No.221250

真・恋姫無双 武道会(団体戦編)第四章

カイさん

皆さんどうもカイです、第四章が完成しました。
今回の主役はズバリ三羽鳥です

2011-06-07 00:52:49 投稿 / 全30ページ    総閲覧数:7784   閲覧ユーザー数:5872

第一回戦は、魏第一班が勝利して準決勝に進んだ

(結果)

 

〇霞VS翠×

 

〇季衣蒲公英×

 

×春蘭VS桔梗〇

 

〇流琉VS焔耶×

蒲公英「ちょっと!!何負けてんのこの脳筋!!」

焔耶「うるさい!!お前だって負けただろうが!!」

桔梗「たわけ!!負け犬同士で騒ぐな!!」

蒲公英・焔耶((グサグサ!!))

桔梗の言葉に一気にへこたれる二人

 

翠「桔梗・・・容赦無いな・・・」

桔梗「事実を言ったまでじゃ、ほれ二人とも帰るぞ」

蒲公英・焔耶「「負け犬・・・」」

翠「やれやれ」

桔梗は二人を引きずりながら帰っていく、翠も黙って着いて行った

 

春蘭「少しは時間を稼げたか?」

霞「ああ、少しはな」

季衣「でも、やっぱり思いっきり戦いたいなー」

流琉「季衣、贅沢言わないの秋蘭さまと兄さまの為でしょ」

春蘭「うむ、苦戦する振りも大変だな」

霞「惇ちゃんは振りやのうて、もろに苦戦しとったやないか」

春蘭「う、うるさいぞ霞!!」

季衣「とりあえず席に戻りましょうよ、春蘭さま」

春蘭「うむ、そうだな」

春蘭達も華琳達の居る席に戻るのだった

雪蓮「ねえ、御遣い君まだ?」

冥琳「まだ居ないな」

蓮華「こんなに遅いだなんて、何かあったのかしら?」

明命「私探してきましょうか?」

亞莎「明命は次試合でしょう」

祭「そうじゃぞ明命、余計な心配なんぞいらん」

穏「でも、確かに遅いですね~」

小蓮「お腹でも、痛いのかな?」

蓮華「小蓮じゃないんだから、そんな事ある訳無いだろう」

思春「確か、夏候淵に修行をしていると、前に言ってましたね」

雪蓮「じゃあ、遅れてるのは秋蘭の修行の為?」

冥琳「その可能性は高いだろうな」

雪蓮「はぁー、仕方ない御遣い君は諦めて優勝に専念しましょう」

呉全員「「「御意」」」

そして雪蓮達は準備に掛かる

 

愛紗「北郷殿が来てない?」

朱里「はい、そのようです」

雛里「秋蘭さんもまだみたいです」

桃香「どうしたんだろう?」

星「恐らく、修行だろうな」

鈴々「にゃ?じゃあ来ないのか?」

恋「?」

音々音「どうせ恋殿に臆して逃げ出したのです」

紫苑「本当にそうならいいんだけど」

桔梗「うむ、恐らく、わしと紫苑の二人掛かりでも勝てん相手じゃろうからな」

翠「確かに春蘭に、あんなに簡単に勝っちまった奴だもんな、なあ蒲公英?」

蒲公英「・・・」

翠「蒲公英?」

蒲公英・焔耶「「・・・」」

桔梗「ええーい!!何時まで落ち込んどるかー!!」

その後蜀の皆で二人を立ち直らせたのだった

 

凪「仕方ない、隊長が来るまで何とかしよう」

真桜「しゃーないなもう、この仮は閨でたっぷり返して貰うか」

沙和「そうなのーもう死んじゃうくらい絞り取ってやるの!!」

凪「二人とも行くぞ!!」

真桜・沙和「「おう!!(なの)」」

凪達は舞台に向かった

観客A「なあ、北郷さまはまだ来てないのか?」

観客B「俺が知るかよ、でも楽進将軍達しか居ないとなると、居ないんだろうな」

観客達はざわざわと話していた

 

祭「北郷はどうした!!」

凪「隊長はまだ来ていません」

雪蓮「あら?逃げたの?」

真桜「心配せんでも、ちゃんと来るさかい待っといてくれんか?」

思春「まあ、来ない場合は我らに一勝入る、その方が都合が良いんだがな」

沙和「その時は、沙和達が一勝でも多く勝てばいいの!!」

明命「そう簡単には行きません、私達が勝たせてもらいます!!」

既に両者は、一色即発状態である

 

審判「それでは、第一試合を始めます両者前え!!」

真桜「おっしゃ!!」

明命「行ってきます!!」

魏第二班から真桜、呉第一班から明命が前に出た

真桜「うちの相手は明命か」

明命「はい!!全力で行きます!!」

真桜「ええで、来い!!新型の飛翔螺旋槍の実験台にしたる」

明命「どんなからくりだろうと、壊します!!」

そう言いきり、明命は自分の武器魂切を握り、構える

 

真桜「うちは今無償に腹が立ってんねん、アンタで解消させてもらうは!!」

真桜も構える、何時でも動けるように

 

審判「それでは、李典対周泰始め!!」

ジャーンと銅鑼の音と同時に明命が走り出す

明命「はぁぁぁ!!」

真桜「甘い!!」

ギーン!!

明命「くっ!!」

明命の一撃は、真桜の螺旋槍に止められる

 

明命「だったら!!」

真桜「何!?」

明命は一瞬で真桜の背後を取る、そしてそのまま突きの体制に入る

 

明命「もらいました!!」

真桜「まだやー!!」

ガン!!

明命「ええっ!?」

なんと真桜は螺旋槍を突き立てて、そのまま飛び上がり蹴りをかます

明命「ちっ!!」

何とか寸前で避ける事に成功した明命が見たのは、螺旋槍を自分に構えている真桜の姿であった

 

明命(私が体制を治す前に、突っ込んでくる気ですか!?)

しかしこの後明命は、この考えを後悔する、何故なら

 

真桜「行っけー飛翔螺旋槍!!」

カチッ!!ズドーン!!

明命「はぅあ!!」

飛翔螺旋槍の先端部分(ドリル)が自分に飛んで来たからである、そしてその先端部分が十の字に開き捕まる

真桜「捕まえた!!」

ガシャン!!

明命「ぐっ!!こんな物!!」

明命は何と脱出しようとするが、硬く閉まっていて動けない

 

呉全員「「「明命!!!」」」

真桜「終いや!!」

明命「えっ?うわ!?」

真桜はそのまま明命ごと螺旋槍を振り回し、場外に投げばす、明命は成す統べなく場外に落とされた

 

審判「周泰将軍が場外に落ちた事により、勝者李典将軍!!」

観客全員「「「うぉぉぉぉぉぉぉぉぉーーーーーーー」」」

真桜「ふぅー何とか勝てたわ」

明命「あうー負けてしまいました」

真桜「明命やっぱ強いな、螺旋槍改良せんかったら、負けとった」

何時の間にか真桜が明命の側にいた

明命「真桜さん、あんなのありですか!!」

真桜「別に武器が飛んだらアカン何て決まりは無いで」

明命「それはそうですが・・・」

祭「明命いい加減負けを認めんか馬鹿者」

明命「はぅあ!?祭様!?」

祭「李典面白い物を見せて貰った、おかげで明命を扱く理由が出来た」

明命「はぅあ!?し、扱く!?」

祭「明命、当分は過酷な鍛錬になると思え、それと当分猫は禁止じゃ!!」

明命「そっそんな~」

明命はこの世の終わりだと思われるように力が抜けて座り込む

 

審判「あのー進めて良いでしょうか?」

真桜「えっ?ああ、進めてええよ」

そう言い残し真桜は、凪達の下に戻る

 

凪「真桜!!良くやった!!」

沙和「真桜ちゃん!!かっこよかったのー!!」

真桜「照れるやないかもう////」

真桜は顔を赤くして頭をポリポリと搔く

華琳「何とか一勝取ったわね」

春蘭「はい、ですがこの後が問題です」

霞「そうやな、一刀が来んと意味無いからな」

流琉「兄さまが居ない場合呉の皆さんに、一勝入ってしまいますから」

季衣「兄ちゃん早く来てよー」

桂花「まったくよ心配させて」

風「おや桂花ちゃん、お兄さんの事心配してるんですか?」

桂花「えっ!?ちっちち違うわよ!?誰があんな変体!!」

稟「しかし今心配させてと、言いましたよね?」

桂花「そっそれは、言葉の綾よ!!」

ホウケイ「相変わらず素直じゃねえ猫耳だな」

桂花「うっさい!!」

何時の間にか桂花いじりに変わっていた

 

蓮華「まさか明命が負けるなんて」

小蓮「だからシャオが出ればよかったのよ!!」

冥琳「まあ負けてしまった物は仕方ない、後の雪蓮達に任せましょう」

穏「そうですね~でもこの後の明命ちゃんどうなっちゃうんでしょう?」

冥琳「止めておけ、無駄な詮索だ」

冥琳の言葉を最後に試合に再び、集中する

審判「第二試合両者前え!!」

沙和「行ってくるの!!」

凪「ああ!!」

真桜「行ってき!!沙和」

思春「私が行きます」

雪蓮「気を付けなさい思春」

祭「一勝取替えして来い」

お互いに励ましの言葉を背に両者が向かい合う

 

沙和「うわー思春ちゃんなの」

思春「明命のようには行かんぞ、私は」

審判「それでは、干禁将軍対甘寧将軍」

その言葉を聞いた二人は、構える

 

審判「始め!!」

沙和「ええーい!!」

思春「ふっ!!」

ブン!!ブン!!ギーン!!

二人の剣が激しくぶつかり合い、火花を飛ばす

沙和「思春ちゃ~ん女の子がそんな短い丈の服を着るのは、恥ずかしい事なの」

思春「そう言う事は、お前の後ろに居る李典に言え!!」

沙和「それは確かになの!!」

ギン!!ギン!!ギン!!ギン!!ギン!!ギン!!

亞莎「す、凄い・・・」

祭「うむ、思春の奴また腕を上げたのう」

雪蓮「ホントね、今度手合わせして貰おうっかな♪」

雪蓮達は満足げに試合を見ていた

 

凪「マズイ!!押され始めている!?」

真桜「ちっ!!やっぱ沙和に甘寧はんは無理やったか」

ガキーン!!

沙和「きゃあー!!」

凪・真桜「「沙和!?!?」」

凪と真桜が話し合っている間に、沙和の剣が手元から離れ、思春の剣が喉元に向けられていた

 

審判「勝者甘寧将軍です!!」

観客全員「「「うぉぉぉぉぉぉぉぉぉぉぉぉ!!」」」

沙和「あうー負けちゃったのー」

思春「これで一勝一敗だな」

そう言い残し思春は舞台から降りる

雪蓮「思春良くやったは、さて、次は私が行くは」

思春「雪蓮さまお気を付けて」

祭「策殿!!勝って勝利の美酒といきましょうぞ!!」

亞莎「雪蓮さまなら絶対勝てます!!」

雪蓮「ありがとみんな、さあ勝ちに行くわよ!!」

雪蓮の姿を確認した凪は、背筋を汗が流れる

 

凪「雪蓮さま・・・」

審判「第三試合両者前え」

雪蓮「楽しませてね・・・」

凪は蛇に睨まれた蛙の様に、身体が動かなくなってしまう

 

凪(なんて威圧感だ、春蘭さまはこんな人と戦っていたのか)

審判「それでは、楽進将軍対孫策将軍」

凪はまだ雪蓮の威圧感を感じて、身体がうまく動かない状態である

審判「始め!!」

雪蓮「はぁぁ!!」

ブオン!!

凪「くっ!!」

何とか避けた凪は、攻めずに離れる

 

華琳「凪の動きが遅いは、どうしたの!?」

春蘭「おそらく孫策の威圧感に圧倒されたのでしょう」

霞「凪ーしっかりせー」

季衣「凪ちゃん・・・」

流琉「凪さん・・・」

稟「風、このままでは」

風「稟ちゃん、風達は信じる事しか出来ないのです」

桂花「凪・・・」

華琳達は、凪の戦う姿を見ている事が辛く感じていた

 

愛紗「あれだけの威圧感を出しながら攻められたら私でもきついな」

桃香「すごい・・・此処まで伝わってくるなんて・・・」

星「正しく小覇王の名に相応しいお方だ」

恋「雪蓮・・・すごい・・・」

翠「こっちまで身震いしちまうよ」

紫苑「でも、一番辛いのは凪ちゃんよ」

桔梗「この勝負・・・もう決まったのう」

朱里「はわわ・・・」

雛里「あわわ・・・」

蜀の面々は勝負が早く付くと感じていた

冥琳「もらったな」

穏「そうですね~流石に雪連さまの相手を、凪ちゃんがするのは荷が重過ぎたんです」

蓮華「そうね」

小蓮「お姉さまー決めちゃえー♪」

呉の面々は勝利を確信していた

 

ズサササササ!!

凪「ハア、ハア、ハア、」

雪蓮の攻撃を何とか避けていた凪だったが、体力の限界が近づいていた

 

雪蓮「氣を溜める時間なんて作らせないわ」

コツコツと雪蓮がゆっくり確実に近づく

真桜「沙和!!隊長は!!」

沙和「まだなの!!」

真桜「だぁーーーーもうなにしてんねんあのオタンコナス!!」

沙和「凪ちゃん!!」

真桜達は、まだ来ない一刀に苛立ちと焦りを感じていた

 

雪蓮「うん?そう、そうゆう事・・・時間稼ぎね」

凪「ぐっ!?」

雪蓮「舐められたモノね、いいわ一瞬で終らせてあげる!!」

雪蓮の威圧感がさらに上がり、凪は完全に動けなくなってしまう

 

ブオン!!!

凪「ちっ!!」

雪蓮「遅い!!」

ドゴッ!!!

凪「ぐああああああ!?」

沙和・真桜「「凪!?!?(ちゃん)」」

南海覇王の一撃を紙一重で避けたが、その瞬間雪蓮の蹴りを食らう

凪「ぐっ!!うううっ」

雪蓮の蹴りを鳩尾(みぞおち)に食らっても、立ち上がろうとした凪の目線の先には、南海覇王を振り下ろす雪蓮の姿だった

バキッ!!

凪(た・・い・・ちょ・・う)

ドサ!!

魏全員「「「凪!?!?!?(ちゃん)(さん)」」」

祭「おい、今の音はまさか・・・」

思春「肩の骨が折れた・・・いや外れたのか!?」

亞莎・明命「「ええっ!?」」

南海覇王の一撃は、凪の肩に振り下ろされ、それと同時に鈍い音が響いた

 

雪蓮「終わりね・・・恨むんなら貴方を見捨てた御遣い君を恨みなさい・・・審判!!」

凪(ドクンドクンドクン!?!?!?)

審判「しょ、勝者孫さ・・・!?」

雪蓮「?」

雪蓮は会場の空気が変わった事に直ぐ気付いた

雪蓮「何?この空気」

雪蓮が振り返ると、倒れたはずの凪が立っていた

 

凪「ありがとうございます・・・雪蓮さま、おかげで震えが止まりました・・・」

雪蓮「あら、まだやるの?そんな肩で?」

凪「確かに外れていますでも・・・こうすれば」

凪が自分の肩に手を置くと、自分の肺の中の空気をすべて吐き出す

 

雪蓮「何?・・・まさか!?」

凪「ふっ!!!!」

グキッ!!!!

凪「ううううううううううっぐ!?!?!?!?」

その場に居る誰もが目を疑った、何と凪は外れた肩を押し戻して直したのである

雪蓮「う・・そ・・でしょ・・」

凪「私は・・・隊長に一度でも見捨てられたなんて思った事は、ありません・・・そして・・・」

凪が顔を上げるとその目には、強い光が灯っていた

凪「私はこれからも、隊長を・・・北郷一刀さまを守る剣(つるぎ)です」

その場居る誰もが息を呑んだ・・・そして感じた

彼女は英雄であると

雪蓮「いいわ・・・私の全力で貴方を倒してあげるわ!!楽進文謙!!!!」

凪「はい!!私も全力で貴方を倒します!!孫策伯符!!!!」

今始まろうとしていた英雄同士の武の限界と結う加速が

凪・雪蓮「「ハアアア!!!」」

ギン!!ギン!!ギン!!ギン!!ギン!!ギン!!ギン!!ギン!!ギン!!ギン!!ギン!!

ギン!!ギン!!ギン!!ギン!!ギン!!ギン!!ギン!!ギン!!ギン!!ギン!!ギン!!

お互いに駆け出し攻守の嵐が続いている

 

華琳「何が、起こっているの?」

春蘭「・・・」

霞・稟「「凪・・・」」

風・季衣・流琉「「「凪(ちゃん)(さん)」」」

真桜・沙和「「凪・・・(ちゃん)」」

魏の全員が、いやこの場にいる全員が瞬きを忘れて試合を見ていた

 

雪蓮「ハア!!!」

ブオン!!!!

凪「ふん!!」

雪蓮の剣をしゃがんで避けた凪は、雪蓮の鳩尾に氣を溜めた拳を打ち込む

ドゴオン!!!

雪蓮「ガハッ!!!」

ズサササササ!!!!!!!!!!!!

そのまま場外ギリギリまで吹き飛ばされる

 

凪「ハアハア、ぐうっ!!」

急に凪が自分の右肩を抑える

 

真桜「凪!!もう止め!!肩が一生使えんくなるで!!!!」

沙和「凪ちゃん!!!もう十分なの!!!」

凪「ハアハア」

しかし二人の声は凪には聞こえていない、凪の意識は雪蓮にだけ集中していた

雪蓮「お互いもう限界みたいね・・・」

凪「そうですね・・・終わりにしましょうか・・・」

雪蓮「それ・・・私が言ったセリフよ・・・」

二人ともフラフラで立っているのがやっとと結う、状態だった

 

呉全員「「「雪蓮(姉さま)(策殿)(さま)」」」

魏全員「「「凪(ちゃん)(さん)」」」

 

雪蓮「行くわよ!!凪!!」

凪「はい!!雪蓮さま!!」

お互い最後の力を振り絞り駆け出す・・・そして

ドゴーーーーン!!!!

 

激しい衝突により、砂煙が舞う

カン、カンカララン

祭「うん?これは!?南海覇王!?」

雪蓮の南海覇王が折れ、祭達の側に転がっていた

 

沙和・真桜「「凪(ちゃん)!!」」

砂煙が晴れていくとそこには、凪の姿が無かった

凪は衝撃に耐えられず、吹き飛ばされ宙を舞っていた

凪(すみません隊長、勝てませんでしたこんな私を許してください)

地面に落下しそうになっていた凪は、そんな事を考えていた

 

ドン!!

凪(あれ?痛くない何で?それに地面にしては、まだ浮いている感じだ)

凪が目を開けるとそこには

 

凪「あっ・・・・ああ・・・・」

一刀「凪・・・遅くなってゴメン・・・」

凪「隊長・・・」

凪は一刀に抱き抱えられていた

魏全員「「「一刀!!!!(北郷)(兄ちゃん)(兄さま)(お兄さん)(一刀殿)」」」

秋蘭「間に合ったようだな」

春蘭「秋蘭!?」

何時の間にか、秋蘭が華琳達の居る席の近くに立っていた

 

凪「隊長・・・信じてました・・・」

一刀「後は任せろ凪」

凪「はい・・・」

凪は涙を流しながら眠った

 

沙和・真桜「「隊長!!」」

一刀「真桜!!急いで凪を医療班のところに!!後沙和、右側の肩を重点的に直すように医療班に伝えろ!!大至急だ!!」

真桜「おう!!」

沙和「わかったの!!」

真桜と沙和は凪を担いで医療班のところに向かった

審判「第三試合は両者引き分け」

祭「策殿・・・残念でしたな」

雪蓮「いいのよ、久しぶりに熱くなれたし・・・祭頼んだわよ」

祭「うむ・・・しかし相手は北郷・・・これも宿命かのう」

明命「祭様がんばってください!!」

亞莎「大丈夫です!!祭様なら」

祭「うむ!!ワシの勝利で花を飾ろうぞ!!」

祭はそのまま舞台に向かった

 

一刀「凪・・・絶対勝つからな!!」

キラン!!

一刀「これは・・・閻王の欠片か?」

一刀はそれを拾うとズボンのポケットにしまう

 

一刀「凪・真桜・沙和が繋いでくれたチャンス・・・後は」

一刀が舞台のほうを見ると、腕を組み笑みを浮かべる祭が居た

一刀「俺だ!!」

一刀は舞台に立つと祭と向かい合う、今、一刀と祭の戦いが始まろうとしていた


 
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