今日は晴天。
良い天気だ。
今日俺は死ぬ。
三国の武将を相手にするとかマジで自殺行為だろ……
しかも、呂布が出るんだよ?
呂布と当たったら死ぬよ?
呂布じゃなくても俺死ぬよ?
関羽とか張飛とか趙雲とか夏候惇とかが相手だよ?
その有名な武将と違って俺はただの民間の解放軍の元幹部だよ?
死ぬって!でも、逃げようとするととっても良い笑顔の秋蘭が
矢を撃ってくるんだよ。
爺ちゃんより早く死ぬとかマジで不幸でしょ……
「はぁ……」
溜め息もつきたくなるって……
「ふふ、一刀、頑張ってね?」
「楽しそうですね~華琳さん」
「ええ、楽しみよ?」
くそ、他人事みたいな笑顔をしやがって……
「兄様、やはり兄様は出ない方が……」
「心配してくれるのは流流だけだな~」
良い妹だな~
それに比べてこっちの妹は……
「兄ちゃん、頑張ってね!」
季衣、死ぬのを頑張れと?
そんな訳無いよな?
「一刀も大変やな~」
「霞」
「ん?何や?」
「霞の部屋の寝台の下」
「!何で知ってるんや!?」
「ふっふふ~」
俺が言ったのは霞の言えない道具を言ったのさ。
ふっ、人の弱みを握るのは気持ちが良いな~
「姉さん、隊長に何を言われたんです?」
「何でも無いわ!一刀!何が欲しいんや!?」
「しばらく、酒を飲むな」
「いやーーーーーーーーーー!」
霞は倒れてしまった。
それより何故だろう?
人が困るところを見ると清々しい気持ちになれるな。
「隊長が黒くなったの~……」
「隊長……」
「お兄さんはこうして風達をどんどん調教していくのです~」
「待てーー!そんなこと無いぞ!凛!妄想すんな!死ぬぞ!」
「一刀殿があんなことやこんなことをして私達の身体をいじめて……
あ、駄目です、一刀殿、そこは、ぶはーーーー!」
「りーーーーん!」
この馬鹿!やめろって言っただろうが!
「は~い、トントンしますよ~
トントン~」
「ふがふが……」
「はぁ……」
死人が出たらどうしようかと思った……
おや?そろそろ開会式かな?
『皆ーー!元気ーーーー?地和だよーーーー!』
「「「ほわぁぁぁぁぁぁぁぁぁ!」」」
『元気みたいだね!今日は天下一品武道会だよーーーー!
皆頑張ってねーーー!』
「「「ほわぁぁぁぁぁぁぁぁぁ!」」」
『さ~!一回戦の対戦表だよーーーー!』
地和がそう言うと対戦表にかかっていた布が外される。
一回戦目はこんな感じだ。
一仕合目
霞――――――関羽
二仕合目
張飛―――――黄蓋
三仕合目
呂布――――――孫策
四仕合
春蘭――――――甘寧
北郷一刀 不戦勝
「……これは喜んで良いのか?」
「良いでしょ?寿命が延びたんだから」
「良くねぇよ!死ぬまでの緊張感を抱く時間が延びたってことだろうが!」
「……一刀殿の頭の中には死なないと言う選択肢は無いのでしょうか?」
「あのさ、俺って未来から来たんだ。
未来では三国の将達はめちゃくちゃすごい人って言われてるんだ。
その人達にただの民の俺が挑んでも死ぬのは当然でしょ?
死ななくてももう動けなくなるよ?」
「そこまで自分の実力を卑下しなくても……」
「絶対俺は死ぬ!死んでしまう!
誰かーーーー!助けてーーーー!」
「一刀殿!?しっかりしてください!
一刀殿!」
「はっ!俺は何を……」
「大丈夫ですか?」
「ああ、それより霞」
「ん?何や?」
霞は俺が言い渡した命令により倒れていたままだった。
「関羽に勝ったらさっきの命令を取り消すよ」
「よっしゃーー!絶対やで!?絶対取り消すんやで!?約束やからな!?」
「ああ、頑張れよ?」
「任せとき!ほな行ってくるわ!」
霞はそう言って舞台に向かって走りだした。
「頑張れよ、霞」
俺は走って行く霞にそう言った。
後書きという名の緊急アンケート
皆さん!聞いてください!
大ピンチです!
『新たな外史を創る者達』のアンケートの結果が
蜀√とどこにも属さない√の同着一位になりました。
このままじゃ更新出来ません!
そこで蜀√かどこにも属さない√どっちが良いかのアンケートを行います!
期限は九月三日までです!
よろしくお願いします!
では、また次回。
8/28間違えていたのに気が付いたので編集しました。
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こんにちわ~
この話を更新するのは久しぶりですね~
今回は戦闘シーンは入れません次回入れます。
では、始まり~