~一刀side
桃香「わぁ~!綺麗・・・」
劉備さんが感動の声をあげる
愛紗「これは・・・美しい桃園ですね。」
鈴々「花がいっぱい咲いているのだ!」
桃の花が咲き乱れている。
一刀「・・・」
この場所・・・見覚えがある。
そう、たしかこの場所で劉備さん達となにかをするんだ。
なんだったっけ・・・・
そうだ思い出した。
ここでした事。それは・・・
一刀「桃園の誓いだ。」
桃香「桃園の誓い?」
一刀「いや、その・・・ここでみんなで誓いをたててみない?なーんて・・・」
愛紗「誓いですか・・・いいのではないですか?桃香様。」
桃香「ご主人様達と・・・うん、いいね!桃園の誓いかぁ・・・あはは、なんかよくわからないけど懐かしい感じがする響きだね。」
鈴々「誓いをたてるのならこの酒を飲もうなのだ!」
そう言って張飛ちゃんは于吉の裾の中から一本のお酒を取りだした。
愛紗「お前はただ酒が飲みたいだけだろう・・・」
いや、その前になんで于吉の裾の中からお酒の瓶が出てきた事に触れないのか。
于吉「気にしたら負けだからですよ。」
一刀「心を読むな!」
そして全員に杯が渡されお酒が注がれた。(管輅は水である。)
桃香「じゃあいくよ?」
愛紗「我ら七人!」
桃香「姓は違えども、姉妹の契りを結びしからは!」
鈴々「心を同じくして助け合い、みんなで力無き人々を救うのだ!」
愛紗「同年、同月、同日に生まれることを得ずとも!」
桃香「願わくば同年、同月、同日に死せんことを!」
三人がそう高らかに宣言していく。
一刀「・・・俺は今歴史的瞬間を見ているのか・・・」
左慈「まさか俺達がこの場所に立つとはな・・・」
于吉「ふふふ、まったくですね。」
管輅「不思議な感じ・・・」
俺達は思っていた感想を漏らしていた。
桃・愛・鈴「「「(じぃ~・・・)」」」
・・・なんだ?劉備さん達に猛烈に見られている気がする。
桃香「・・・私達七人。」
左慈「・・・まさか俺達も入っているのか?」
于吉「どうやらそのようですね。」
管輅「変なの。」
そう言って三人は笑っていた。
左慈「ふん、なら言ってやろう!!一刀は俺の嫁ぇ~!!」
左慈がそう叫ぶ。
管輅「うるさい。一刀は僕のだ。」
于吉「ふふ~、面白いですね・・・なら私も。一刀君は私の愛しの人です。」
桃香「ご主人様はみんなのご主人様だよぉ~!!それに誓いじゃないもんそれ!!」
愛紗「そうだぞ!!ご主人様は私の・・・って私は何を!?別に私はブツブツ・・・」
鈴々「みんな楽しそうなのだ~!!」
ギャーギャー!!
一刀「え、と・・・乾杯。」
――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――
桃香「あとね?ご主人様に教えたいものがあるの。」
先ほどまで左慈達と言い合いをしていた劉備さんがそう言う。
一刀「俺に?」
愛紗「はい、私達の真名を貴方に・・・」
一刀「真名・・・ってなに?」
桃・愛・鈴「「「へ?」」」
三人が素っ頓狂な声をあげた。
桃香「真名を知らないんですか?」
一刀「初めて聞く言葉だけど・・・」
管輅「教えるの忘れてた。」
左慈「お前な・・・」
一刀「で、真名ってなんのことなの?」
愛紗「真名とは我々が持つ真の名、家族や親友、心を許した者にしか呼ばせてはならない神聖な名なのです。」
そんな大切なものなのか・・・
桃香「私の真名は桃香だよ。」
愛紗「我が真名は愛紗。」
鈴々「鈴々は鈴々なのだっ!」
一刀「本当に俺なんかが呼んでいいの?」
桃香「私達はご主人様だから呼んでもらいたいんだよ♪」
そう言い微笑む劉備さん。
一刀「・・・わかったよ。これからよろしく桃kごはぁっ!!」
三人にあいさつしようとした時、管輅の右ストレートが腹に・・・
一刀「か、管輅?・・・」
管輅「運命(さだめ)。僕の真名・・・呼んで?」
一刀「で、でも・・・」
管輅「・・・。」
な、なんだこのプレッシャーは!?
だめだ、耐えられん!!
一刀「・・・さ、運命。」
結局そのプレッシャーに負け真名を呼んでしまう自分。
運命「・・・・・(ぼっ!)」
その瞬間、運命の顔が真っ赤になり口をパクパクさせている。
一刀「さ、運命?」
運命「っ!あぅ・・・(ササッ)」
近づこうとしただけで于吉の後ろへと隠れてしまった。
于吉「おやおや♪」
一刀「なんなんだ?まぁいいや。桃香さん、愛紗さん、鈴々ちゃん、これからよろしくお願いします。」
そう言い深く頭を下げる。
桃香「よろしくねご主人様♪あと私のことは桃香って呼び捨てでいいよ♪」
愛紗「私も構いません。」
鈴々「鈴々も“ちゃん”付けはなんかむずむずするのだ。」
一刀「そう?じゃあ桃香、愛紗、鈴々、よろしく!」
桃・愛・鈴「「「はい(なのだ!!)」」」
こうして俺達の物語が動き始めた。
そして今、俺達は桃香と友達である公孫賛さんに会うため町を訪れている。
~店屋
一刀「ふむ、聞き込みによるとここら辺に盗賊が巣くっているらしい、数は約五千。」
愛紗「対して公孫賛殿の軍は約三千、さすがに厳しいですね。」
左慈「だから義勇兵を募っているのだろう?」
一刀「そうだね・・・ここで桃香に問題。公孫賛さんが今一番欲しいのもは?」
桃香「え~と・・・兵隊さん?」
一刀「当たり~。ならお金兵を雇って公孫賛の仲間に入れてもらえばいい・・・と思ったけどやめよう。」
運命「なんで?」
一刀「お金は大切だし、お金で雇った兵なんかじゃ公孫賛さんの軍の邪魔になってしまう。」
于吉「ならどうします?」
一刀「簡単さ、俺達が足りない二千人以上の働きをすればいいだけだよ。」
そう言って席を立つ
一刀「愛紗、鈴々、左慈、于吉、動ける準備をしておいてね?みんな今から公孫賛さんの城へ向うよ。」
そして俺達七人は公孫賛さんの城へ向かった。
一刀「意外に普通にいけたな・・・」
城に着いた俺達は門の前で少々待たされたがすぐに玉座の間へ案内された。
~玉座の間
白蓮「桃香ぁ~!!」
桃香「白蓮ちゃ~ん!!」
玉座の間に到着した瞬間これである。
桃香と公孫賛さんは楽しそうに話をしている。
于吉「楽しそうに話してますね~。」
左慈「俺達のこと忘れてんじゃないいのか?」
運命「・・・(じぃ~)」
一刀「ははは・・・」
桃香「それとみんなの紹介しなくちゃ!まずはね・・・」
桃香が紹介しようとすると愛紗が一歩前でに出る。
愛紗「我が名は関羽、字は雲長。」
鈴々「鈴々は張飛なのだ!」
左慈「左慈だ。」
于吉「于吉と申します。」
運命「管輅・・・」
さて次は俺か。そう思っていると・・・
白蓮「管輅?管輅ってあのインチキくさい占い師のか?」
運命「むっ!」
運命はインチキという言葉に少し反応した
一刀「大丈夫だよ。」
なでなで
運命「一刀、僕の占い・・・」
一刀「わかってるよ、運命の占いはインチキじゃない。」
運命「うん・・・」
運命は微笑んで胸に摺りつく。可愛いなぁ~・・・
白蓮「ん?あの男は?」
公孫賛さんが俺の存在に気づいたらしい
桃香「ご主人様のこと?」
白蓮「ご、ご主人様ぁ!?あんな男がか?!」
桃香「あんなじゃないよ!ご主人様は天の御遣いなんだから!!」
白蓮「天の御遣いって・・・本当なのか?え~と・・・」
公孫賛さんが疑いの目を向ける
一刀「北郷一刀です。えと一応天の御遣いって呼ばれてます・・・」
白蓮「まぁ桃香が認めた相手ならいいか・・・よろしくな御遣い。」
一刀「はい公孫賛さん。」
白蓮「白蓮でいい、友の友なら私にとっても友だからな。」
そう言って笑う白蓮さん。いい人だな・・・
白蓮「それより今日はどんな用事で来たんだ?ただこうやって話に来たんじゃないんだろ?」
桃香「うん、白蓮ちゃんが盗賊をやっつけるために義勇兵を募ってるって聞いたから私達もお手伝いできないかなと思って。」
白蓮「おぉ!それは助かる・・・んだが腕は立つのか?」
桃香「みんなと~っても強いんだよ!!」
白蓮「そうなのか?ん~・・・正直お前達の力量がわからないからな・・・」
白蓮さんは俺達の顔を見ながら、う~んと唸る。
管輅「・・・(じぃ~)」
一刀「運命、そろそろ凝視するのはやめない。」
小声で運命にそう注意する。
運命「ん。」
そう言われやっとある場所から目を離す運命
「ごほんっ!彼らの力量を見抜けぬなど話になりませんな伯珪殿。」
しばらくすると、運命が凝視していた場所から白い服を着た女の子が現れた。
白蓮「い、いたのか趙雲・・・じゃあお前にはわかるのか?」
星「当然、姿を見ただけで只者で無いことくらいわかります。」
白蓮「へぇ、まぁお前がそう言うなら腕は確かなんだろうな。」
運命「・・・(じぃぃぃぃいい~)」
星「う・・・か、管輅殿はいつから私に気付いていたのですかな?」
運命「最初から。ね?一刀」
一刀「ま、まぁね・・・でもさすが“あの”趙子龍だ、気配をあそこまで消せるなんて驚いたよ。」
星「っ!?ほぉ・・・言っていない字を言い当てるとは、天の御遣いというのも嘘ではないかもしれませんな。」
一刀「う~ん・・・俺が本当の天の御遣いかどうかはわからないけど、桃香達や困っている人達が天の御遣いを求める限り俺は天の御遣いとして頑張るつもりだよ。」
桃香「大丈夫だよ!ご主人様は本当の御遣い様なんだから♪」
一刀「ありがとう桃香、それより白蓮さん。」
白蓮「なんだ?」
一刀「俺達の実力を見せるためにで白蓮さんの兵と勝負させてほしいんですけど・・・」
白蓮「別にかまわないけど、何人くらい必要だ?」
一刀「そうですね・・・俺達五人と白蓮さんの兵全員なんてどうですか?」
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長い沈黙の後
白蓮「は?」
白蓮さんは一言そう発した
一刀「だから俺達五人と『ちょっちょっと待て!!』・・・?」
白蓮「おま、五人で三千近くの兵と戦うってか!?」
一刀「はい。問題無いだろ?みんな。」
愛紗「問題ありません。」
鈴々「鈴々は強いから何人いても構わないのだ~。」
左慈「たった三千か、一人で十分なくらいだ。」
于吉「ふふ、三千の兵がたった五人にどれくらい耐えられるのか・・・楽しそうですね~♪」
一刀「こちらは問題ないみたいですが。」
白蓮「だけどなぁっ!!」
星「いいではありませんか伯珪殿。」
白蓮「趙雲っ!?何言ってるんだ?!」
星「伯珪殿も彼らの実力が見たいのでしょう?ならいいではありませんか。彼らが勝てばその実力が見れ、負ければ伯珪殿の兵の強さが証明できる。」
白蓮「しかしだな・・・」
星「伯珪殿はたった五人相手に我らの兵が負けると?我々が育てた兵達はそこまで弱いと仰るのですかな?」
白蓮「あぁもう!わかったわかった!!やらせればいいんだろっ!?」
一刀「ありがとうございます白蓮さん、趙雲さんも。」
白蓮「どうなっても知らないからな!」
星「ふふ、楽しみにしておりますぞ?」
そう言い趙雲さんは不敵に笑った・・・
ちわです、コイケヤです。
テスト勉強が辛い・・・
書いていた文が消えたり散々ですよ・・・
皆さんコイケヤのこと覚えてますかね?おそらく忘れている人も多いかもしれませんが頑張って書き続けます!!
感想、意見要望お待ちしてます!!
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ちわです、コイケヤです。
テスト勉強でかなり遅れました・・・
皆さん覚えているのでしょうか?