張任伝 第四章/天下飛翔
第三話 戦後…
両軍の死者は3万人近く…その事からもこの戦闘が苛烈である事を物語っている。
多くの者が戦後処理(つまり、遺体や遺留品の処理)を行っているさなか一刀は戦場を歩いていた。
しばらくして目的地に着いたのか、その場所に止まった。
「……君の名前は、華丞って言うのか……ありがとう。」
そう、左塵と激しい一騎討ちを行ったこの地に彼は散った。 一刀を守るために。
「俺は悪人だよな… もとはと言えば元の世界に戻りたいがためにこの外史の天下を統一しようとしてるんだ…… けど、君の命や思いは無駄にしない……いや、出来ない!!」
そう言って一刀はこの地を去る…
「……(まだ、続くのか? この果てしない旅は… けど、絶対に君達の下へ帰ってみせる!!) 」
「……阿戒…張任様がお前の仇討ってくれたぞ… お前が前に言った通りだったな。嬉しい物じゃない…… 人の命を絶つことは。」
土呂はそう言って墓標に戦勝祝いの酒を掛ける。
墓標には¨夷陵に散りし両軍の英霊達、此処に眠る¨と書かれている。
「疫病が流行らないために俺らは今まで通りお前達の墓を造ったぜ… なぁ、阿戒?
俺は本当に指揮官になれるかな?」
¨なるんじゃない、やるしかないんだよ? 君の一声ですでに多くの命を奪ったんだから¨
「!? あはは…そう…だな…。 そいつらにも敵にも夢や家族がいるんだ。 それらの責任を俺は全うしないとな…。 しかし、お前に一騎討ちを負け越しのままで逝かれたのが凄い心残りだ。」
土呂はそう言って酒を煽る。 しかし、返事は撫でる様なそよ風のみであった…。
しばらくしてそれぞれの部隊の隊長より上が本陣に集められた。
「皆の報告を聞くと被害は甚大だった。 今後を考えると一部を巫県港の改修、此処に砦を築くために残して残りを白帝城まで撤退しようと思うけど…どうかな?」
各部隊の報告から一刀の第一声はこれであった。
「確かにそうですな。 私は大将の意見に賛同できますが、普請部隊としての訓練を受けていた大将の三番隊がほぼ壊滅的状態ですから巫県港の改修だけでよろしいかと」
「それもそうだが… 貴様らは大型の船を造る技術はあるのか?」
「「「 あ… 」」」
思春の一言で皆が黙る。
「……そうだな、俺らは山の中に住んでいた。船なんて使う必要性が無かったもんな…それは間諜部隊に任せよう 水軍の技術を手に入れるかもしれないしな。 木偶、智民は4,000名で巫県港の守備に当たってくれ、残りは一時白帝城に撤退だ」
「「承知した」」
成都城
「吉報です!! 張任将軍が敵将黄祖を討ち取り劉表軍を討ち破りました!!」
「そうか! してその後の進退は?」
「それが…被害が甚大だったのと水軍の技術面から一時白帝城に撤退致しました。」
「ふおっほっほ。 流石じゃの…一刀君は… どれ、謙明殿…ワシが行ってくるぞい。」
「そうですな。 季、秋桜。 君達に前線への補給部隊及び流洪の護衛を任せる」
「了解です!!」 「は~い♪(うふふ…久々に一刀君に会える♪)」
流洪動く 果して彼が行く理由は……
第三話了
あとがき!!
「ジーーーー」
う、み、見るな!! そんな目で俺を見るなぁああああああああああああああああ!!!
「しかし、ダメな作者さんですねぇ~ 風が言ったネットゲーの時間削減してまで描いた結果13時から22時22分まで掛ってしかもこんなに短いだなんて…」
いや!! 保存時間を見た結果 22時22分22秒だったぜ!!(キリッ
出演者たち全員「「「……」」」
む、無言が痛いぜ!!!
さて、どうでしたか? 楽しんでいただければこれ幸い。
最初のころより切れ味が落ちたと友人が言っていたが何ともないぜ!!
それでは皆で!!!
「「「アディオス!! @@ノシ」」」
今回の一言
もう…マラソンのゴールして良いよね? 鳥竜玉でない… orz
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で、出来たぁ… ご、午後の間には投稿する宣言通り…俺は投稿したぞおおぉぉ…
では、用法容量守って生温かい目と広い心で見てください