設定としては、クウガの世界でダグバを倒して3ヶ月後、一刀が恋姫の世界を去ってから、三年半後としています。
恋姫たちはグロンギと渡り合う事は出来ますが、倒すことは出来ないとします。
「仮面ライダークウガ」の劇中においても、クウガは封印エネルギーを警察は神経断裂弾を使用して倒しています。
いくらなんでも拮抗する相手の全身の神経を通常武器一個で断てるわけないだろうと思っています。...できないよね?
強さのランクは
恋姫 グロンギ
ン 該当なし ン・ダグバ・ゼバ ン・ガミオ・ゼダ
ゴ 上位 該当なし ゴ・ガドル・バ
ゴ 中位 該当なし ゴ・バダー・バなど
ゴ 下位 呂布 ゴ・ベミウ・ギなど
メ 上位 関羽 夏候惇 メ・ガリマ・バなど
メ 中位 趙雲 夏候淵 黄蓋など メ・ビラン・ギなど
メ 下位 馬岱 楽進 甘寧など メ・ギイガ・ギなど
ズ 上位 孫権 孫尚香など ズ・ザイン・ダなど
ズ 中位 該当なし ズ・バヅー・バなど
ズ 下位 劉備(?) ズ・グムン・バなど
といったところですかね。
正直桃香がゴオマと戦って勝てるわけがないと思っているので、もしかしたら「劉備 戦力外」
となるかもしれないです。
冒頭のクウガになるまでの粗筋は、映画コナン君の様なテンポで読み進めていってください(笑)
今回小説を書くのが初めてなので、至らぬ点も多々あると思いますが、笑って読み進めて言ってください。
日本を震撼させた事件「未確認生命体関連事件」は第0号の死亡をもって終わりを迎えた。
壮絶な死闘の果てに、彼…北郷一刀…は1年間の戦いに終止符を打ち、やっと平和な時を迎えることができた。
この世界に戻ってきて3年間、何があったのか、彼の口から語ってもらおう。
3年前、あの満月の晩、川のほとりで華琳と別れ、元の世界に戻ってきた。
戻ってきた俺を迎えていたのはあちらでは『天の国』と呼ばれていたところで、俺にとっては元通りの日常だった。
今は花梨の花が咲いている。
何月何日に行ったかというのは覚えていなかった。年は変わっていない。
もう体感的には1,2年以上前のことである。
だが、あちらに行ったのはまだ桜が咲いていた時期なので、たった一月ぐらいのことである。
親が出していた失踪届を取り下げ、しこたま怒られた後俺は普通の学園生活に戻ることになった。
最初の数日間はとてもひどい顔をしていたのか、あの日頃ノーテンキな及川でさえドン引きしていたほどである。
落ち込んでいてもしょうがないと自分でできることは何かを考えた。
まず最初は当然、あの世界に戻る方法である。
しかし、インターネットなどなんと検索してもいいかわからないし、だれに相談していいかもわからない。いくら昔の文献を読んでもわかるはずがない。
本能的に分かっていた。いくら探しても彼女たちのところに戻る方法は見つからない。
それならば、と俺はいつあの世界に戻ってもいいように、あの世界で活かせる知識ならば、片っ端から勉強していった。
大学に進み文学部・考古学科を専攻した。まだ見つかってない遺跡ならば何かしらのヒントが眠っている可能性はゼロではない。
しかし、そのことが俺の数奇な人生をさらにおかしくするのであった。
ある年の冬、俺は遺跡の発掘の実習に長野県・九郎ヶ岳に来ていた。
何でも、山奥に新しい遺跡が見つかったらしい。
はじめての遺跡発掘に少しわくわくしながら、九郎ヶ岳の地に降り立つと同時に俺は強烈なめまいに襲われ、そのまま倒れてしまった。
意識を失ってしまった俺を発掘隊員の一人が病院に連れて行ってくれたが、結果は全て問題なし。
脳に異常はないし、心臓も異常はない。医者も首をひねっていた。
とはいえ、症状として出てしまったわけだから、医者としては無視するわけにはいかない。
俺は検査入院という事で地元の病院に一泊することとなった。
その付き添ってくれたメンバーは、もう教授が発掘に取り掛かっているというので、一足先に遺跡に行くといった。
いやな予感がしていたが、隊長には電話口で「初めての発掘に緊張していたんだろ。確かに先人たちの遺産を壊しちまったら罪悪感はでかいけど、お前にはそもそもそんな大事な役は任せないから、安心して明日は来い」と言われた。
あとになって思う。
あの時無理やりにでも発掘を取りやめてもらうべきだった。
当然、一生徒である俺の言葉なんて聞いてもらえなかっただろう。
それでも俺は今でも何回も、何十回も、何百回も後悔している。
次の日、カーテンの隙間から来るまぶしい光で目を覚ました時、ベッドのわきで刑事さんが昨日見てくれた先生と話していた。
俺が目を覚ましたのに気づくと、こちらに近づいてきて、
「落ち着いて聞いてほしい。君の所属していた発掘チームが何者かによって昨晩全員...殺害されてしまった。すまないが、詳しい話が聞きたいんだが、大丈夫か?」
最初は寝ぼけているのかと思った。悪い夢でも見てるんじゃないだろうか。
だけど、刑事さんの顔を見てそんな考えはすぐに吹き飛んだ。
体調は回復していなかったが、『俺に出来ることがあるならば』とそのまま長野県警に同行した。
そのあと、俺はクウガのベルトと出会って、戦いに身を投じることになるんだけど、それはまた別のお話
そして、一年間、未確認と戦った俺は、国から感謝の証として賞金が出ることになった。
(その額たるや3代は遊んで暮らせるくらい)
辞退するっていう選択肢もあったけど、華琳たちの世界に戻る手掛かりだけでも探すため、何より先立つものが必要だったので、喜んで受け取ることにした。
国民栄誉賞の話まで出ていたんだけど、表向きは未確認生命体と戦っていたのはおなじ「未確認生命体」第4号だった。それに、そういうのは柄じゃないと、お断りした。
一条さんは警視総監賞をもらっていた。
そして俺は今、中国・四川省にいる。
そう、華琳と別れたあの成都がある場所だ。
「ふう、やっと着いた。3年ぶり…いや、1800年ぶり…なのかな」
こちらの世界に戻ってきて一度も来れてなかったこの場所。
大戦に終止符がうたれ、満月が煌々とあたりを照らしていた晩、華琳と最後にあった場所である。
久しぶりに来た川のほとりはほとんど変わってしまっていたけど、川のせせらぎだけは世界が変わっても変わることはなく、美しく流れていた。
「恨んでやるから…か…。やっぱり、今戻っても怒られちゃうのかな…華琳」
ふとため息が漏れる。
「きっと、ほんとにお前は俺が消えたことを悔しがるような国を作ってるんだろうな…
でも華琳…俺もみんなの笑顔を守るために戦ったよ…」
知らずに嗚咽が出る。
「淋しがり屋だったのは…俺の方かもしれないな…
俺は心から笑顔には…なれないよ…」
足元の砂に涙が吸い込まれていった。
「…帰るか」
気付けば到着したときは昼過ぎを指していた時計はもう9時を示していた。
翌日
俺は中国の国家図書館に来ていた。ちなみにこの図書館はアジアで一番大きいらしい。
もちろん目的は後漢時代から三国時代にかけての本である。
フードを目深にかぶった怪しげな司書さんに目的の書棚まで案内してもらった。
お礼を言って立ち去る時、うしろで小さな声がした。
「…大陸に再び…が訪れる時…に乗って…もまた大陸に降り立つだろう…」
中国語を数年しか勉強してない俺は、何を言っているかすぐに理解できなかった。理解し、振り向いた瞬間彼女はあとかたもなく消えていた。
「男…これも…これも…これも…これも…」
当然作中描かれている三国志のキャラクターはほとんどが男である。
よく知られている、ひげもじゃの関羽だったり、ナイスミドルの曹操などである。
「ちょっと期待したんだけどな…やっぱり、戻れないのかな…」
持ち出してきた本を戻そうと席を立とうとした時、俺は九郎ヶ岳以来の強烈なめまいに襲われた。
「またかっ…」
俺は、机に倒れこんだ。傍らに積んでていた本がバラバラと音を立てて崩れているがかすかに見える。
そのまま、俺の意識は暗い闇に吸いこまれていった。
目を覚ました時、俺は果てしなく真っ白な空間に立っていた。
「ここは…どこだ…?」
問いかけても返事はない。
「あれ?靴? ああ、夢だコレ
オレ時々わかるんだよな「コレ夢だ」って
ハハ、夢ならなにか…いいことが…おきてくれればいいのに…」
底まで思ったとき、ふと背後に人が立つ気配がした。
まさかまさかまさかまさかまさかまさかまさかまさかまさか!
彼女だったらどうしよう。初めになんて言おう。
「ごめんね」かな、それとも「久しぶりだね」かな。
俺は額に汗がにじむのを感じながら、はやる気持ちを抑えながら、意を決して振り向いた。
「お久しぶりねん。ご主人様。あなたの貂蝉よ!」
振り向いた先にいたのは、見慣れた金色の二本のくるくるではなく、見慣れないマイクロビキニをはいたゴリゴリのおっさんだった。
「ふ…ふ…」
「あらあら、ご主人様、久しぶりの私の美貌を前にして、声も出ないのかしら?」
「ふざけんな!
なんだよ、お前!ここはあいつが登場するところだろ!?
ヒカルも佐為にあっただろう!?」
期待した分落差が大きいというレベルではない。仮に、万が一、しょうがなく、こいつと待ち合わせをしていたとしてもこいつが見えた瞬間、無意識のうちに全力で踵を返すのが通常の人間だろう。
「まったく…人の話を聞かないところは相変わらずなんだから…せっかくあの世界に行く方法を教えてあげようと思ったのに…でもそんなところもす・て・き」
「だいたいなぁ!おま…え…は…いまなんて言った?」
「だから素敵!愛してる!って…」
ええい、頬を赤らめるんじゃない。気色悪い。
「その前だ!その前!いま、あの世界に戻れるって言ったか!?」
「……………ええ、いけるわ。ただし、今回は行ったらもうこの世界には戻ってこれないけど
それでもいいの?」
貂蝉が今までの気色悪い顔とは一変、真面目な顔で…真面目な顔でもどうかと思うけど…真剣に訪ねてきた。
「…かまわない。この世界で俺の役目はもう済んだはずだ。これからは自由に生きるさ。」
「そう。…じゃあ話すわね。今あの世界に再び危機が訪れようとしているの」
「また、戦争がおこるって言うのか?」
俺は消えた当日の成都でのパーティが脳裏によみがえってくるのを感じながら尋ねた。
「いいえ、そんなことで世界が終わりはしないわ。あの時に復活するはずじゃなかった存在…ご主人様もよく知っているでしょう?」
「は?…まさか…未確認生命体か?
でも、あれは現代まで蘇らなかったはずだ!」
「その通り。だけど2000年前…あの世界では200年前ね、日本で封印されたグロンギが今わたしたちの敵対するグループが蘇らせて、大陸に渡らせてしまったの。わたしたちは止めるのに失敗したわ。彼らはグロンギを使ってあの外史を破壊しようとしているの」
突然耳慣れない単語が貂蝉の口から飛び出してきた。
「……外史?」
「ああ、このご主人様は知らないんだったわね。まぁ、一種のパラレルワールドみたいなものよ。
説明するのは面倒だから省くわね。それは正史の人間が知っていればいいことだもの。今ご主人様が知りたいことはあっちの世界に行く方法でしょ?」
いまいち釈然としない答えだったが、確かに貂蝉の言うとおり、今はあちらの世界に戻ることが何よりの優先事項である。
でも…
「また…闘わなくちゃいけないのか…」
俺は最後に闘ったあいつを思い出す。最後互いのベルトが壊れ、お互いの素顔がむき出しになったとき、あいつは笑っていた。殴りあっていたにも関わらずだ。
ちなみにベルトはいまもうほとんど直っている。
「そうね。またご主人様にはつらい思いをしてもらわなくちゃいけないけど…」
「いいよ。今度は俺があいつらを守ってやる番だ」
あの時俺は戦場では安全なところで指示を出すしかできなかった。でも今度は違う…俺は闘うための力を手に入れた。
「で?どうすればいい?」
「ご主人様が少しでも渋るようだったらもう少し時間をおいたけど…どうやらその必要もないみたいね… 今すぐ送るわ、いいわね?」
返事は決まっている。
「ああ」
「そう…わかったわ。うーん…やっぱり何も与えずに送るのは少し不公平だわね…ご主人様、何か欲しいものはあるかしら?」
「…そうだな、じゃあビートチェイサーを。この世界との絆みたいなものだからね」
「わかったわ。ついでにガソリンなしで走れるようにおまけしておくわね。じゃあ、ご主人様…お願いします」
「ありがとう、貂蝉…いってくる」
俺の意識はまた闇に吸いこまれっていった。
次に目を覚ました時、華琳と別れた晩、ほとんどそのまんまの川のほとりに立っていた。
「待ってろ…みんな!」
長文・乱文読んでいただきありがとうございます!
どうでしたでしょうか?小説なんぞ初めて書いたもので、改行のタイミングとか全然わからないですね。
次回は魏サイドを書くつもりです。
じつは、これを投稿する前に一回おんなじようなものを書きあげたんですが、全消去してしまいまして…泣く泣く二回目の執筆にいそしんでいました。
おなか減ったよう(泣)
あと、当然ながら「仮面ライダークウガ」を見てない人にとってはなんのこっちゃわからないので、是非是非、レンタルしてみてください!
大人の視聴に耐えられる特撮を目指して作られたそうなので、どんな方でも楽しめると思いますよ!
blu-rayでねーかな…
消えたときは東映さんに文句言われたと思ってください(笑)
ではまた次回!
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真・恋姫無双の魏√で消えてしまった一刀君...
もし彼が仮面ライダークウガの世界に巻き込まれたら、全て終わったときどうするかという設定のお話です。
とはいってもクウガになるまでの一刀はあのフランチェスカとかの設定に準拠したいと思います。
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