観音（かのん）：（たぶん）ごく普通の女子中学生

真鈴（まりん）：（ちょっとオタクな）普通の女子中学生

観音「はあ〜〜・・・」

真鈴「ほえ？どうしたの、観音ちゃん？ため息なんかついて」

観音「今日からプールの授業があるのかと思うと憂鬱にもなるわ・・・」

真鈴「え〜？！なんで？今日は天気もいいし、絶好のプール日和じゃない！！」

観音「真鈴は泳げるからいいよね・・・」

真鈴「あれ？観音ちゃん、泳げなかったっけ？」

観音「うちは浮き輪がないとダメな人なん知ってるくせに・・・」

真鈴「あはは、観音ちゃん、スポーツ万能なのに水泳だけはダメだよね〜」

観音「真鈴は”マリン”って名前の通り、泳ぐのだけは得意やもんなぁ」

真鈴「小さい頃から、水泳は大得意だからね〜(^^」

観音「そうそう、小さい頃から・・・って、思い出した！！」

真鈴「え、なになに？」

観音「うちの水泳嫌いは、元はと言えば、真鈴のせいやんか！！」

真鈴「ええっ〜！？なんで？？」

観音「うちが小さい頃、真鈴が泳ぎ教えたる言うて、ムリヤリ深いプールに連れて行かれて・・・ううっ、これ以上は言えない・・・（泣）」

真鈴「え、え〜と・・・そんな事もあったような、なかったような・・・（汗）」

観音「その経験がトラウマになって、未だに泳がれへんねんや！うちは〜！！」

真鈴「ト、トラウマなんて大袈裟な・・・（汗）でも、基本、観音ちゃん運動神経はいいんやから、その気になればすぐに泳げるようになると思うんやけどなぁ？」

観音「う〜、まあ、いつまでも泳げないままでは困るねんけど・・・どないしょうかなぁ？」

真鈴「私が教えたげよか？」

観音「断固拒否する！！」

真鈴「やっぱり？じゃ、スイミングスクールにでも行ってみる？」

観音「スイミングスクール？」

真鈴「そ、そ。私のいとこの子も行ってて、すぐに25ｍぐらい泳げるようになったよ〜(^^」

観音「ふ〜ん、まぁ、真鈴に教えてもらうよりは、安全で！確実かもね〜（笑）」

真鈴「それは、向こうはプロだし、当然でしょ！」

観音「う〜む、ひとつ、うちも頑張ってみよかなぁ・・・」

真鈴「うん、うん、ガンバレ、観音ちゃん！！」

観音「ところで、真鈴のいとこって、いくつなん？」

真鈴「６歳（笑）」

観音「ぐ・・・うちは幼児レベルってことか・・・（ガクッ）」

おしまい