人が死のうが物が壊れようが、時は悠久を刻み続ける
不明
空が今にも雨を振らせようようとしている、ここは見るからに人気が無い
いわゆる、ゴーストタウンと呼ばれそうな場所
その一角で複数の人影に囲まれるように立っている影が一つ
その姿を一言で表すなら『神々しい』その言葉が一番当てはまるだろう
髪は白雪のようにその者の肩にかかり、露出の少ない服から見えるは細くしなやかな腕
顔立ちはそれこそ絶世の美の称号を与えるにふさわしい
だれもが、そう思うだろう
敵を除けば
「クソッ!貴様ぁ、亜人のくせに!なぜ人の味方をする!」
複数の者達を率いてたリーダーの女が男に噛みつく
「………俺は人間の味方なんぞしていないし、する気もない」
「ならなぜ!私たちの邪魔をする!」
普通の者なら数人対一人になった時点で一人の者が負ける
だが、それは人間どうしの話である
この男には敵が何人いようが関係ない、負けることは無い
その言葉どうり、女以外の者はみな同じように地に伏せている
「………お前が吸血鬼のリーダーになってから、お前が他の吸血鬼達に人を襲うだけで吸血鬼自体を増やす事を禁じた」
『吸血鬼』それは、血を吸う鬼
吸血鬼は己の血を人に与えることにより仲間を増やす
それが吸血鬼、亜人と呼ばれる者達の中でも人に広く知られている者達である
「当たり前だ!人間なんぞ、ただの餌にすぎん!」
「別にお前達の思想にはどうこう言うつもりはない、だがそれで吸血鬼の亜人が消えるのを黙認するわけにはいかない」
亜人、それは人
亜人、それは動物
亜人、それは悪魔
亜人、それは天使
亜人、それは神
亜人は人であり、人ではない
亜人は人と神や悪魔とのハーフである
亜人は弱い者と強い者がいる
亜人は人の血が強いほど弱く、神や悪魔の血が強いほど人ならざる者の力を得る
亜人、それは他の種より圧倒的に個体数が少ない者達
それが、亜人である
亜人は少ない、昔はそれに追い打ちをかけるように魔女狩りやハンターなどが多数存在していた
今はその数も減っているが、それは亜人の数が減っている事を意味する
「俺は亜人を減らさないためにサンプル………まぁ、保護と言ったほうがいいか、それが俺の役目だ」
「なっ!」
「部下に他の吸血鬼達を捕まえさせてる、もうそろそろここに来るだろう」
「き、貴様あぁ!」
ドガッ!
襲いかかろうとしたリーダーだが、とうとう男の膝蹴りで意識を落す
「がふっ!………」
「さすがだ、他の吸血鬼とは比べ物にならない回復力だ」
「暦様」
「終わったか?」
男…暦が膝蹴りを決めた直後に部屋に入って来た者
この男も亜人である
髪は薄紅色を後ろで纏め、暦とは違い、肩や腹のあたりを露出させた服を着ている
暦の服は黒と赤を基調にした服だが、これも暦とは違い白と青を基調にした服を着ている
唯一同じ部分があるとすれば、どちらにも眼深に被れるフードが付いている点である
「はい、男一人と女二人を捕まえました」
「そうか、なら一度邸宅に……ん?これは………」
そこには妖しく光る鏡が
いや、妖しく見えるのは亜人だからだろうが
それでも、普通の人間だったら気にも止めないような鏡
ずいぶん古い物らしく、所々劣化や風化している
「………」
「暦様?」
「涼、この鏡の回収とサンプルを邸宅に、俺はホテルに行く」
「………わかりました、その女はどういたしますか?」
涼と呼ばれた男は主の、暦の顔をうかがうが神色人若の暦の考えていることを読むのは幼いころから一緒に居る涼にもわかりずらく、暦がすぐに部屋の扉へ行ったため読むことは諦めた
「…そいつも連れて行ってくれ」
そう言い残し暦は部屋を出て行った
一人になった涼は素早くとどめと回収を終わらせ、邸宅に向かうための準備を始めた
みなさんお久しぶりですお!
今回から新しいのがスタート!って感じなんですけど、まだ新しいPCじゃないのでこれからも不定期投稿になりますがご了承ください。
文才の欠片も無い、カワイソウなやつだと思って、どうかご容赦を。
最初にも書きましたが、この作品はオリキャラです、オリキャラが出てきますが時々出てくるキャラとメインのキャラが居るので『こいつ誰だっけ?』てな感じにならないと思いますが、そこは気を付けようと思います。
前に投稿したやつですがあれは、ある意味黒歴史なので消します。
それでは、みなさんこれからもよろしくお願いします。
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お久しぶりです!
今回は久しぶりの投稿です!
この作品はオリキャラ&オリ√です、
主人公は一刀だ!な方たちはこの作品は合わないと思います
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