No.225523

真・恋姫無双「新たなる地と血」魏・拠点ー1

魏の拠点パート1です。
今回は春蘭、秋蘭、季衣です。

2011-06-30 14:43:41 投稿 / 全4ページ    総閲覧数:5456   閲覧ユーザー数:4276

この作品は恋姫無双の2次創作です。

 

作者の勝手な解釈もある為、若干キャラの性格等のズレが生じる場合が御座いますが

そこらへんはご容赦のほどを。

 

では気になる方は「次」を押してお進みください。

春蘭・秋蘭・季衣

 

ここは練兵場、そこに春蘭、秋蘭、季衣と共に一刀がいた。

「それにしても北郷、随分腕を上げたな。」

昨日の試合での感想を秋蘭は述べた。

「はは、これも泉のおかげだよ。」

謙遜して一刀は答える。

「いや、謙遜する事は無い、確かに司馬懿によるものだとしてもその鍛錬が身を結び己の物にしているのはお前自身なんだからな。」

「兄ちゃんすごかったね~」

二人に褒められ照れる一刀であった。

「で、聞きたい事って何?」

ここに連れられた理由を聞いてみる。

「うむ、昨日の姉者との試合で気になった事があったのでな。」

「昨日の兄ちゃん不思議な動きしてたね、あれ何?」

「ん~説明するよりもう一回見てもらう方がいいかもね。悪いけど秋蘭、そこに立ってくれる?それで俺の攻撃を避けてよ。」

「避けるだけでいいのか?「ああ」分かった。」

秋蘭を少し前に立たせ一刀は秋蘭の左側へ拳を繰り出すとそれを秋蘭は右側に避け、今度は右側へ拳を繰り出し今度は左へ避ける。

「どお?違い、判る?」

「なるほどそう言うことか…」

「「?」」

秋蘭は気が付いたようだが、他の二人はいまいち分かって無いようだった。

「姉者、季衣。昨日の試合、北郷の手によって動かされていたんだよ。」

「「どういうこと(だ)?」」

「ああ、人って大体避ける場合本能的に少しの動作で避けようとするんだ。今やった攻撃では相手の右側を攻めた場合、相手はは最短で避けるため左側へと身体をずらす。反対側も同じで左側を攻めた場合も相手は右側へと避ける。大抵はそうなるよ。」

「そう言う風に相手を誘導し自分の領域で戦うのか…」

「ああ、自分の得意の領域で戦おうとするのならばこちら側に誘導するのが基本だからね。俺は春蘭ほど力があるわけじゃ「誰が馬鹿力だ!?」…ないからね、誰もそんな事を言っていないよ。

俺はどちらかと言えば速さと手数を主としているから。」

「そんなもの私が力でねじ伏せてやる!」

「…姉者、それが出来ていないから昨日は負けたんだろう。」

「それは力量差がかなり開いてる出来る事だよ春蘭。」

「それじゃどうやったら北郷に勝てるんだ?」

「さっきも言ったように自分の領域に誘導すればいいんだよ。」

「頭を使うの苦手だ!違う方法は無いのか!」

うがーと怒り出す春蘭に一刀は苦笑する。

「じゃあ春蘭の武もそこまでということだ。」

だが次の瞬間一刀からは驚くべき言葉だった。

「なに!?」

「北郷(兄ちゃん)!?」

三人とも驚く、無理も無い一刀から出たのは苦笑いでも宥めるでもない言葉。当然これに春蘭は怒りの反応をする。

「貴様ー!どういうことだ!一回私に勝ったからと言って調子に乗って!」

「姉者2回だ。それよりも北郷、どういうことだ?」

冷静に春蘭に突っ込みを言れつつ秋蘭は一刀に訪ねる。

「苦手だからと言って智の部分を放棄し力のみを追及する、在る程度なら通用するよ。でも同等若しくはそれ以上の相手だと通用しない。」

「そんなことは「無いと言いきれる?恋や愛紗相手でも?」そそれは…」

前の世界で愛紗との戦いではいい所までは持って行くが勝った事は無い、恋相手でもまったく歯が立たず勝った事が無い事を思い出し春蘭は言いよどむ。

「一対一ならそれでいいかもしれない。でも戦では智も必要になってくる。時には軍師の判断無しで動かなければならない事もある。生き残る方法を見つける為に、部隊を率いる将ならば尚更にね。」

「「「・・・」」」

三人とも黙ってしまう。

 

あの後一樹が昼餉に誘いに来た為、その場は解散となった。

昼餉の後、警邏に出ようと廊下を歩いていると秋蘭が近寄って来た。

「北郷、すこし話があるんだが良いか?」

先ほどの話の続きだろうと一刀は感じ、別段急ぐわけでは無いため頷く。

「なぜ北郷はあんな事を我々に言ったのだ?普段のお前らしくない。」

「秋蘭は気が付いていたのか。」

「まあな。」

「俺が泉を亡くしたのは知っているだろう?そしてその前にも一度全てを失っている。あの時力があれば、と常々俺は感じているんだ。そういった後悔とかを春蘭達にはして欲しく無いからさ。」

「そうか。」

秋蘭は一刀の言葉を聞くと頷いて去って行った。

 

「と言う事だそうだ姉者。」

廊下を曲がり秋蘭はそこに壁にもたれて話を聞いていた春蘭に声を掛ける。

どうやら春蘭も気になりここまで来たようだ。

「フン。あの馬鹿が、余計な心配などしおって。私は死なん、そして華琳様も守ってみせる。」

春蘭はそう言い大股でその場を後にする。

 

それから時々春蘭が書庫に立ち入ってる姿が目撃されたが、それと同時にしばらく呻き声も聞こえるようになった…

「うがーーーーーーーーーーーーーー!!」

あとがき

 

一刀の戦闘スタイルを説明してみました。

 

巧く伝わったでしょうか…

 

一応纏めると「春蘭頭も使え」ということです(エ

 

ではまた次回ぃ~


 
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