国境の長いトンネルを抜けると隠れ里であった。
人の気配がなくなった。板の流れが止まった。
ふいに青梅から来た娘がスレを立てて、先輩の味方スレを落とした。
自演の冷気が流れ込んだ。娘は板いっぱいにレスした。遠くへ叫ぶように。
「あゆむちゃんはかわいいなぁ、あゆむちゃんはかわいいなぁ」
松明をかかげゆっくり雪を踏んで来た珍獣はしもんきんを風呂敷で包み、板前の帽子をつけていた。
せめて握ってくれよと隠れ里を眺めると、不人気らしい黒髪がカタログに寒々と散らばっているだけで、
更新ページも2まで行かぬうちに闇に呑まれていた。
「珍獣さん、私です、アイドル桜梅歩です」
「ダレ?」
・・・
Tweet |
|
|
6
|
4
|
追加するフォルダを選択
てすとjunネタです
※川端康成先生「雪国」のリスペクトです
てすとjunについて知らないとまったく面白くありません(汗
続きを表示