「清濁併せ呑む」という言葉がありますが:
この場合は「硬軟併せ読む」とでも言うべきでしょうか?
前回は「本当に軌道計算まで検証してSFを書いている」谷甲州氏の代表作
”航空宇宙軍史”の1篇をクロスオーバーの対象にしました
今回は「どこまで本気なのかジョークなのか判らない」庵野秀明氏の最高傑作?と噂高い
”トップをねらえ!”(最終話)が対象になっています
あの”王立宇宙軍 オネアミスの翼”の製作に関わった庵野秀明氏です
(あえて”エヴァンゲリオン”には触れないことにします)
更に隠れていてわかりませんがジェームズ・P・ホーガン氏の作品や
小松左京氏の”果てしなき流れの果てに””神への長い道””結晶星団””虚無回廊”、
神林長平氏の”戦闘妖精雪風””今宵銀河を杯にして””魂の駆動体”、さらには
谷川流氏の”涼宮ハルヒの憂鬱”の影響も滲み込んでいます、我ながら節操が無いと思います。
どうかハードな物からソフトな物まで笑って呑み下す心の余裕で軽く読み流してくださるようお願い致します。
3人のウンディーネの立ち位置について:
この2つのSSではアリシア達3人、水の3大妖精を北欧神話の運命の3女神に対比させています。
ウルド:過去:アテナ
ヴェルザンディ:現在:晃
スクルド(ヴァルキリー):未来:アリシア
ウルドは髪が短く、ヴェルザンディは髪が長く、スクルドは髪を結っているというのが通説です。
(しかし、この話はエッダには書かれていないようなのです?)
アテナは過去の異世界で救われなかった魂”ジョーイ”を癒し還る所となった(「蒼に還る夏」)
アリシアは未来異世界で救われない魂”ヱクセリオン”を癒し還る所となった(「魂の還る星」)
そして晃は彼女達2人をARIA世界に繋ぎとめる”現在”であり、グランマは3人を束ねる存在としています。
これで魂を題材にARIA世界を「自分の為に生きられなかった者達」への癒しと救いの場として描いた「還る」作品は終りとなります。
このような拙作を最後まで読んでいただけて本当にありがとうございました。
もしもよろしかったらそれぞれのクロスオーバー対象となった作品にも目を通していただければ幸いに思います。
byせだえんらc(旧carneades)
Tweet |
|
|
0
|
0
|
追加するフォルダを選択
2006年8月「天野こずえ同盟」様にて初掲載、2009年4月「つちのこの里」様にて挿絵付き細部修正版掲載
2007年6月「天野こずえ同盟」様にて初掲載、2009年4月「つちのこの里」様にて挿絵付き細部修正版掲載