No.299340

真・恋姫†夢想 『禁断の決戦!天上天下絶品武道会!!』 話の弐

狭乃 狼さん

れっつぱーりー!

・・・って、最近なんだかひっとーさんがうつってる狼ですw

と言うことで、武道会の第二話でございますw

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2011-09-13 16:18:11 投稿 / 全9ページ    総閲覧数:12479   閲覧ユーザー数:8441

 

 関平「つえりゃあーーーーーーーッ!!」

 愛紗「甘いッ!!」

 関平「ぐはッ!!」

 

 高速で振り下ろされた関平の神龍昇天刀を軽がるとかわし、開いたその腹に強烈な蹴りを食らわす愛紗。その痛みを堪えながらも、関平は再び体勢を立て直し、昇天刀を真正面に構えて愛紗を見据える。

 

 関平「やはり流石です、母上。軍神の名は伊達じゃないですね」

 愛紗「ふ。お前も中々の速さだ、平。だが、私にはまだまだ及ばん」

 関平「……ですね。けど……」

 愛紗「?けど……なんだ?」

 関平「……たまらないですよ。母上が動くたびに揺れる、その大きな母性の象徴とか、見えそで見えない絶対領域とか。も、これだけでも参加した甲斐があったってもんだ♪」

 愛紗「……貴様。その性根、相も変わらず治ってないようだな?……ちょうどいい、ついでにその曲がりきったスケベ根性!もう一度叩きなおしてやる!」

 関平「……えっと。今のは冗談です……は通じないですか?」

 愛紗「(にっこり)……問答無用!!」

 

 ひくひくと。こめかみに十字を浮かべ、これでもかというぐらいの笑顔を浮かべて、愛紗は青龍偃月刀をしっかりと構えて、関平へと猛撃を開始。関平はそんな愛紗の怒りの篭った斬撃を、必死になって紙一重でかわしていく。

 

 ひっとー「あーあ。関平くんもあれさえ出なければ、愛紗の怒りを買わずに済んだのに」

 桃香「あーなった愛紗ちゃんは恐いからねー。て、狼さん何やってるの?」

 狼「……おかしいな。この台本、俺が用意しておいたものと全然違うぞ?」

 ひっとー「……そうなの?」

 狼「ああ。……誰かが摩り替えたのか?だとしてもそんなことして何の意味があるんだ?……うし、こうなったら」 

 

 舞台上での上記のやり取りを見ていたひっとーら司会席に居る一堂の横で、いつの間にかそこに来ていた狼が、先ほどひっとーが読み上げてひんしゅくというか、怒りを買いまくっていた恋姫たちの紹介文を手に、その首をひねっていた。自分が前もって用意していたものと、その内容が全く違っていた事に疑問を持ったため、それを確認に来たのである。そして何かぶつぶつと言った後、おもむろに懐からケータイを取り出し、どこかへとかけ始めた。

 

 狼「……ああ、輝里か?今って手、開いてるか?……そか、由と蒔も大丈夫なんだな?実はちょっと調べて欲しい事があるから、至急こっちに来てくれないか?……ああ、今すぐ牙を迎えにやるよ。じゃあ頼むな(ぴっ)」

 ひっとー「……何処に電話したの?」

 狼「うちの娘達のところ。こっちに来てこの台本の件、調べてもらおうとおもってな。……牙、そういうことだから、あいつ等を迎えに行ってくれ」

 牙『分かった』

 

 ひょい、と。主の腕に張り付いていた、生きたパワーデバイスとでも言うべきそれが、狼の腕からひとりでに離れ、その本来の姿である、北欧神話に出てくるフェンリル狼の姿へとなったかと思うと、そのままフッ、と姿をかき消した。

 

 ひっとー「……前から思ってたんだけど、もしかして、狼さんてあっちが管理者としての」

 狼「ま、確かに力の大部分はアイツを通して使ってるのが事実だけど。それでもおれ自身だって、それなりに管理者としての力はあるよ。……ところでひっとーさん?」

 ひっとー「なに?」

 狼「……それ、なに?」

 

 ひっとー「あ、これ?おいらのふるさと、日本は東北地方のおコメと野菜、お肉にお魚さ!みなさーん!東北のご飯は旨いぞー!ぜひお取り寄せして食べてくれー!ていうかむしろ東北に観光に来てどんどん食べてってくれー!皆で復興を応援しよー!」

 

 狼「と言うわけで、東北のおむすび筆頭、ひっとー氏による東北応援のコーナーでしたー。ではカメラさん、映像を舞台に戻してくださーい」

 

 

 

 舞台の外でそんなやり取りが行われている間も、愛紗と関平の激闘は続いており、関平は愛紗からほんとに容赦なく、愛の鞭と言う名のフルボッコを受けていた。

 

 愛紗「どうした関平!お前の力はその程度か?!」

 関平「……く、そ。こうなったら仕方ない。最後の切り札、使わせてもらう!」 

 愛紗「むっ?関平の気が変わった?何をする気だ?」

 関平「……行きますよ、母上。この俺の最高の奥義!その名も、『軍神覚醒』!はあーーーーーっ!!」

 愛紗「くっ?!なんと言うすさまじい気だ!」

 関平「……こうなった俺は、これまでの五倍の能力を発揮できる!行くぜええええっ!!」

 

 関平自身の言うとおり、先ほどまでとはうって変わったパワーとスピードの斬撃で、愛紗をどんどん追い詰めていく関平。だが流石の軍神関羽こと愛紗である。その関平の攻撃をぎりぎりのところで見切り、再び自身も反撃を開始する。……十合、二十合と打ち合っていく中、関平にある変化が出始めたのを、解説役である貂蝉が気づいた。

 

 貂蝉「あらあ~ん?関平ちゃんてば、どうやら限界っぽいわねえ~」

 一刀「……そうなの?俺にはそうは見えないけど?」

 貂蝉「彼の気がどんどん落ちて行ってるわ~。……もうあとどれほどももたないんじゃあないかしら。動きに焦りが見え始めたわん」

 

 貂蝉の言葉通り、関平はあせっていた。……もう間も無く、軍神覚醒のリミットが、訪れようとしていたからだ。しかし、あせればあせるほど自身の攻撃が愛紗に当たる事がなくなり、どんどん時間が浪費されていく。そして、軍神覚醒の使用からきっかり三分後。

 

 ぷっしゅうううう~~~~。

 

 関平(カ○ナシ状態)「はやややや~~~~。時間が切れた~……」

 

 と言う感じで、どっかのお宿を舞台にした映画に出てくる、カ○ナシみたいな姿となって、その場にへたり込む関平。

 

 愛紗「……打ち止めか?平?」

 関平(カ○ナシ状態)「……れしゅ~。もう、武器を持つ力もないれす~……降参しま~しゅ」

 

 カンカンカンカンカンカン!

 卑弥呼「それまでぃ!関平降参により、関雲長の勝利とする!」

 

 ゴングの鳴り響く音と共に、高らかに愛紗の勝利宣言をする卑弥呼。

 

 第一回戦、第一試合は、こうして愛紗の勝利でその幕を閉じたのであった。

 

 

 

 ひっとー「第一回戦、第一試合は愛紗の勝利で幕を下ろしたZE!まあ、順当っちゃあ順当だな」

 一刀「だな。で?次の対戦カードは?」

 ひっとー「お次はこいつらのばとるDAZE!あ、ぽちっとな」

 

 最初の時同様、その体全体で目の前のスイッチを押すひっとー。でもって、こちらも同じくドラムロールの音と共に、電光掲示板に表示された対戦カードがぐるぐると回転。そして表示されたのは―――!

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 【大ちゃんVS春蘭】

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 春蘭「よーっし!私の出番だな?!……って、何で私の相手が、よりによってお前なのだ?!」

 大ちゃん「そんなこと言わないでよ、春蘭ってば。……ボクが相手じゃ不満?」

 春蘭「不満に決まっているだろう!?お前みたいななよなよした奴なぞ、この私と互角に戦えるわけがないだろうが!」

 大ちゃん「ああ、そこは大丈夫だって。ちゃ~んと、戦闘用の姿になるからね♪……じゃあ行くよ?」

 

 大ちゃんが春蘭の不満に笑顔で答えると共に、何処からともなくBGMが流れ始めた。

  

 ひっとー「……これって、ス○Ⅳのサ○ットの……?」

 

 大ちゃん「……変!身!さああああがっとおおおおおおおおっ!!」

 

 『えーーーーーーーっ?!』

 

 筋骨隆々。片目に眼帯。一つ間違えば漢女の仲間?!と言われそうな格好をした、某格げーに出てくるあのお方の姿そのものになった大ちゃんが、無言で腕組みをしてそこに立っていました。

 

 春蘭「……え……っと。大ちゃん……なのか?」

 大ちゃん(サ○ット状態)「……ンム」

 春蘭「……なあ、北郷?」

 一刀「……ああ、何?」

 春蘭「……ありなのか?これ」

 一刀「……ありなんだろうねえ」

 ひっとー「あ、そうだ春蘭」

 春蘭「ん?なんだおむすび」

 ひっとー「……おむすびじゃなくて、ひっとーだってば。えっと、前の天下一品武道会で君が使ったあの技な?」

 春蘭「まさかまた使うなって言うのか?!」

 ひっとー「うんにゃ。今回は使用を禁止しないってさ。思う存分、使っていいそうだよ」

 春蘭「ほんとか?!よお~っし!さがっとだろうがなんだろが何でも来い!わが七星餓狼の血錆にしてやる!」

 卑弥呼「では始めてよいかの?それでは一回戦第二試合!大ちゃんVS夏侯元譲!……恋姫ファイトおおぉぉぉ……レディーィィィ、ごおっ!!

 

 あーはっはっは、と。一瞬にして上機嫌になった春蘭の高笑いが響く中、第二戦の開始を告げるゴングが、卑弥呼の声と共に会場内に大きくこだましたのであった。

 

 

 

 春蘭「ずえぇぇぇい!!」

 大ちゃん(サ○ット状態)「むぅん!」

 

 がぎぃっ!!

 

 春蘭「な、何ぃ!?」

 

 一刀「ぶっ!?春蘭のあの強剣を素手でうけとめたあっ!?」

 ひっとー「えー、手元の資料によると、サ○ット状態になった大ちゃんさんは、『鋼の肉体を持ち、季衣のハンマーや流琉のヨーヨーを軽く受け止める膂力で、鋼の剣を砕く拳(螺旋槍くらいなら破壊できます)に、蹴りは一撃で3本の鉄槍(柄まで鉄製)を切り裂く程の威力』を持つそうです」

 一刀「それって十分チートすぎない?」

 狼「……俺も確かに最初はそう思ったんだけどさ、でも相手は春蘭だし、まあ、大丈夫かなあと」

 一刀「……かもな」

 

 と、司会席でそんなやり取りが行われている時、当の春蘭はといえば、

 

 春蘭「ふん!鋼の肉体だろうがなんだろうが、私の全力を持ってすれば何のことは無いわ!」

 大ちゃん(サ○ット状態)「……っ!!」

 

 と言う感じで、全力全壊で七星餓狼を大ちゃんに振り下ろし続ける。一方の大ちゃんはというと、そんな春蘭の轟撃をその都度素手で受け止めはするものの、思った以上のそのパワーに少々押されぎみな様で、防戦一方といった感じであった。

 

 春蘭「どうしたどうした!?受けてばかりでは私に勝つのは不可能だぞ!」

 大ちゃん(サ○ット状態)「……ふん。ならばこうするまで」

 

 だっ、と。一旦春蘭からその距離を取り、その両腕に気を集中し始めていく。そして、

 

 大ちゃん(サ○ット状態)「たいがー!」

 春蘭「なっ!気弾だと!?このおっ!」

 

 大ちゃんが両腕から放った気弾を、七星餓狼で何とかはじき返した春蘭。だが、“それ”が囮だと春蘭が気づいたときには、既に大ちゃんは彼女の懐に飛び込んでいた。

 

 春蘭「しまっ……!!」

 大ちゃん(サ○ット状態)「たいがーでぃすとらくしょん!!」

 

 タイ○ーク○ッシュからの連携から、1発目のタイ○ーアッ○ーカットが春蘭にヒット!その瞬間浮いた彼女に通常とは逆の腕で、螺旋状の炎を纏った二発目のタイ○ーアッパー○ットが炸裂!

 

 場外こそならなかったものの、ものの見事に宙を舞い、舞台上に叩きつけられる春蘭。

 

 卑弥呼「……見事なまでに入ったのう。あれでは……ぬぅ?!」

 

 誰もが大ちゃんの勝利を確信し、審判である卑弥呼も大ちゃんの勝利宣言をしようとしたその時、舞台上に突っ伏していた春蘭が、七星餓狼を杖代わりにして、ゆっくりと立ち上がったのである。

 

 春蘭「……ふ、ふふふ、ふふふふふ!はははははははははは!いいぞ、いいぞ、大ちゃんとやら!今のは素晴らしい一撃だったぞ!だが、相手が悪かったな!?この私以外だったら今ので確実に勝っていただろうが、この夏侯元譲にはもう一つ及ばなかったな!」

 

 一刀「……よくまああれを食らって立てるよ」

 貂蝉「そうねえん。おそらく、技を受けるその瞬間に、無意識に自分から後方に飛んで、その威力をわずかに殺したんでしょうね。恐るべき武人の勘、って言うやつかしらん」

 ひっとー「……動物的野生の勘、の間違いじゃあ?」

 

 春蘭「さあ、今度はこちらが行くぞ!許可が出ている以上なんの出し惜しみをする必要は無いからな!はあーーーーーーッ!!」

 大ちゃん(サ○ット状態)「ぬぅ?!」

 春蘭「我が闘気を吸え七星餓狼!その真の姿を我が前に現せ!」

 ひっとー「おおっとでたあー!かつての天下一品武道会で、そのあまりの威力に使用禁止とされた春蘭最強奥義DAーーーーーー!!」

 春蘭「我が闘気によって生まれ変わった七星餓狼の力!その身でとくと受け止めよ!ぜいりゃあああああああああああああああああああああああっっ!!」

 大ちゃん(サ○ット状態)「ぬおおおおおおおっっっっ!!」

 

 どごおーーーーーん!!……これでもかというぐらい、派手な爆煙と音を立て、大ちゃんは舞台上から思いっきり吹き飛ばされ、壁に大きな穴を開けて激突した。

 

 大ちゃん「きゅう~~~~~~」

 

 卑弥呼「む。気絶して元の姿に戻りおった。……というわけで勝負そこまで!勝者夏侯元譲!!」

 春蘭「はっはっはー!どうだ!私にかかれば管理者といえどこの程度だ!」

 

 

 

 舞台上にて、春蘭が上機嫌で勝利者宣言を受けていた、ちょうどその時。武道会会場の一角で、一刀と狼がなにやらひそひそと話し合いを行っていた。その傍らに、ある三人の少女を伴って。

 

 狼「……というわけでな。誰が何を考えてこんな事をしたのか知らないが、このままだとひっとーさんの命に関る。それに」

 ??「何か別の狙いもあるかもしれないってことね?」

 狼「ああ。とはいえ、俺の出番がいつ回ってくるか分からないし、かといって一刀達が動いたら何かと目立つんでな。そこで」

 ??「うちらをわざわざ呼んだってわけやな?」

 ??「たしかに、“本来この世界に存在自体しない”私達なら、誰からも大して気にされず動けるか」

 一刀「そういうことさ。……久しぶりに会って早々になんだけど、よろしく頼むよ、輝里、由、蒔さん」

 ツインテールの黒髪少女、ショートカットの茶髪少女、モデル体型な赤い髪の女性。それぞれに笑顔を向けて頷く一刀。

 

 輝里「くす。もちろんですよ。……例え属する世界が違っていても、私たちは一刀さんの剣であり」

 由「鎧であり」

 蒔「盾であるんだからな。大船に乗って気で任せてくれ」

 狼「……あのー、俺のことは……?」

 輝里&由&蒔『も、もちろん忘れてないって、父さん(お父はん)(親父)』

 狼「……いいよいいよ。どうせ父親の扱いなんざこんなもんだよ……」

 

 でもってその三人から、お情けみたいな笑顔で父と呼ばれた狼。 

 

 ま、要するに、三人の少女の正体は、彼、狭乃狼の直接の娘達。黒髪ツインテールが『徐庶元直』、真名を輝里(かがり)。茶髪ショートカットが『姜維伯約』、真名を(ゆい)。赤い髪のモデル体型が『徐晃公明』、真名を(まき)。……三名とも、こことは違う外史において、一刀の配下を演じている登場人物たちである。

 

 その詳細については、狭乃狼記録、『真説・恋姫†演義 北朝伝』を、参証されたい(笑。  

 

 ちなみに、なんでこの世界の一刀に彼女達との面識と言うか記憶があるのかについては、特製結界【ご都合主義万歳】の効果だと言うことにして置いてくださいwww

 

 狼「まあ、それはともかく、だ。三人とも、一応いっておくけど、結界の効果は他の皆にも多分効いている筈だから、あんまりこの世界の連中とは接触しないようにな?でないと」

 輝里「……一刀さんの身が危険ってことよね?」

 狼「多分に一刀の自業自得だけどな」

 一刀「……えっと。その、まあそういうわけなんで、ここは一つよろしくお願いいたしますです」

 由「まあしゃあないわな。久しぶりに霞やお嬢たちと飲みたかったけど」

 蒔「……その分向こうの世界で、しっかりたっぷり、フォローしてくれればそれでいいさ。な?」

 輝里「そういうこと♪……それじゃあ父さん」

 狼「ああ。ただし、くれぐれも気をつけてな?……お?どうやら次の対戦カードが発表されたな?……じゃあ後は頼んだぜ?我が愛しの女神たち?」

 三人娘『YES!MY、DAD!』

 

 綺麗にハモったその返事と共に、それぞれに分かれて会場を後にする少女達。

 

 狼「……さて。鬼が出るか蛇が出るか。それとももっととんでもないのが引っかかるか。……大会中に何も起きないといいけど、な」

 一刀「……そう、だな」

 

 

 

 ひっとー「さあ、一回戦第三試合の対戦カードの発表DAZE!次なるカードは……これだあっ!!」

 

 いつものドラムロールの音とともに、電光掲示板の表示が入れ替わっていく。そして表示された三回戦のカードは。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 【マリア・テスタロッサVS霞】

 

 

 

 

 

 マリア「おっと。今度はわしか。……お手柔らかに頼むね、霞?」

 霞「へへん。それはあんさん次第やな。……そっちも手抜きはあかんからな?」

 

 

 卑弥呼「それでは両者、段上、中央へ!」

 

 マリア「……」

 霞「……」

 

 マリアはその手に二本の剣を。霞はその手に己が愛刀飛龍偃月刀を。それぞれに引き締まった顔つきのまま相手を見据え、ゆっくりと構えながら、卑弥呼のその言葉を待つ。そして―――――!

 

 

 

 

 

 卑弥呼「それでは第三試合、マリア・テスタロッサ対張文遠!恋姫ファイトお~……」

 

 マリア「……!!」

 霞「……!!」

 

 卑弥呼「レディ~……ごおっ!!」

 

 

 マリア&霞『……っせえええええええええいっっっ!!』 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 ~続く~

 

 

 ハイ、いいところでぶった切りましたw

 

 いやね?本当は三回戦まで書く予定だったんですけど、オチ用のネタを挟んだらちょっと長くなっちゃいまして。

 

 マリアくんには申し訳ないですが、卿の戦いは次回に持ち越しとさせていただきます。ごめんなさい。

 

 

 さて、大会は一応二試合を消化しました。関平さんと大ちゃんさん?勝てなかったからって怒らないでくださいね?ちなみに二人の負けとした理由は、関平さんの場合は相手が相手だったからって言うのと、例の奥義の効果を鑑みた結果です。大ちゃんさんについては、春蘭ならサ○ットのあれを食らっても、多分耐えちゃうだろうな~って思ったのと、あの技を使っての逆転劇をしちゃうだろうな~と、そうイメージをしたからです。

 

 ただし、関平さんも大ちゃんさんも、負けたからといってこれで出番が終わりと言うわけではありません。……オチネタの方にもこれからは絡んでもらいますので、そこの所ご了承していただけると嬉しいです。

 

 さて、と言うわけで次回こそは一切オチネタ用の振りを挟まず、第三~第五試合まで書きたいと思ってます。

 

 で、とりあえずこれにだけ、当分は集中することに決めましたので、北朝伝や他の話を(居られるかどうは知りませんが)見たがっている方々。……当分お待ちくださいね?w

 

 あ、それから、その北朝伝に出してるうちの娘達を、作者特権をもって特別出演させました。一応言っておきますが、彼女達は武道会自体には絶対出ませんので、そこのところだけご注意をw

 

 ではまた次回、『天上天下絶品武道会』

 

 話の弐「激闘激闘また激闘!」

 

 にてお会いしましょう。

 

 

 それではみなさま、再見~( ゜∀゜)o彡゜ 

 

  


 
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