魏との戦いが終わり、虎牢関で休んでいる光たち
「この馬鹿!なんであそこまで戦う!」
光の目の前には重傷で寝ている華雄と正座させられている彼の兄、未来才がいた。そして二人の前に長女の歩が説教をしている。華雄は命令無視で夏候惇との戦い、敵に囲まれてしまった。そして才は兵に命令を出してたった一人で囲まれている華雄の所まで向かった。結果、華雄を助け出すことは出来たがあんな事態はもう勘弁してほしいと光は心の中でそう思った
「・・しばらく、火部隊は動けないわね・・・霞、あんたの部隊いける?」
「よっしゃ!やっとウチの出番や」
「光・・あんたはしばらく休んでいなさい。恋と一緒にかなり派手に動いたのだから」
さっきまで説教をしていた顔とは思えないくらい今度はやさしい笑顔で光たちに向けた。相変わらず光に対しては甘い姉である。だが、彼女が言うのも事実だ。光と恋がいる山部隊は先の戦いですでに十以上の部隊を撃破している。
「それじゃ、空の所に行ってくるよ」
「あんまり邪魔をしないでよ」
そして、光が大広間に行くとそこには数えきれないほどのけが人がいた。大半が董卓軍であるがそれ以外は敵軍の兵士たちである。なぜ彼らがいるかと言うとそれは『敵だろうとけが人は誰でも診る』と空が言ったためである。彼女は責任を感じているのだ、自分たちのせいでこの人たちは怪我をしているのだと。ならその怪我を治すのは自分の務めであると思っている。その気持ちを尊重するため光たちは敵軍でもけが人を見つけたら人に入れて治療することにした。
「・・・しかし、かなり集まったな」
「光!どうしたの?!もしかして怪我した?!」
光が広間を歩いていると彼の幼馴染、過去空が救護服を着た姿で治療箱を運んでいるのを見つけた
「空・・いや、怪我はしていないよ・・・俺も何か手伝えることないかなって思って」
「私は大丈夫だよ、だから光はしっかり休んでね」
彼女はにっこりと笑い、怪我人たちの方へ走って行った。彼女が一生懸命に敵味方関係なく治療している姿を見ている両兵士たちはまるで天使を見ているかのように釘つけになっていた。
「・・・・絶対に帰ろう・・・・家に」
光は改めて自分のやるべきことを感じたかのように自分の部屋に戻った
その後、虎牢関での戦いは一進一退の攻防がくり広がれた・・・しかし、両者ともに被害はあまり出ていない。董卓軍は防御を中心し、連合軍は総大将命令で弱小勢力を前線に置いているためであった。
連合軍
「キィー・・・虎牢関を落とすのにいったいどれほどかかるのですか!」
総大将である袁紹はこの戦況にイラついていた。もちろんその場にいた者たちはあんたのせいだと誰もが思っている。
そんな時、一人の伝令が入ってきた
「伝令です・・・前線で戦っていた兵士五十名ほどまた消えました」
「またですか?・・・まったく、戦場に怖気づいて逃げ出したのですね・・本当に情けないわ」
「それと、もう一つ報告があります」
「あら・・・なんでしょう?」
伝令は小さな声で袁紹に耳打ちした
「はい・・・どうやら、董卓軍の中に腕の立つ軍医が二名ほどいるそうです」
「・・・軍医?」
その頃、董卓軍では
「元気になれええええええええええええええ」
広間では何やら暑苦しい声が聞こえた
「・・・ねえ、隊長。あの人だれ?」
広間の隅で見ていた光と高順こと、唯は現状を見ていた。彼らの目の前には一人の男が鍼を持って次々と患者を治療していた
「彼の名前は華佗だよ。この戦争のことを聞いて駆けつけてくれたみたい」
そう、彼らの前にいるのはこの時代で名医とまで言われたあの『華佗』なのだ。彼はこの戦を聞きつけこの戦場に来たようだ。そして、彼が董卓軍で敵味方関係なく治療していることを知った時、進んで手伝ってくれたのだ
「華佗さん・・・本当に助かります」
「いやいや、『患者に敵味方は無い』という言葉・・・君は医者の鏡だ!俺も可能な限り患者を救うぞ」
華佗と言う男は空と意気投合して次々と患者を救っていった
「・・・・・・」
「隊長?」
光はただ無言でその場を去った
「・・・もしかして・・ねぇ」
唯は少し不安そうな顔そして光について行った
連合軍
「お~ほほほ・・・これで我が軍が勝ったのも同然ね」
袁紹はいつも以上に高笑いをしていた
「華琳さん・・・孫策さん、北郷さん。私から慈悲深~い機会を与えますわ」
「・・・どういうことかしら、麗羽?」
「なんか、いやな予感がするのだけど」
「近いうちに董卓軍は私の策によって負けますわ。あなた達はその前線に立ってもらいます」
「どういうことかしら」
「ふふふ・・・いずれ分かりますわよ」
そして軍議が終わり袁紹は自分の幕に戻った
「・・・孫策、北郷・・どう思う?」
「どうもこうも・・・絶対なにか悪い予感がしてならないよ」
「あの、袁紹の策ね・・・」
「そうね・・・あの馬鹿の事よ。お互い気をつけましょう」
そして、次の日
董卓軍
虎牢関の上には光と恋が担当する山部隊の隊長光、副隊長の唯と魏続こと嵐がが立っていた
「・・唯さん・・敵の旗は?」
「はい・・・『孫』、『曹』・・・あと『十』です」
「『十』・・・北郷か・・・それに曹操と孫策」
「隊長・・今日の戦が終われば、この戦は終わんだよな」
「うん・・・やっと望兄さんが証拠を持って戻ってくるだよね」
実は董卓軍の早馬で月たちが洛陽から戻ってくると伝令が来たのだ。伝令によると詠たちが決定的な証拠を手にしたのこと。それを連合軍に見せれば戦は終わると言っていた
光は深く深呼吸をして下にいる自分の部隊を見た。その数三百。軍としては最小であるがその精強さは十倍の敵兵を相手に出来る・
「皆聞いてくれ!俺がこの部隊の隊長になってから日はまだ短い。隊長としての自覚もあまり無い!」
「「「・・・・」」」
「だが!俺がこの部隊の隊長になったその意味をこの戦で決まる!俺は未来光!董卓軍、山部隊、第二支部隊長!敵に動じない『山』の精神!味方を守る盾!皆!俺と一緒に味方を守る盾となってくれ!」
「「「「・・・・・」」」」
光の部隊は何も言わなかった
「・・・あれ?・・・俺、何か変なこと言った?」
「「「「「うおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおお!!!!!」」」」」
だが次の瞬間、兵士たちは今までにはないくらいの雄叫びをあげた
「隊長~・・言われなくても私達は隊長についていきますよ~」
「ゆ・・唯さん」
「ふん・・・隊長にしては結構かっこいい演説だったじゃないか・・・いいぜ、俺も隊長の気持ちに乗った」
唯は光に嬉しそうに抱き着き、嵐は顔を赤くしていた
「唯さん・・・嵐さん・・・ありがとう。絶対にこの戦を終わらせよう」
そして、戦が始まった
連合軍側
「ねえ冥琳。なんか、虎牢関からすごい声が聞こえたわね」
「敵の士気が高まっているのだろう・・これは厳しそうだな」
「そんなのは今までにもあったでしょ?・・でもなんか今日の戦いは違う気がする」
「また、勘か?」
「華琳様・・・天幕に戻られた方が良いのでは」
「いいわ、桂花。それに多分、敵はあの『未来光』だと思うわ。その顔をしっかりと見ておきたいの」
「・・・す、すごい声だったね」
「・・ああ・・・・・・・光」
前線にいるのは孫策兵千五百、曹操軍二千、北郷郡千
一方董卓軍は、光の部隊と恋の部隊、計二千
数では連合軍が勝っているのは一目瞭然、しかし恋たちがいる『山』部隊は董卓軍の中でも精強の中の精強であった
「・・恋さん・・・頑張りましょう」
「・・うん・・・光も無事でいて」
光と恋が合図を取り合うと一斉に走り出した。後ろにいた部隊はそれに続かのように走った
その頃、北郷軍では
「伝令!敵部隊二千!接近してきます!」
「敵の旗は?」
「先頭に真紅の『呂』と蒼の『未』です!」
「・・・呂布に光!」
「ご主人様!ここはお下がりください。ここは我々で抑えます」
「愛紗・・・いや、これは好機だ。光たちと話せる!愛紗、俺と一緒に・・・光の方へ向かってくれ」
「御意」
「朱里たちは部隊の指示を頼む」
「御意!」
そして、一刀は関羽を引き連れて前線から飛び出した
それを見た他の軍はと言うと
「・・・あれは関羽に『天の御使い』!・・いったい何を?」
「冥琳!私達も行くわよ!」
「っちょ!雪蓮!」
「桂花・・部隊の指示は任せるわ。凪、あなたが私の護衛になりなさい」
「御意!」
三軍の大将たちはそれぞれ前線から出た
光の目の前には六人の影
「・・・あれは・・・・」
「光!」
「北郷!」
光がまず見えたのは友人の北郷だった。それを知った光は近くにいる弓兵たちに留まれの合図を出した
「北郷!今すぐに部隊を戻せ!」
北郷はその言葉の意味が分からなかった
「今日が終わればこの戦は終わる!」
「それはどういうことかしら?」
一刀が気が付いた時、馬に乗った孫策が光に向かって飛びかかった。光は武器を構えて何とかそれを防ぐ
「・・・誰だ!」
「孫白付・・・未来光、あなたと勝負がしたいわ」
「・・・ふざけるな!」
光の戟で孫策を振り払う
「・・やっぱり、強いわ・・・血がゾクゾクする」
「雪蓮!何をしている!」
「孫策!勝手な行動はやめなさい」
後から来た周瑜と曹操が止めに入るがすでに空気がマズイ方向に走っていると思った
「・・・孫策に曹操・・・・これは好都合だな」
「っちょ、なんで私の名を知っているの?」
「知っているから知っている・・それだけのことだ」
「ふーん・・・もう一度、あなたの名前を聞かせてもらおうかしら?」
「・・俺は、董卓軍、山部隊、第二支部隊長、姓は未来、名は光」
「光・・・さっきの話の続き・・・どういうことだ?」
一刀が光に聞く
「そのままの意味だ・・・この戦は明日になれば終わるってことだ」
「だから・・・・どうして?」
「・・・劉協が見つかった」
「「「何?!」」」
光の言葉にその場にいた者たちが驚いた
「どういう事だ、劉協が見つかったって?!」
「俺も詳しくは分からないが、十常侍たちが劉協を隠していたらしい。それを董卓が誘拐したことにしてこの戦が起きている」
「・・・それじゃ、この戦は・・・」
「最初っから仕組まれていたんだよ・・・董卓をよく思っていない十常侍たちによってな」
光の言葉で力が抜けたのか関羽は落胆した
「それじゃ・・私たちがしてきたことは・・・いったい」
「・・・ただの人殺し」
「・・・っく!」
その時、一刀が光を思いっきりぶん殴った
「光!それ以上言うんじゃね!俺たちは・・・・俺たちは・・・・」
一刀は言葉を見つけられなかった、自分たちが騙されていたこと、その怒りをどこにぶつければいいのかが分からなかった
「・・・だから、兵を引かせろ。これ以上被害を出したくなければ今すぐに!」
「・・・光」
「そっちが引いてくれれば、俺たちも撤退する、部隊にはそう指示してある。それに明日、望兄さんが証拠を持って帰ってくる。そうすれば虎牢関にいる怪我した連合軍の兵たちも解放出来る」
「・・・え?」
「気が付いているだろ?・・・戦場から帰還した兵の数がおかしいことに」
「・・・ああ、だがそれは戦場から逃げたんじゃ?」
「・・怪我して動けない連合軍兵は虎牢関で治療を受けている」
「・・・光・・・まさか」
「俺たちはこの戦を終わらせる・・・それが目的だ。人殺しじゃない」
光の言葉に一刀は言葉を見つけられない、自分が今いる立場、彼の力になりたいという気持ち、その狭間に今彼がいる
「・・・その話を信じろと?」
質問をしたのは曹操だった
「曹操さん・・・あなたも気が付いているんでしょ?」
「・・・だったら?」
「今は兵を引いてください・・ここで戦う意味は『あるわよ!』・・」
そして剣を振り払ったのは孫策だった
「雪蓮!」
「・・・話を聞いていなかったのか?」
「未来光と戦いたい・・それが理由よ」
「・・・なんでだ?」
「・・・あなたが母さんに似ているからよ」
「・・・母さん?」
「性格とかは似ていない・・・でもね、どこか似ているのよね・・・ムカつくほどに!」
「っく!」
孫策の猛攻に光は防戦一方だった
「雪蓮!いい加減にしなさい!」
「孫策!あなた何を考えて」
だが曹操と周瑜の言葉は孫策には届かなかった
「・・・隊長!弓兵!構えろ!」
隠れていた弓兵部隊と唯はすぐさま矢を放った
「やばいぞ!愛紗!ここは引く!」
「凪!引くわよ!」
一刀と曹操はすぐさまその場から離れた
「雪蓮!いい加減にしなさい!」
「・・冥琳・・ごめん・・こればかりは聞けないわ。あなたもここから逃げなさい」
「何を言って・・!」
「早く!蓮華たちに知らせなさい!」
「・・・っく!分かった・・絶対に戻ってきなさいよ!」
そう言い残し、周瑜もこの場から離れた。そして、孫策と光の激闘が始まった
「イイワ。イイワ・・・もっとよ!もっと私を楽しませなさい!」
「・・・この人・・怖すぎだって!」
光は孫策の顔を見た
「・・・虎」
まるで、獲物を狩る虎のようだった。しかし、光は恐れなかった。なぜなら彼はこのような体験を以前の世界で日常的に体験していた
「・・・でも、母さんに比べたら!」
光は何か覚悟したかのように孫策を見た
「・・?!」
孫策の動きが止まった、何かに警戒するかのように
「唯さん!矢を止めてください!これは俺の勝負です!」
「御意!弓兵止め!」
唯の指示で矢の雨は止まった
「・・・・狩りを開始する」
「・・・嘘?」
光が放った覇気は凄まじかった、まるで獲物を狩る虎
「どうした孫策?・・・もう怖気づいたか?」
「・・・母さん?」
孫策の記憶の中から何かフラッシュバックした
『どうした雪蓮?・・・もう怖気づいたか?』
それはかつて母と修行していた時の言葉
「・・・やっぱり、他人とは思えないわね」
「いくぞ!」
光たちの攻防が始まった、その場にいた唯と弓兵たちはただその戦いに見惚れていた
一方、光とは別のルートを走っていた恋は言うと
「・・・お前ら・・・弱い」
「呂・・・呂布だああ!」
恋とその部隊は前線部隊の連合軍をおしていた
「・・・さすが、恋隊長だ・・・凄まじい武」
「・・嵐も恋に続いて」
「・・!御意!」
「ひいいい!この男も強いぞ!」
「(ブチ)・・・誰が男だあああ!!」
敵兵の言葉に嵐の禁句が含まれていた。『男』・・・見た目がボーイッシュに加えて絶壁の嵐は間違われやすい。しかし本人はものすごく気にしている。しかも、最近は気になる相手が出来たためさらにそれを気にしている。
「・・・嵐・・すごく張り切っている」
違います
「っく!沙和!マズイで・・・押され気味や」
「・・・こらああ!!!ウジムシ共!もっと張り切りなさい!」
「サー!イェッス!サー!」
于禁と李典の部隊は何とかしのいでいるがこれも時間の問題
「おらおら!俺の相手になる奴はいないのか!」
調子に乗ったのか敵に挑発するようになった
「なら、儂は相手になろう!」
「っふ!」
嵐は華麗にジャンプして飛んできた矢をかわした
「誰だ?」
「姓は黄、名は蓋、字を公覆・・孫策軍の者だ」
「・・姓は魏、名は続・・董卓軍、第二支部、『山』部隊、副隊長だ」
「先ほどの身のこなし・・・小僧にしてはなかなかの動きだったな」
「(ピキ)・・・オバサンこそ、弓の腕、結構あるじゃねえか・・歳と胸の大きさだけが増えたわけじゃねえな」
「・・・・・・」
「・・・・・・」
「誰が小僧だあああああ!!!!!!!!!!!!!!!!」
「誰がオバサンだああああああ!!!!!!!!!!!!!」
お互い、自分が言ってはいけない言葉を発して、あまりにも関わりたくない激戦が始まった
そして、ちょうどそのころ連合軍のそれぞれの大将たちが戻ってきた
「朱里!今、どうなっている!」
「はわわ!ご主人様・・いったいどうしたのですか?」
「いいから、現状を教えてくれ!」
「はひ・・・現在、私達の軍は董卓軍、呂布の部隊と交戦中です・・そして、また行方不明者が出ました」
「・・そうか・・今すぐに兵を引かせろ!」
「え?・・・でも、ここで引いたら敵が押して」
「大丈夫だ・・・早く!」
「は・・・はい!」
そして、曹操軍と孫策軍の方でも同じ指示が出された
ジャ―ン、ジャ―ン、ジャ―ン
戦場に響く銅鑼の音に両軍の動きが止まった
「撤退の合図?・・・どういうことだ?」
「・・・どうした?オバサン?・・・まだ続ける?」
「・・・っく!小僧!次あった時はその首を取るからな!」
「なら、俺はその胸にある脂肪の塊を取ってやる!」
黄蓋はそのまま、連合軍の方へ向かい。魏続は部隊を纏めて虎牢関の方へ向かった
そして・・・光と孫策はと言うと
「はあ・・・はあ」
「はぁ・・はぁ」
激しい激戦でお互いに息が切れ始めた
「ここまで、私を戦いで熱くさせたのはあなたが初めてよ」
「俺も・・・身体が・・・熱い・・でも・・・・楽しい」
二人の体にはいくつもの切り傷が見られた
「・・・あなた・・
「何を急に?」
光は戸惑った・・先ほどまで殺気を出していいたのに今はそんなものを一切感じられなかった。そしていきなり、スカウトされた
「・・・あなたを見ていると母さんを思い出すのよ・・妹たちに合わせたいの」
「・・・俺も・・あなたが俺の大切な人にそっくりです・・・性格が特に」
「・・・じゃあ」
光はすごく嬉しそうな顔で孫策を見ていた。孫策との戦いでいろんなことを思い出したのだろう。孤児院での生活、彼の養母の事を
「でも・・俺は行きません・・・」
「どうして?」
「俺には・・・帰る場所があります」
「・・・そう・・・なら、力づくで!」
孫策が武器を構えて光に接近した
「・・・楽しかったですよ・・孫策」
光は接近した孫策の腕をつかみ投げ飛ばした
「がは!」
戦いの疲労のせいか・・受け身も出来ず孫策はそのまま地面に叩きつけられ、気絶した
「・・・母さん・・・俺・・会いたいよ」
光は空を見上げ・・・いつか帰るべき場所で待っている人を思っていた
この時、彼らは全く想像できていなかっただろう、二人が思っていた人が同一人物だとは
あとがき
董卓√十一話・・投稿できた!
・・・やっぱり、ブランクがあるとどうにも書きづらい・・・しばらくは董卓√を投稿しようかと思います
一様、ここで説明しますが、光がいる孤児院の院長は外史の管理人をしている孫堅です。詳しい話は『みらいけ』か『未来から来た子達 五胡編』を読んでみてください
次回は、いよいよ決戦の日
袁紹の策とは?
お楽しみに~
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久々の董卓√・・・こっちも話を進めないとな
今回は、虎牢関での戦い、中盤です
では、みなさん温かい目で見てください