No.333284

真・恋姫†無双 ~覚醒美羽様と行く袁術√~ 第3話

茶々零さん

お待たせしてすいません。第3話でございます。

2011-11-12 05:06:03 投稿 / 全4ページ    総閲覧数:6695   閲覧ユーザー数:5859

~翌日~

 

 

朝早く七乃さんが食事を持って来てくれた。

 

 

七乃「食べながらでいいので聞いてください。 朝議が終わった後、昨日言っていた人達を残しますのでその時に一刀さんを紹介します。 私が呼びに来ますのでそれまで待っててください」

 

 

一刀「わかりました…あの、一つ聞いていいですか?」

 

 

頷きながら昨日気になった事を聞いてみる。

 

 

七乃「いいですけど…あまり時間もありませんし短く答えられる範囲でお願いしますね?」

 

 

一刀「さすがにそれは解りませんが……陸績さんはどういう経緯で美羽に仕えているんですか?」

 

 

七乃「…………」

 

 

俺の質問に七乃さんは困ったような表情で黙ってしまった。

 

 

一刀「あ~……答え難かったら別に…」

 

 

七乃「いえそういう訳ではありませんよ、別に隠す事でもありませんし誰でも知っている事ですから……」

 

 

その割に七乃さんの表情が思わしくない。 しばらくすると覚悟を決めたのかこちらに視線を戻す。

 

 

七乃「では時間もありませんし簡単にお話しますね」

 

 

一刀「お願いします」

~玉座の間~

 

 

 

朝議を終え、昨日言った者だけを残して一刀が来るのを待っている。 一刀は七乃が呼びに行っている。

 

 

楽就(がくしゅう)「な~お嬢~、あちし達を残して一体何するんだ?」

 

 

紀霊(きれい)「こら、お嬢様にその口の利き方は何ですか!! あなたはいつもいつも……」

 

 

李豊(りほう)「まぁまぁいいじゃないっすか、お師匠さん」

 

 

橋蕤(きょうずい)「と言うかいつもの事だと思うけどね、お嬢も何も言わないし……僕も含めてだけど全然直す気ないし。 お師匠様だけですよ? そんなに過敏なの」

 

 

梁綱(りょうこう)「無意味………」

 

 

紀霊「あなた達……まぁ後にしましょう。 お嬢様、楽就も言っていましたが私達を残して何を?」

 

 

5人がいつものやり取りを繰り広げていたが紀霊が妾がいる事に気が付き、こちらを向き用件を聞く。

 

 

美羽「うむ、(みな)に大事な話があっての、内容は七乃が戻ってから話すからしばし待つのじゃ」

 

 

紀霊「そうですか、わかりまし……」

 

 

楽就「どんな内容だと思う?」

 

 

李豊「新しいハチミツの採取場所でも見つけたんじゃないっすか?」

 

 

橋蕤「大方それを僕達4人に取りに行かせるってところじゃないかな?」

 

 

梁綱「妥当………」

 

 

4人が小声で話の内容を予想している。 本人達は聞えていないつもりなんだろうが筒抜けで隣にいる紀霊が怒りで震えている。

 

 

紀霊「ま、まぁ…目的はわかりました。 話は、その……彼女にも…?」

 

 

紀霊が言った『彼女』の言葉に全員の視線がある人物に集まる。

 

 

陸績(りくせき)「ふむ、小生か? 問題ないぞ、(わっぱ)から残るように言われておる」

 

 

美羽「今回は陸績にも関係ある話だからの」

 

 

陸績「…と言う訳じゃ」

 

 

紀霊「わかりました……」

一刀「…………」

 

 

七乃「…………」

 

 

朝議が終わったらしく七乃さんが呼びに来てくれた。 だけどさっきの話を聞いたせいかなんとなく空気が重い。

 

 

 

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七乃『陸績さんはうちの正式な将ではありません、客将と言う立場ですね』

 

 

一刀『客将……』

 

 

七乃『ここに来る前は孫堅様に仕えていました、今も呉にいる黄蓋さんと孫堅様を支えていました』

 

 

黄蓋……また大物が出てきたな。

 

 

七乃『でも孫堅様が亡くなられてから突然呉を抜け、こちらに来たんです。 客将として雇ってくれと言いながら……詳しくは言えませんが孫堅様が亡くなられたのは少なからず私達にも原因があるのです。 何か裏があるのではと思い私は美羽様に断る様に進言しましたが頷いてはくれませんでした。 なので陸績さんの立ち位置はとても微妙な状態なんです』

 

 

一刀『なるほど……』

 

 

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一刀「…………」

 

 

七乃「さっきの事を考えているんですか?」

 

 

一刀「え?」

 

 

考え事をしていたせいか七乃さんに声を掛けられて変な声を上げてしまった。

 

 

七乃「正直美羽様が陸績さんを残したのはどう言う意図があっての事かわかりませんけど、取りあえずは一刀さんを皆さんに紹介するわけですからそちらの方を気にした方がいいですよ~?」

 

 

一刀「……そうですね。 まずはみんなに受け入れてもらわないと……」

 

 

七乃「そういう事です……さて、着きました。 この先が玉座の間になります」

 

 

前を見ると大きな扉が目に入る。 他とは違い豪華な装飾が施されている。

 

 

七乃「では行きますね」

 

 

そう言いながら七乃さんは扉をゆっくり開ける。

どうも茶々零です。

第3話いかがだったでしょうか?

 

 

ちょっと忙しくてなかなか書く事が出来ませんでした; 待っていてくれた方々申し訳ありません。

 

 

いつの間にかページめくり機能が復活してますね。

私としてはとてもありがたいことです。読み、書きどちらをとってもこちらの方がしっくりきます。

 

 

でわまた第4話でお会いしましょう。


 
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