No.268869

ピースプログラム1-8/36

小説というよりは随筆とか、駄文とか、原案とか言うのが正しいもの。 2000年ごろに書きはじめたものを直しつつ投稿中。

2011-08-10 21:39:21 投稿 / 全1ページ    総閲覧数:251   閲覧ユーザー数:251

 秋吉達はコクピットシミュレータの前、オペレーションルームで反省会を開いていた。

 

「松ヶ瀬。射撃やる気になったのは誉めるから。次銃括るなら壁抜きにしといて」

「いぇすさー」

 

 松ヶ瀬は秋吉に敬礼する。

 

「なんつーか。微妙にいびられてるよなー」

「うかつに飛び出すみたいなトホホをやるうちはいびられるんだろ」

 

 渡会は疲れた様子で座り、大和が宥めている。

 

「至近距離とはいえ真鉄のシールドをぶち抜かれたし」

「……お前は真鉄に頼りすぎだ」

 

 深山が愚痴をこぼす大賀氏にタオルをかける。

 

「みーちゃんはオーガに頼りすぎだけどネ」

「……む……」

「ぶ」

 

 深山は松ヶ瀬に思い切りタオルを投げつけ、顔面に命中する。

 

「やっぱ先輩なんかあったっぽいなり。席からでてこないって」

 

 三林がオペレーションルームに入ってくる。

 

「そう……んじゃ、ま。各自反省点」

「いや。いけよ。うぜぇって」

 

 渡会はテーブルに突っ伏して、手をひらひらと振る。

 

「ん……ごめん」

 

 秋吉はタオルを首にかけたままオペレーションルームを駆け出す。

 

「あんたもわからぶ」

「うっさい、だまれ」

 

 口を開いた松ヶ瀬の顔面に度会の投げたタオルが命中する。


 
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