真桜「きたでぇ~・・・とにかくうちまくるんや」
兵『はっ!』
・・・・
副官「李典様、すべて撃ちおえました」
真桜「ほんなら下に行って凪たちと合流するでぇ」
兵『御意!』
凪「くっ・・・数だけで勝てるとおもうなぁぁ!」
ドカンドカンと気弾を打ち込むも数では負けてるので一向に減る気配が見えない
沙和「うりゃりゃりゃ~なの!」
隣では双剣を振るう沙和の姿が見えるが戦況はあまりいいほうではない
凪(一刀さんは大丈夫だろうか?)
ふとあの人のことを考えてみた
誰にでも優しく、頭がよく、それでいて弱い・・・いや、単純に武がないということだ
義勇軍の運用やソレに伴う兵糧や備蓄、道や兵の管理を一手に引き受けてくれた人
荒野で倒れて、私たちが発見したときに一緒にあった黒い槍
突くのではなくなぎ払うほうに重点を置いたような形状だが一刀さんは槍と言っていた
そんな彼を無意識のうちに探していた・・・油断していたらしい
賊「しねぇぇ!」
まずいと思ったものの既に刃物は目の前に・・・・
凪(ここで死ぬのか・・・)
あきらめかけた・・・だが一向に斬られる感覚はない
恐る恐る目を開けてみると真桜と一刀さんが獲物を振るっていた
真桜「凪!だいじょうぶやな!?」
凪「あ、ああ・・・大丈夫だ・・・って一刀さん!?」
黒い獲物をなぎ払いながらいつもの返事をした
一刀「ん?どうかしたか?」
いつも通りすぎる会話
ここが戦場だと忘れるときがある
凪「真桜大丈夫なのか!?武があるとは聞いていないが」
真桜「まぁ・・・いってへんからな」
言ってない・・・真桜が告げたその言葉を理解する
凪「おまえは知っていたんだな・・・?」
真桜「そら・・・ね」
きっと真桜だけは知っていた・・・知らなかったのは私と沙和だけだろう・・・
一刀「そんなことより第一の防衛が破られる・・・一旦引くぞ」
考えごとをしていた私と真桜の手を引っ張り、沙和にも下がるように指示してる
もちろん将が下がるのだから、兵たちも牽制しながら徐々にさがっていく
一刀「ふぅ・・・ここまでくれば大丈夫かな」
一刀さんが一息いれた場所は第三の防壁があるところだったが
凪「ゆっくりしてていいのですか!?」
一刀「あせって命落としたくないからね・・・それに・・・」
一刀さんがちらっと見た方角に青髪で片目を隠してる女性と緑髪の少女がいました
??「すまない、援軍としてきたのに逆に助けてもらって」
一刀「気にしなくていいですよ、夏侯淵さん」
夏侯淵「・・・すまない」
凪「あの、一刀さん・・・いつの間に・・・てか、一体どのような状況なんでしょうか?」
一刀「状況としては苦戦、経緯は真桜隊の攻撃で賊の一部が討ち取られたけど勢いそのままで乱戦へ。各隊が目の前の賊の排除に奮起してるところに、不明軍がいると、それが」
夏侯淵「それが私たちだったということだ・・・えーっと」
凪「楽進です」
夏侯淵「という経緯なんだが・・・わかってもらえただろうか?楽進」
凪「はい・・・ですがまずいですよね?数だけは多いから」
一刀「まぁ大丈夫じゃないかな」
凪「え?」
話の途中に何度かドラの音が聞こえてましたけど・・・・
??「秋蘭!琉流!どこだぁぁぁぁ!?」
黒髪の女性が敵を蹴散らしながら突進してます
夏侯淵「間に合ったようだ」
実は街に入ってすぐに援軍を呼んでいたらしいのです
モチロン、その援軍を率いてるのは曹操様・・・先ほどの黒髪の人は夏侯淵様の姉上さまらしいですが・・・
曹操「秋蘭、琉流・・・無事ね」
夏侯淵「はい、彼らのおかげで生き延びることができました」
曹操「そう・・・って北郷!?」
一刀「おや?奇遇ですね・・・どうしました?」
凪「あの・・・一刀さんは曹操さまとお知り合いなのでしょうか?」
一刀「篭うったときにちょっとな・・・」
凪「はぁ」
??「華琳様~」
一刀(ん?どこかで聞いたことがあるような・・・)
??「探しましたよって・・・一刀さん!?」
一刀「荀彧ちゃん!?」
曹操「あら、二人とも面識あったの?」
事後処理のためにしばしの間滞在するというので、その間に一刀さんと私の出あった経緯を華琳様に話します
荀彧「ってことがあったんです」(ぶっちゃけ省略した)
曹操「そんなことがあったのね・・・てことは桂花、貴方北郷のこと知っていて黙っていたってことになるわね?」
荀彧「かっ華琳様・・・なぜ絶を振りかざして・・・」
曹操「さぁ・・・ね」
振り下ろされるは死神の鎌
ガキィン!
鎌を阻むのは黒き槍(鉾)
曹操「あら、北郷・・・邪魔をするというのかしら?」
一刀「いい加減覇気を出すのはやめてくれないか?うちの三人も荀彧ちゃんもこんなにおびえてるんだぞ」
曹操「そうかしら?」
目に映るのは冷や汗をかきながら硬直する楽進、李典、干禁と失禁して泣いてる桂花
曹操「やりすぎたかしら?」
すこし残念そうに華琳様は覇気というもの(重圧)を出すのをやめてくれました
曹操「まぁいいわ・・・積もる話もあることだし・・・貴方たち一緒についてきなさい」
返事がない・・・・あ、気を失ってる・・・仕方ないわよね
??「情けない、この程度のことで」
春蘭が何か言ってるけど・・・一刀さんが手早く副官らしき人に指示してた
一刀「荀彧ちゃん」
荀彧「はっはひ!?」
突然声かけるんだもの・・・びっくりして変な返事しちゃったじゃない・・・もう(プンスカ)
一刀「えっと・・・この中からすきなの選んで・・・その・・・」
一刀さんが私に差し出したのは袋?・・・選ぶって何をかな?って思いながら中を見てみると・・・下着が入ってた
荀彧「ちょっとこれはどうゆうことよ!?」
うっかり大声で叫んでしまったけど・・・・なんかさっきから暖かいような冷たいような・・・
叫んでからそのよくわからない感覚の元をたどってみると・・・・
私の座ってる周りだけ変色してるってか・・・湿ってる?
すこし考えてみる・・・・華琳様に殺されそうになる>一刀さんが止めてくれる>(何かが流れる音がしたような)>一刀さんが華琳様に覇気をどうこういってた(なんだか冷たい)>一刀さんが下着の入った袋を渡してきた>地面が濡れてるのを見た・・・ってことは・・・
荀彧「はわ、はわわ・・・(わっ私・・・お漏らししたって・・・(混乱)」
顔が赤くなるほど恥ずかしい・・・しかも、よく見ると他の皆が・・・
荀彧(うぅ・・・穴があったらはいりたい(泣))
荀彧「いい!絶対こっちみるんじゃないわよ!!」
荀彧着替え中
曹操「随分手際よかったわね」
一刀「村にいたときに小さい子の面倒をよく見てたからね」
曹操「へぇ~」
夏侯淵「華琳様、すべて終わりました」
曹操「そう・・・なら城に帰るわよ・・・いいかしら?桂花」
荀彧「はっはい(あ)」
幸い誰も見てなかったが・・・・荀彧がつけてたはずの下着が風に飛ばされていた・・・しかも既に帰る支度ができてるのでこれ以上は留まることができず・・・結果
荀彧(うぅ・・・スースーする(泣))
荀彧さん・・・本日二度目の痴態です
恥ずかしそうに顔を赤くしてるのが続いてるので曹操さんも気がつかなかったようですが・・・
一刀「・・・・(じー)」
一刀だけは違うようで・・・
荀彧「なっなんですか?一刀さん?(あせあせ)」
一刀「曹操さん、すみませんが荀彧ちゃんと一緒でもよろしいでしょうか?」
曹操「桂花と?・・・まぁいいんじゃないかしら」
許可も出たことだし、荀彧ちゃんを自分の馬に(この前の馬たちです)のせ、後ろから覆いかぶさるようにする
一刀「苦しくない?大丈夫?」
荀彧「はっはい」
格好はかなり悪いですが・・・ノーパンの子を守るためです・・・仕方ないことです
荀彧ちゃんは疲れたのか、寄りかかりながら寝息をたててますけどね
おまけ
荀彧「あん・・・あぅ・・・はふ・・・」
荀彧「・・・はぁ・・・・だめ・・・・やだ・・・」
決してHなことや乗せられないことをしてるんじゃありませんよ?
その、馬にあわせて動くものですから・・・どうしても刺激が伝わるみたいでして・・・
振動と夢(なにみてんだか)のせいで・・・・色っぽい寝言を上げながら帰る荀彧ちゃんでした
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本命が増えます・・・ついでに真桜はキョ乳ではありません
華琳や桂花波です