<北郷一刀side>
この外史に来てから早一週間がたった。
みんなここに来た当初はみんな右往左往していたようだが、徐々に慣れてきたようだ。
無論慣れるまでかなり問題を巻き起こしていたが外部に迷惑が掛かっていない事は上々だと思う。
今回はこの一週間の話をしたいと思う。
突如光に巻き込まれた俺達はこの外史に飛ばされた。
理由はわかっていないが、貂蝉はなにか知っているようだったが、
「気にしちゃダメよんご主人様(ハート)」
などとのたまいやがったのでアッパーをかましてやった。
住居や金などの心配もあったが、卑弥呼曰く、
「心配はいらんすべて終わっておる」
なにがだ。
どうやら貂蝉達が先に動いていたようで、とりあえず貂蝉の案内に従って歩いていた。
懐かしい風景が流れているが、みんなにはやはり新鮮だったようで・・・
「なんだよ、あの鉄の塊は!?馬より早いぞ!!」(翠)
「なんだあの無駄に高い建物(ビル)は!?」(春蘭)
「いろんな意匠がいっぱいなの~」(沙和)
「これはこれは、はよう天界の酒を味わってみたい物じゃ」(祭)
「あっ、どうか~ん。ねぇ一刀酒家は何処?」(雪蓮)
「はわ!!はわわ!!」(はわわ軍師)
「あわわ・・・」(あわわ軍師)
「~~zzz」(いねむり軍師)
「お~ほほほほほっ、で、ここは何処ですの?」(駄名族)
など、反応は様々。
そんなこんなで住居に付いたのだが・・・
「って、でけぇぇぇぇぇぇ!!」
城の2/1くらいの大きさだった。
因みに学園の敷地外だったのはほっとしたが、非常に近いとこにあった。
<基本生活編>
住居としては破格の家を見てやりすぎだろうと思いつつ、内心では凄く感謝していた。
そして何気に電気のスイッチを付けたのだが・・・
「にゃ!?いきなり光が着いたのだ!!(鈴々)
「おお、これは面妖な」(星)
「これは、あちらで言う絡繰なんだがこの『スイッチ』を押すと電気の切り替えが出来るんだ。」
「絡繰なんか!!はぁ~すごいなぁ」(真桜)
「原理なんかは専門的だから説明出来ないけど、まあスイッチで明かりの点滅が出来ると覚えておいて。」
さて、なにから教えるか・・・
しかしでかいなリビングだけで何畳あるんだろうか。
「一刀、この箱みたいなのなに?」(地和)
「ん、これは『テレビ』と言ってね。一般的な娯楽だね。」
「へ、こんな箱でどうやって楽しむってのよ?」
「まあとりあえず見せてみるか。」
そう言って俺はリモコンを操作する。
ブォォン
「「「「「!?」」」」」
「な、箱の中に人が!?」(愛紗)
「えっ、なんなのこれ!?」(蒲公英)
「これは中に人がいるわけじゃないよ、まあ、奇妙だろうけどね。みんなで後で見てみようか。」
さて次は台所にでも行こうか。
<台所編>
「そしてここが厨房だな。」
「随分小さいんですね。」(亞莎)
その代り性能はいいんだけどね。
「さて、調理組はしっかり聞いておいて欲しい。この巨大な箱のような物が『冷蔵庫』と言う。」
そう言って開けて見せる。
「これは食品を保存する物でね、一番上の段が食品、二段目が氷、三段目が冷凍、下段が野菜ってな感じ。」
「保存期間が長くなるんですね。」(琉流)
「肉も魚もか…天の国は凄いわね。」(蓮華)
「で、これは『コンロ』火の付け方はこれ押すだけ。」
「こんな簡単に火がつくんですね。」(斗詩)
「魚を焼く時はこっちで火を付け、この下の所で焼く。」
「別々に火加減されるんですね。すごいです。」(月)
「それで水を出すなら『蛇口』を回すだけ、お湯はこっちね。」
「ふむ、これは便利だな。」(秋蘭)
「道具の使い方は、実際に作る時に教えるよ。」
次は風呂場かな。
「大きさは前と変わらないか。規格外だよな。」
プレハブ時代が懐かしいよ。
「蛇口の使い方はさっき教えたね。これは『シャワー』用の蛇口。こんな感じに水が出る。」
浴槽と言うよりは露天風呂のような感じである。
誰も居ない所にシャワーを向ける。
「次はこれだな。『ボディソープ』体を洗うための物。『シャンプー』髪を洗う物。『リンス』髪に艶を与えるための物。」
「ふむ、それぞれの役割があるのだな。まあ、色分けしてあるし分かるだろう。」(冥琳)
「あ、風呂は沸かせばいつでも入れるから。」
「「「「「「「「「「!?」」」」」」」」」」
凄く怖いです。
目がギンギラしてるもん。
「それから脱衣所だけど・・・」
そう言って脱衣所に回る。
「ここは服を脱ぐところだな。また洗濯するところでもある。」
そう言って洗濯機のところに行く。
「これが『洗濯機』洗剤と柔軟剤を入れてボタンを押す。」
「こんなに簡単に洗濯が終わるのですね。」(紫苑)
さてこんな所かな
テレビを見る時やたらみんなが寄ってきたり。
料理の際何度も手と手が触れ合ったり。
風呂に入っていたら襲撃されたりは余談である。
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萌将伝の世界から無印真√に展開したらと言った作品です。