これはとある外史の物語
其処には大徳と共に民の心のより所となった彼も
奔放なる王と共に乱世を駆けた彼も
覇王を目指す少女の横に必死で立とうと努力した彼もいない
この外史は邪道
辿るのは『邪』なる『道』
1800年先の知識を持つ彼が進は
『善』では無い
今新たなる外史の扉は開かれた
そこは白い部屋だった。
必要なもの以外の一切を取り除いた、無機的な一室
そこに『彼』は眠っていた。
ピッ ピッ ピッ ピッ ピッ
・・・・・・・機械の電子音が断続的に聞こえる。
多分自分はここで今日死ぬだろう。
彼はそんなことを漠然と考えていた。
自分の体だ、一番よく分かっているのだろう。
決して普通とはいえない人生だったが、まあ悪くは無かった。
一秒ごとに深くなっていくまどろみの中
走馬燈を見て
自分の半生を振り返り
柄にもなく感傷に浸り
---彼はその意識を手放した---
『北郷一刀』享年――――――「久し振りね、ご主人様」
そして世界は 暗転する
はい、一刀君死んじゃいました。
まあ、あくまで『現代の北郷一刀』なので。
死んじゃったことには理由があります。
そこら辺は後の話で語っていきます。
それでは、”新たな外史の扉を開きましょう”
Tweet |
|
|
14
|
2
|
追加するフォルダを選択
はじめまして
恋姫の二次創作です
誤字や「お前ナメてんのか?」といった事態があるかもしれません。
そこら辺は生温かい目で見守っていってください
若輩ですので、先輩方の作品に一歩でも近づけるよう精進していきたいです。
続きを表示