No.291053

野原遊戯 DUEL2-1

ヤドンさん

DUEL1の次の日です。本当はもっとキャラの容姿のこととか書くべきなんだろうけど、うまく書けないなぁ…。そして2話目にしていきなりDUELが消えた…。2-2からDUELが始まりますので許してください。こうした方がうまく書けるとか、アドバイス・感想等ありましたら、コメントよろしくお願いします。

2011-09-02 11:45:32 投稿 / 全1ページ    総閲覧数:426   閲覧ユーザー数:423

皆さんこんにちは、笹野知子です。野原高校1年5組の遊戯部部員です。昨日、部長さん・霧島先輩・セイギ君、あとお兄ちゃんと一緒に私のデッキを作ってもらいました。その名もWL-(ウェザーレディ)デッキです。その名の通り、天候を名前に持つカードたちなのですが、初心者の私には扱い辛く、本日はセイギ君に朝から猛特訓をしてもらってました。そして現在は放課後、そこそこに扱えるようにもなってきたのですが…。突然ですが、私って自分で言うのもアレですが結構モテる方みたいで、色々な人から「うちの部のマネージャーをやらないか」とか、異性のいわゆる「異性を見る感じ」の視線を感じたりするのです。まぁ正直お兄ちゃんがいない部に興味なんてこれっぽっちも無いですし、まして男なんてお兄ちゃんどころか私より弱い人ばかりですけど。まぁそんな感じでクラスの男子のみならず、女子からも人気の高い私ですがそれを知ったのは数分前のこと。騒動の中タカちゃんがこっそりと教えてくれました。もう少し早くに教えてくれてれば、私だって人並みに空気を読んだと思うんだけどなぁ…。まぁ簡潔に言えばピンチです。危険が危ない状態です。

「藤ぃ~、貴様ぁ、どういうつもりだゴルァ!」

セイギ君の。つまり、私とずっと一緒にいたセイギ君が現在クラス中から非難GOGOということです。

「どうもこうも、同じ部活だし、わかんないことがあるから教えてあげてただけだよ。」

「同じ部活っ!!」

わぁお、ハモッた。なんて息の合ったクラスなんだ…ってそうじゃないだろ、私!

「いや、あのね、トモッキーが自分から部活に入ったんだよ。」

「トモッキー!?」

え~ん、もう誰か助けてください。こんな時に限ってお兄ちゃんの携帯は壊れてるし、壊したの私だけど。ん?あそこにいるのは…、おーい霧島先輩!助けて下さーい!

「ん?どうした?って聞くまでもなくセイギが何かやらかしたな。」

いやどちらかというと私のような…。ってまた何かクラスがざわざわし始めた…。

「おいっ、あそこで笹野さんと喋っているの、2年4組の霧島先輩じゃね?」

「うわっ、生で見るの初めてだよ。すごいツーショットだな。」

「あ、ミサトん。」

「ミサトん!?」

もうだめだ。展開についていけない。よし、現実逃避だ。みて、町長…じゃなくて蝶々がとんでるよ~。

「…ずいぶんと騒がしいクラスだな。」

デスヨネー。ところでセイギ君との関係は…

「貴様ぁ!霧島先輩とはどういう関係なんだ?」

「…幼馴染み?ずっと一緒にいただけ…かな?」

はい、NGワード「O・SA・NA・NA・JI・MI」出ました。もうね、ダメだ。あいつは助からない。

「許せん!許せんぞ貴様!クラスのアイドルどころか、学校のアイドルにまで手を出していたとは…。神が許しても我々が許さん!!」

ご愁傷様のセイギ君、せめて君が天国へ逝けることを祈ってるよ。って霧島先輩?何をするつもりですか?クラスの中は危険なんで入ってこない方がいいと思います。そして私はとりあえず廊下に逃げます。

「原因は分からないが、暴力で解決するのはダメだ。ここはデュエルでケリをつけたらどうだ?」

…何を言ってるんだぁこの人!?そんな漫画やアニメみたいなノリ認めるわけ…

「「デュエル!!」」

認めたっ!?ってか大丈夫なんですかセイギ君は?

「さぁ?まあどうにかなるでしょ。」

あれこの先輩、さては楽しんでるな。なるほどお兄ちゃん、たしかに霧島先輩は性格が悪いです。

「何か言ったかしら。」

いえ、何も。さてデュエルはクラスの人たちはBF?とか、らいとろぉど?とか、ろくぶしゅ~?とかっていうのを使っているみたいです。まぁぶっちゃけよくわからないので時間を飛ばして30分後。

「…でダイレクトアタック!俺の勝ちだ。」

戦績は4戦4勝。確かにセイギ君は強い…気がする。

「つ、強い…。さすがに遊戯部の期待の星(笑)と呼ばれているだけあるな…。」

「どうする、あと1試合しかないぞ。ここで勝たねば…誰が行く?」

「目には目を、遊戯部には遊戯部を。笹野さん、レッツゴー。」

ちょ、タカちゃん何を言ってるんだ!?私を巻き込まないでぇ。

「霧島、お前が行けばいいんじゃないか?」

「!?」

お兄ちゃん!?それに部長!?どうしてここに…

「放課後なのにいつまでも部室に来ないからねぇ。そりゃ迎えにくるっさね。ついでにミサトん発見。」

「いや、こ、後輩が困っていたから助けてあげただけだ。べ、別にお茶の買い出しを忘れてたり、逃げ出したりとかじゃないぞ。」

霧島先輩、落ち着いて下さい。どうしたんですか、いきなり慌てだして。

「べ、別に何でもないわ。それよりセイギ、いくわよ。」

「おう、受けて立つぜ!」

…ところで、霧島先輩は買い出しの途中だったの?

「あぁ、暇だったから3人でデュエルしていたんだが、全敗した霧島がパシリに決定したところだ。知子、いい機会だから教えてやろう。霧島美里はゲーム全般たいして強くない。」

へぇ。

「うるさいぞ!パンダの癖に。」

パンダの主食は竹ですよ。なんてどうでもいいことは置いといて。セイギ君の先攻でデュエルが始まります。

 


 
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