No.335628

~檄!三国自衛隊~第零話「新たなる外史」

ショウさん

無印関羽ルート後の愛紗と一刀が自衛官になり、真・恋姫の『外史』に飛ばされます。自分たちが現代で得た知識を還元するだけでなく、外交・政治・経済などに積極的に関与していきます。
物語はほぼ真の蜀ルートから始まります。
弾薬の補給・戦闘への関与といった問題をどう対処するのか!
まだ定かではありませんが、見どころだと思います。

2011-11-17 07:08:13 投稿 / 全4ページ    総閲覧数:2139   閲覧ユーザー数:1911

 

 

 

 

  ~プロローグ~

 

 

 

 

  「ご・・さま、・・て、起きてくだ・・」

 

 

 

 

  (誰かの声がする。でもなんて言っているのかはわからない)

 

 

 

 

 

  「ご主人様、起きてください!!」

 

 

  「うぉっ!!」

 

 

 

  (今度ははっきり聞こえた。でもはっきり聞こえすぎて驚いちゃった!)

 

 

 

 

  「あっ、気が付きましたかご主人様!?」

 

 

  「うん、ありがとう愛紗」

 

 

 

冷たい地面の上から体を起こしつつ、愛紗と話す。

意識がはっきりしてきて、何があったのか思い出す一刀。

 

 

  (そうだ、確か左慈に渡された銅鏡が光って、みんなと離れかけて・・・)

 

 

 

  「ハッ・・・、そうだ!ここは一体どこだ!!」

 

 

 

咄嗟にあたりを見渡した。すると一刀は驚く。

   

  

  (ここは・・・フランチェスカの校舎裏の広場!?)

 

 

 

  「フランチェスカ・・・なのか?戻って来たのか、俺たちは?」

 

 

  「ふらんちぇすか、とは?」

 

 

  「ああ、前に話した俺の世界の学校だよ」

 

 

  「ということは、ここが天界というわけですね」

 

 

 

貂蝉の言葉を思い出す。

 

  『ご主人様の居た世界とは似て非なる世界なのよん・・・。ここからは、ご主人様達の物語・・・、

   世界が始まるのよぉん!!がんばんなさぁ~い!!』

 

 

 

 

  (ということはここは前いた現代とは違う『外史』というわけか)

 

 

  

  「いや貂蝉が言うには、『正史』に良く似た『外史』らしい。とにかく俺の寮に行こう」

 

 

  「はい、ではひとまずそうしましょう」

 

 

 

  (とにかく部屋に戻っていろいろ確認しなくちゃ、今日の日付とか、部屋の状況とか、

   実家の爺ちゃんたちとか・・・・・あれ?)

 

 

 

 

寮に向かおうと歩き出したとき、制服の胸あたりの異変に気付いた。

   

 

 

  「ケータイが・・・入ってる!!しかも制服がめっちゃきれいになってる!?」

 

 

 

一刀はあちらの世界についてすぐに壊れてしまっていた。

それなのに胸のポケットにケータイが、来る以前と全く変わっていないのだ。

しかも制服が同じように、来る以前の汚れていない状態だ。

  

 

  「け、ケータイ?」

  

 

  「ああ、こうやって音楽を聴いたり・・・・・」

  

 

  『今年の春はどこに行こうか? 今年の夏はどこに行こうか?』

  

 

  「わあっ!は、箱から歌が!これは妖術なのですか?!」

 

 

  「いや・・・妖術じゃないというか、科学というか・・・(汗」

  

 

  「さすが天の国、というべきですね」

 

 

 

ケータイの説明を切り上げ、一刀達は寮の部屋に向かった。

 

  ――――聖フランチェスカ学園高校 男子寮203号室――――――――

 

 

  「ここがご主人様のお部屋ですか?」

 

 

  「そうだよ、やっぱり汚いとか思ったかい?」

 

 

  「いえ、意外と質素なお部屋だなと思いまして。もっと男性のお部屋ですから散らかっているのではないかと想像していたのですが・・・」

 

 

 

そういって愛紗はの部屋を見渡す。といっても狭いが。及川の部屋のようににマンガとかは散らかってはいない。散らかって無いわけではないが、あっても少数だ、どちらかというと趣味の本・・・剣の流派についてだとか、北辰一刀流といった武術系の雑誌が主だ。部屋もたまに掃除してるようで、完璧とは言えないものの、至って普通な部屋である。

 

 

 

  「一応掃除はたまにやってるしね。いや、していたって言うのかな?この場合」

 

   

  「へえ、几帳面なのですねご主人様は」

 

 

  「いや、そんなことはないよ。とりあえず、って感じだよ。」

 

 

 

そう言って一刀がカレンダーに目を通すと『12月』、だが日付はわからない。カレンダーを見ただけでは今日の日付がわかるはずもなく、部屋のテレビを付けようとスイッチを押した。

 

 

 

  『・・・12月23日の今日は、日経株価が大幅に―――』

 

 

  「なんだ、来る前と同じ日付じゃないか」

 

 

  「四角い板がしゃべった!?これも科学というものなのでしょうか?」

 

 

  「そうだよ、しくみは俺もよくわからないけどね」

 

 

  「さすが天の国、というべきですね」

 

 

  (さっきも言ってなかったかな、それ?・・・ん)

 

 

 

と愛紗と話をしているときだった。一刀の第6感が部屋に近づく“何か”を捉えた!

しかし気づいた時には遅かった。

 

 

  「よーかずピー!今日のまとめレポートの事なんやけ・・・・・どおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおお!!!!」

 

 

  「うわ!うるさいな、静かにしろよ!周りに迷惑だろーが!」

 

  

  「だだだ、だってか、かずピーの部屋にお、女の子がおるなんて!!それもめっちゃ可愛ええや   ん!!え、彼女なん?!実は彼女おったんか?!さっきいないって言っとったやん!」

 

 

 

 

いきなり人の部屋に入ってきて大声を張り上げているのは『及川』。一刀の親友だ。

 

 

 

  (まとめののレポート、というのは歴史資料館でのことか。ということはやはり現代に戻って

   来たのか。)

 

 

 

一人で納得していると、及川が更に言い寄ってきた。

 

 

  「もしかしてさっき分かれたあとに、その子と付き合ったん?!電撃的出会いでもしたんか?!

   俺にも紹介してぇや!!」

 

 

  (なんか勝手な方向に妄想してるけど、うなずいといた方が都合が良さそうだ・・・)

 

 

  「うーん、まあそんなとこ。彼女は愛紗、関 愛紗(せき あいしゃ)ちゃんだ。で、こっちは及川、俺の友達だよ。(お願い、言葉を合わせて!)」

 

 

  「(せき?まあご主人様が言うなら)私は関 愛紗と申します。及川殿宜しくお願いします」

 

 

  「なんやエラい律儀な子やなぁ、でもかずピーうらやましいなあ!!俺はあの後デートに行ったら都合が出来たとかでその友達の子で、めっちゃゴッツイ子やった・・・隣の桜ヶ丘女子の相撲部主将って言っとった。映画のチケット代がパァになってもうた・・・・・orz」

 

 

  「まぁ、気にすんなよ^^;(うっわー、こいつ可哀そうだ)」

 

 

  「それはそうとレポートかしてぇな。俺家に帰ってから書こうと思ってたから、デートのショッ   クで忘れてもうたんや!かずピーたのむ!!」

 

  

  (え、レポートなんて知らねーよ。ていうか寮に帰ってもなかったから書いてないはずだ)

 

 

ふと机の上を見ると、「冬休み課題」とかかれたレポート用紙があった。

 

 

 

  「(なんだかよくわからないけど・・・)ほれ、これの事だろ?」

 

 

  「おお、かずピー助かるわ!ほな借りてくなー、さいならー。・・・あ、もしかして愛紗ちゃん   とイチャイチャしとったんか?悪かったなー、かずピー。ほな、ごゆくっりー・・・」

 

  「ば、バカッちがうわ!!早く帰れっ!」

 

 

バタンッ!

 

 

及川は茶化しながら帰って行った。

 

  

  「ふー、とりあえず落ち着いたか。じゃあ今の状況を踏まえて、これからの行動を考えようか」

 

 

  「はい、ご主人様」

 

 

  「あ、その『ご主人様』っていうのやめてもらえないかな?」

 

  

  「え、どうしてです?」

 

 

  「学校で、いや一般の人にヘンな誤解されるかもしれないから・・・」

 

 

  「ヘン、と申しますと?」

 

 

  「いやぁ、その『調教』だとかそーゆープレイ・・・性行為の一種だと勘違いされるし///」

 

 

  「そ、そんな・・・・・////わ、わかりました。ではどうしたらよいでしょうか?」

 

  

  「いや、フツーに一刀って呼んでもらえればいいけど?」

 

 

  「いや、滅相もない!ご主人様を呼び捨てで呼ぶなど!!」

 

  

  「じゃあ人前に居る時だけでいいからさ、二人っきりの時は構わないから」

 

   

  「はぁ、そういう事でしたら」

 

 

 

こうして及川に愛紗との関係を『誤解』されない程度に伝え、これからの行動を決めていくことにした。

 

  ―――19:56 一刀の部屋――――――――――――

 

 

  「じゃあまず、決めたことを整理しようか

 

   ・愛紗をこの学園なり、とにかく学校に行かせる。無理なら家で勉強させる

 

   ・人前では『一刀』と呼ぶこと

 

   ・愛紗にも、なるべくバイトをしてもらう事

 

   ・・・う~ん、こんな感じかな」

 

 

 

  「わかりました」

 

 

愛紗とのこれからの方針を決め終わり、一刀は名案を思い付く。

 

 

  「うん、よろしく頼むよ。そうだ!たしか明日からは冬休みだから、実家の鹿児島にでも行こう   と思うんだけどどうかな?」

 

 

  「鹿児島とは、どこですか?」

 

 

  「えーっと、ここが今いる東京。でーここが鹿児島。」

 

 

 

一刀が机の上にあった地理の教科書の日本列島のページをを開き、説明した。

 

 

  「距離は・・・1900里ぐらいかな?移動は新幹線を使うから7~8時間ぐらいはかかるかな」

 

  

  「しんかんせん?前に言っていた人を運ぶ乗り物ですか?」

 

 

  「そうだよ。愛紗に爺ちゃんと会ってもらいたいな。あの人すごく強いから、もしかして愛紗    が敵わなかったりして」

 

 

  「ほう、ご主人様の御爺様はそんなにお強いのですか。それは楽しみです」

 

 

話しているうちに時間があっという間に過ぎて、眠気が二人を襲う。

 

 

 

  「ふぁあ、眠たくなっちゃった。そろそろ寝ようか、愛紗」

 

 

  「そうですね、明日から準備がありますしね」

 

 

 

こうして二人は、同じベット寝ることにした。・・・だが

 

 

 

 

  「ねえ愛紗、お願いがあるんだけど」

 

 

  「?いったいなんですか?」

 

 

  「『かずと』ってよんでくれないかな?」

 

 

  「ええっ!!め、滅相もない!!・・・/////」

 

 

 

一刀はさっき愛紗に頼んだ事を、今させようとした。

 

 

 

  「えー、別にいいじゃないかー」

 

  

  「わ、わかりました・・・。か、かずと・・・///」

 

 

  「愛してるって、言って!!」

 

 

  「かず、と・・・愛してます!!//////」

 

 

 

  (ううおおおおおっしゃああああああああああああああああああ!!!!!!)

 

一刀は愛紗に言われて、ガッツポーズをしてよろこんだ。

 

  

  「俺も愛してるよ、愛紗」

 

 

  「ご主人様・・・・・//////」  

 

 

 

 

こうして夜は更けてゆく・・・・・

 

はじめまして、ショウと申します。

 

 

 

 

ほぼ初めてこういった小説を書かせてもらいました。

セリフやスペース、ナレーションなどの使い方が全く分からないので、大変見づらいかもしれません。

もし不満、改善点がありましたらおしえてもらえると幸いです。

 

 

 

次回からは本編に入りたいと思います。

具体的には

 

「真の蜀ルートに行く」としか言えません。^^;

 

 

しかしそれだと急展開すぎるかと思うので、アンケートを取りたいと思います。

 

 

 

A、『初っ端から長いわ。さっさと本編入ってチート一刀出せや」

             or

B,『まったり序章やって。愛紗と一刀の学園ライフをちょっとだしてー」

 

 

 

どちらがいいでしょうか?みなさんの意見が物語を作ります。

お待ちしております。

 

 

では最後に

   『俺たちが正義だ!!』

 

 
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