 

俺達が、天幕へ付いた頃、次の伝令が届いた。

 

「現在第2陣の劉備軍、孫策軍、馬超軍が交戦中」

 

詳細をまとめるとだらけきっていた袁術軍が散々に蹂躙され敗走中。袁紹は親衛隊のみを連れて

 

連合軍の最後部まで撤退したらしい。

 

いきなり前線が突破された第2陣の3つの軍は抵抗を続けているが、呂布の武力と

 

張遼の用兵技術により、突破は時間の問題だという。

 

曹操軍は現在軍を立て直している最中とのこと。

 

「・・・呂布は来るが、張遼は退路を確保するはず・・・

 星、円、黒蓮で呂布の部隊だけを足止めして!本人を相手にするのは危険すぎるわ!

 他の人間は、部隊の指揮を!」

 

「「「応!」」」

 

やがて、第2軍を突破した呂布と張遼の部隊が第3陣へと迫る。

 

 

 

星side

 

前方で人が飛ぶ。比喩でもなんでもなく今起こっているのは現実だ。

 

飛将軍呂布が方天画戟を一振りするだけで正面にいた数人の反董卓連合兵士が弾け飛ぶ。

 

「あれは・・・まずいな」

 

「星さん、あの人本当に人間ですか・・・?」

 

「・・・・・」

 

「まずいな・・・円!付いてこい!呂布を少しだけ足止めするぞ!」

 

「・・・応!」

 

「黒蓮、部隊は頼むぞ!」

 

こうしてわれわれは呂布へ向かう。

 

 

 

 

その一振りが止められる。

 

「・・・ッ重たいな・・・。さすが呂布と言った所か」

 

「星!大丈夫か!?」

 

「・・・・敵?」

 

「ふむ、そなたから見たらそうであろうな」

 

「・・・・月の敵・・・倒す」

 

一言だけ言うと、呂布の方天画戟が星へ振り抜かれる。

 

それを星は受け流すようにしたが・・・。

 

「グッ・・・重い!」

 

想像を超える呂布の一撃に星は顔をしかめる。

 

次の一撃の為に無表情に方天画戟を引き戻す。その隙を見逃すわけもなく

 

気配を消した円が脇に回りこみ素早い一撃で斬りつける。

 

「なっ!」

 

その一撃をもろともせず呂布は無表情に避ける。

 

「おまえたちなかなかやる、結構強い」

 

と、言った瞬間、呂布がまとっていた空気が変わる。

 

 

「星さん、やばいですね。

 俺本気だったのに、簡単に避けられちゃいました」

 

「あぁ・・・これは不味いな」

 

ビュ・・・と方天画戟の振り下ろしと、横なぎのあまりの速度に空気が悲鳴をあげる。

 

「くっ!腕が!」

 

今の一撃をまともに受けてもいないのに円の腕が悲鳴を上げる。

 

ガキン、ガキン!

 

と一瞬であるのにもかかわらず二合討ち合った衝撃音が響く。

 

「はぁぁぁ!」

 

と星が全力で突く。

 

「いまの、すごく速かった」

 

「・・・次!!」

 

円が戦闘不能のために星一人で呂布と戦う。

 

だが、一人で飛将軍と呼ばれた呂布に勝てるはずも無く、徐々に押されていく。

 

「チィッ!そろそろ限界か!」

 

「・・・これで、とどめ」

 

呂布が方天画戟を振り下ろそうとした瞬間、関からカーンカーンと音がして

 

張遼が現れた。

 

「恋!ねねからの合図や撤退するで!」

 

と張遼の声がする。

 

「・・・ん」

 

「お前は・・・北郷軍の将やないか

 北郷に伝えとき、華雄の敵は取るってな!」

 

こういうと張遼と呂布は撤退していった。

 

「・・・凄まじいな。さすが飛将軍と言われるだけはある」

 

「俺なんか手も足もでませんでしたよ・・・武には結構自信あったんですがね」

 

「戻るか・・・」

 

 

私達も本陣へ戻った。

 

 

星side end

 

 

結果を言うと

 

袁術、袁紹軍は呂布が帰るとき、にも蹴散らされ散々な目にあったらしい

 

 

 

 

 

「星!大丈夫だったか?」

 

「ええ、何とかですな。凄まじいですぞ」

 

「円ちゃん!大丈夫だった?」

 

「俺なんか一合も持たなかった」

 

「星と円がか・・・俺も全力で戦わないと勝てないか?」

 

「呂布が強いのはあたりまえだ。

 董卓軍で一番強かったからな」と華雄。

 

話し合っていると金色の鎧の兵が入ってきた。

 

「失礼します。今回の戦闘で、袁紹、袁術軍は多大な被害を出したので

 次の先鋒は比較的被害の少ない公孫賛、劉備軍に任せるとのことです!」

 

「先鋒か・・・了解したと伝えてくれ」

 

伝令兵は駆けていった。

 

「次は、俺が呂布を相手にする」

 

「大丈夫か一刀?」

 

「全力で戦わないと、危ないかもな・・・」

 

 

ということで俺達は次の戦いの先鋒を任されることになった。

 

やっぱ呂布強いな・・・。でも、董卓助けること知ったら手伝ってくれるかも・・・。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

恋ちゃん、強いですね・・・。

 

次回は一刀と恋ちゃんが戦います。

 

んで霞は予定どうり曹操軍へ・・・いくのか?

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 


 
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