No.221822

残虐なる覇道 その2

信号さん

やっとテストが終わった!!
と、思っているうちに英検が・・・・orz
更新速度が亀並みなのは、許してください。

2011-06-10 17:41:38 投稿 / 全4ページ    総閲覧数:3069   閲覧ユーザー数:2646

 

この作品に出てくる一刀君はチートで、なおかつ少々グロイです。

 

また、初心者なので言葉遣い等が違うかもしれませんが、

 

そういう事をきにしない という方は是非読んでください。

 

残虐なる覇道 ~結束 未来へと続く道~

 

 

1晩明け戦後処理がひと段落つき、城の外に立ち昇っていた煙がやっと消え、カラス達が去った後、一刀達魏軍は大きすぎる喪失感を感じながらも、全軍に喪を発していた。

 

一刀「華琳・・・ これから、華琳の夢だった覇道を、天下統一を、ここにいる皆で叶えていくよ・・・ だから、ずっと俺たちを見守っていてくれ・・・。」

 

春蘭「うっっうっ・・ 華琳様・・・・」

 

秋蘭「姉者・・・」

 

桂花「華琳様・・・・」

 

将はもちろんのこと、兵達や、町人達にも好かれていた華琳の死は、魏の土台が崩れたことに他ならず、これを機に蜀や呉が攻めてくるのも分かっており、それの対策をしなければ

ならないことも分かってはいるのだが、将達が気持ちを切り替える事ができず、士気は日に日に減りつつあった。

 

風「(まずいですねぇ~ 皆が皆意気消沈してますし、気持ちを切り替える事もできそうにありませんしねぇ~ 蜀はかなりの打撃を与えたのでしばらく動けないと思いますが

呉は直ぐにでも攻めて来そうですしねぇ~  何時まで時間が稼げるか分からないので、風としては早いところ引いたほうが良いとは思うのですが、お兄さんが動けば何とかなるかも知れませんが

あの様子では無理そうですしね~)」

 

風は、ちょろっと一刀の方を見て、次に気落ちしている将軍達を見て、かれこれ7度目の溜め息をついた。

 

風「(初期の魏メンバーは全滅ですねぇ~・・ 何とか動けそうなのが、風と凛ちゃん、それと霞ちゃん、真桜ちゃん、沙和ちゃん位ですかねぇ~ 

軍師の仕事が出来ない程、桂花ちゃんも落ち込んでますしね~)」

 

風が呉の間諜に、華琳は実は死んでいなく、呉を誘き寄せるための罠だ。 ということを吹き込んでいなければもう攻められていたであろうが、その情報のおかげで

もうしばらくは時間に余裕が出来ているのである。 だが、何時かは必ず攻めてくるので、それまでに何とかしなければ、魏という国自体が滅ぼされてしまう可能性がものすごく大きいのである。

 

風「(それに、あのお兄さんが、復讐のためとはいえ、望んで人を殺してしまいましたしね~・・・・)」

 

そして、魏の覇王である華琳が死んでしまった今、天の御使いである一刀が魏を支えなければいけないのだが、その一刀が落ち込んでおり、これから魏を支える事ができるのか

不安でしょうがなく、溜め息をつくしかない状況なのであった。

 

風「(仕方ありませんね・・・。風はあまりこういう事は得意では無いのですが・・・) お兄さん、一体何時まで華琳様の死から目を背けるつもりですか?」

 

一刀「!?」

 

凛「風!?」

 

一刀「俺は・・華琳の死に目を背けてはいない! きちんと、華琳の死に向き合っている!!」

 

風「お兄さんはそう思っていても、風には全然そうは見えないのです。 もし、お兄さんが華琳様の死に向き合っているのなら、何故皆に指示を出さないのですか?」

 

一刀「それは・・・」

 

風「確かに、華琳様が死んでしまったのは、とてつもなく辛く悲しい事です。 ですが、それは皆同じなのですよ? お兄さんだけが特別悲しいわけでも、お兄さんだけが特別辛いわけでもないんですよ?

皆同じように辛いのです。 それでも、華琳様の死に向き合っていると言えますか? 今は、魏の滅亡の危機なのですよ? 呉がもうしばらくしたら攻めてきますし、蜀もまた来ます。

魏が滅んでしまっては、華琳様の覇道どころか、私たちの未来すらなくなります。  ・・・お兄さん、もう1度だけ聞きます。 お兄さんは本当に華琳様の死に向き合っているのですか?」

 

風「(風がここまで言っても、お兄さんがやる気を取り戻さなければ、魏は滅亡・・・ですかね~? やっぱりこういうのは風の役割ではありませんね~。)」

 

一刀「・・・・・・・・・・・・・」

 

風「・・・・・・・・・・・・・・」

 

一刀「・・・・確かに、風の言うとおり俺は華琳の死に目を背けていただけらしいね・・・。」

 

風「(どうやら風の説得が通じたみたいですね。 これで一応は安心・・・ですかね~?)」

 

一刀「風、これから俺は、一体何をすればいい?」

 

一刀の、死者の様な暗い瞳から少しずつだが、光が戻ってきた。

 

風「まずは、皆さんに落ち着いてもらって、改めてお兄さんがこの魏という国に号令を掛けて下さい」

 

一刀「魏・・・か それは、俺が華琳の意思を継ぐ という事だよな?」

 

風「それは、お兄さんが自由にすればいいのですよ~。 華琳様の後を継ぐ自信が無いのなら、魏を1度滅ぼして再度新しい国を作る という手もありますしね~」

 

一刀「まったく・・・ 俺がそれを出来ないと分かった上でいってるんだろ? 実際選択肢は1つしか無いじゃないか。」

 

風「そうともいいますね~」

 

一刀「・・・分かった 俺が華琳の意思を・・・ この魏という国の運命を、そして華琳の覇道を引き継ごう!」

 

風「そうと決まれば、皆にこの事を伝えましょう 早くしないと呉が攻めてきますしね。」

 

一刀「分かった。」

 

一刀「皆! 聞いてくれ!」

 

一刀「華琳の死はこの魏という国に決してあってはならない事だった。」

 

一刀「だが、実際にはこうして、華琳が死んでしまい、この魏は土台から崩れてしまった。」

 

一刀「このままだと、魏という国は滅びかねない。」

 

一刀「だが、魏が滅ぶという事は、華琳の覇道の消滅を意味する。」

 

一刀「だから・・・ 俺は華琳の意思を継ぎ、華琳の目指していた覇道を突き進む!」

 

一刀「皆! 俺に・・・力を貸してくれ!」

 

この頃忙しく、どんどんTINAMIから足が遠のく信号です。

 

よって、更新はかなり不定期なので、暇つぶし程度に読んでいただければ幸いです。

 

 
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